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2024年2月20日 (火)

V・ファーレン長崎サポーターだけの「なにを着ていくか」悩む特典

いよいよ、週末はJ2開幕戦
僕らは有志によるバスツアーで藤枝に乗り込む。
東京から藤枝MYFC戦を応援に行く

きっと今頃、現地入りする仲間たちは考えているだろう。

「なにを着ていこうか」

麻布のイカした店にA5ランク黒毛和牛を食べに行く会ではない。
ヘタしたら雨が降るかもしれない屋外の競技場で、サッカーを応援に往くのだ。
それでも今シーズンは、V・ファーレン長崎サポーターだけに「なにを着ていくか」悩む特典が付与された。

試合が始まる前に「長崎には3点あげます」と付与してくれるならば嬉しいが、こちらの特典には「ぶーぶー」言う人がいるかも知れない。
でも、少ないと想う。
なにせ長崎サポーターは、どんなことも楽しめる懐の深さを持っている。

アウェイゲームではホームチームの場内企画を、めいっぱい盛り上げる。
ホームのマスコットは呼び止めて接待する^^;)
電車で相手のサポーターが近くにいると話しかける(僕だけか)

こういうチームは珍しいと想う。
それは、僕自身も意外だった。故郷を離れた長崎出身者としての僕には、わが地元民は引っ込み思案と見えていたのだ。


V・ファーレン長崎サポーター以外の方は、なにを言っているかさっぱりわからないと想うので、一応説明しておこう。

2024年2月9日、シーズン開幕が半月後に迫ったタイミングで、V・ファーレン長崎は「ユニフォームが開幕に間に合わない」ことを発表した。
選手たちの分ではない。ファン・サポーターが購入して、応援の時に着ていくユニフォームだ。

サッカー・サポーターは思い思いのマーキング(背番号・名前の圧着)をしてユニフォームを注文する。球団は開幕戦に着ていけるよう納品する。
サポーターは当然のように信じており、疑う方が難しいだろう。

マーキングした場合、V・ファーレン長崎2024ユニフォームの納品は7月上旬。
7月14日の甲府戦(JITス)前あたりとなり、既に38試合中22試合が終了している。

V・ファーレン長崎は「おわび」的な対応として"代用品"を配る。
【A】 2024シーズン選手着用ユニフォームと同じデザインのコンフィットTシャツ
【B】 2018-2023シーズンのレプリカユニフォーム(GKユニ、平和ユニあり)

【B】の試合会場配布は3月の試合のみ 「関東アウェイ組」の場合、3月30日の栃木SC戦(カンセキ)


藤枝との開幕戦の時点では「代用品」はまだ無い。そこで冒頭の「なにを着ていこうか」につながる。

それぞれの拘り、主張が錯綜する。
親戚は「もう居なくなった選手のユニ着て大丈夫かな」と心配していた。
本来ならば、新シーズンのユニ一択であるところを、それぞれの想い入れで悩むことができる。

これは、Jリーグ史上初の出来事だろうし、V・ファーレン長崎は栄えあるフロントランナーということになる。
ぜひともメディア各社は、2月24日に藤枝総合運動公園に取材に来ていただきたい(来ないか^^;)
そこには、同じチームなのに多種多様なユニフォームを着たサポーターたちの「映える」光景が見られるだろう。


有志バスツアーの集合場所に集ってくる仲間たちが、それぞれどんな一家言をもって何を着てくるか楽しみだ。
いつもより話に花が咲くだろう。
休憩する高速のSAでは、一般の方たちが「なんか似たような色のバラバラの服を着た妙な集団」に目を留めるだろう。


「初心忘るべからず」は能楽師・世阿弥の著書「花鏡」にある言葉。
高田明しゃちょーが心酔している、あの世阿弥である。

僕はV・ファーレン長崎の応援を始めた2018年のユニフォームを着ていくことにした。
マーキングは「39」
チェキュベックではない。
クィーンで一番好きな曲、ブライアン・メイがつくった「'39」に因んでいる。
この番号を背負う選手はいないことを確認して注文し、チェが入団したのは、ユニフォームが届いた後だった。

長崎県の地図をあしらったデザインが好きだ。最近、壁に飾っているのだが長崎県の陸地(オレンジ)がミャクミャクに見えて仕方ない。
当時売られていた「ヴィヴィくんスクラッチワッペン」もちりばめている。
このワッペンは優れもので、洗濯しても剥がれない。あんなに早く市場から消えてしまうのならば、買い溜めとけばよかったと今も悔やんでいる。

思い思いのユニフォームを纏ったV・ファーレン長崎サポーターの皆さん
藤枝総合運動公園でお目にかかれるのを楽しみにしています。

今年もまた、ワクワク・どきどき(できればヒヤヒヤなし)の季節が始まる。



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