ドキドキもせずPCR検査結果を待つ10分間
中山先生が細い綿棒のようなモノを持ち再登場
出た!
コロナ禍が始まって以来、テレビのニュース映像では何度も見てきた検査器具。
あれを鼻の奥深くまでつっこんで検体を摂る。
東京2020選手村活動の時は毎日のようにPCR検査を受けていたが、そちらは唾液をケースに入れるもの。
決められた時間までに提出し、陽性が判明した人だけに後日連絡がくる。
「連絡がくる」すなわち「活動終了」を意味するので、日々、戦々恐々としていた。
ボランティアでの五輪参加を夢見て、14年間活動してきたのに、たった1度の検査でその旅が終わってしまうなんて、とても受け容れられそうになかった。
結局、東京2020の2ヶ月間、一度も連絡はこなかったので、ずっと「陰性」だったということになる。
経験者によると、鼻の奥深くにつっこまれ「けっこう痛い」と聞くので、覚悟して身構える。
カテーテルを送るように先端が鼻の頂点に達し、逆側まで回り込んだあたりで検体を採取。反対の鼻からもう1度。
あれ?痛くない
どころか、鼻の奥がキレイになって気持ちいいくらいだ。
検査キットが改良されたのか、それとも先生が検査の名手なのか・・・
検体を取り終えると、先生は特になにも言わず診察室へ戻っていった。
果たして今日この場で結果が出るのか否かさえわからない。
ただ、さすがに結果はほしい。
それによって、心づもり、生活のしかた、今後のスケジュールも変わってくる。
この時は、どれだけ待てばいいのかもわからず、ただ時間を過ごしていた。特にドキドキもワクワクもせずに。
時間は未来から過去へ流れている
既に過去の事実は確定しており、今ここで心配する案件自体がない。
かつて人間ドックで使われたのであろう役目を終えた高額機器を眺めながら、10分経った頃、再び先生が現れた。
ここで「10分」と言えるのは、先生が撮らせてくれた写真に拠る情報でDenkaの検査キットに「10min」と書いてあったからだ。
中山医師の語り口は率直でかろやかだ。
言いにくいことでも、さらりと言ってのける
以前、マラソン練習中に風邪をひいた時には「マラソンしてると早死にするよ」と言われて笑った。
「知り合いもマラソンしてる人は早死にしてるし。だって、走ってる人見てご覧よ。いかにも不健康でしょ?」
確かに東京マラソンEXPOに行くと、赤銅色に日焼けした老人ランナーを多く見かけるが、確かに健康には見えない。
ただ、それを医師の立場であっけらかんと言うところがスゴイ。
そして今日も彼はあっさりと言った。
「コロナかかってたよ。インフルはないけど、ほらここ。写真撮る?」
| 固定リンク | 0
「心と体」カテゴリの記事
- 幸せになるヒント「自信がなくならないのが、私の最大の強みです」橋本環奈(2026.03.11)
- 視感透過率が異なるサングラス「2本持ち」が必須(2026.01.23)
- 細かい事が気になるのが悪いクセ 白内障手術後は「気になりどころ放題」(2026.01.22)
- "ぼんやり違和感"から"(復活)ドライアイ"へ主役交代(2025.11.26)
- 左眼の「ぼんやり違和感」は一進一退(2025.11.25)

