AWAYカンターレは現地遠征組のご褒美

山口県は幼少の頃を過ごした第2の故郷。
2018年、J1にあがった長崎の応援を始めた時、DAZNで「J2はレノファ」を応援していた。
当時のレノファは、小野瀬康介、オナイウ阿道、前貴之、高木大輔、菊池流帆、三幸秀稔（いずれもJ1へ個人昇格）を擁して首位を快走。
僕は翌年の「J1で長崎山口戦」を夢見ていたが、山口は夏のウィンドウで小野瀬がガンバ大阪に移籍した前後から調子を落とし、長崎はJ2降格。翌年からは「J2で長崎山口戦」が続いている。

レノファとの試合前はいつもの緊迫感が薄れ暖かい気持ちで待つことができる。
高速道路で関門橋を越えて往く遠征組が羨ましい。
いつか僕にとって第1と第2の故郷対戦を長崎のゴール裏で観たいと思う。

2024年3月17日（日）13:18
明治安田J2リーグ【4節】
レノファ山口 - V・ファーレン長崎
維新みらいふスタジアム

レノファはYBCルヴァンカップ1回戦で松本山雅に 3（PK3-4）3 敗れてから中3日
V長崎中7日
前節はルヴァンから中3日のV長崎が中7日の清水を破った。ただ先週との違いは長崎がルヴァンを勝って臨んだということだ。

＜スタメン＞
GK　原田岳
DF　飯尾竜太朗　新井一耀　田中隼人　米田隼也
MF　秋野央樹　加藤大　マテウス ジェズス
FW　増山朝陽　エジガル・ジュニオ　マルコス ギリェルメ
＜ベンチ＞
GK　若原智哉
MF　澤田崇　山田陸　笠柳翼　五月田星矢　瀬畠義成
FW　フアンマ・デルガド

マルコス今季初先発
松澤海人がベンチを外れた。
次節愛媛戦を中二日で控えており、その調整と推察する。

僕が「J2はレノファ」を応援していた2018シーズン当時もいたのは2人。
DF前貴之（一度移籍後復帰）はスタメン、MF池上丈二（プロキャリアはレノファのみ）はベンチに控えている。
山口県出身のMF河野孝汰もプロキャリアはレノファのみ。長崎戦で挙げたプロ初ゴールの切れ味と試合後霜田正浩監督の「（河野孝汰は）ボールも収まるし16歳とは思っていない」というコメントが忘れられない。

○2020年7月29日【8節】away 山口 1-2 V長崎
河野孝汰は当時高校2年生（特別指定）
前半33分 カウンターから右サイドを破り16歳11か月の河野孝汰がJ2最年少ゴール。この記録は2024年3月現在破られていない。

＜前半＞
0分 飯尾がスリップ　試合前の雨で芝が重い　リスク回避のためか原田岳は30分過ぎまでGKを一貫してロングキック
2分【山口】 河野孝汰が巻いてミドルわずか右　やられたかと想った
長崎は前からいっているが山口保持が続く。その潮目が25分過ぎから変わる

31分【V長崎】 米田隼也が競ったボールがこぼれマテウスが回収　ドリブルでエリアに侵入すると弾丸シュート　長崎先制!　おいおいおいおいこれが決まるのか^^;)
マテウスは今季リーグ戦初ゴール（初ゴールは2023【33節】HOME大分戦）

34分【V長崎】 マテウスのマイナスクロス 走り込んで秋野ミドルは大きく枠の上
37分【V長崎】 エジガルの落とし 秋野ミドルは大きく枠の上
「決めきれなければ、決められる」
嫌な予感が走るが前半はこのまま終了

＜後半＞
4分　加藤大を倒した相田にイエロー　好機を迎えていたので流して欲しかった
9分【山口】 前貴之のクロス相田の抑えたシュートは原田岳ナイスキャッチ

15分　エジガル→フアンマ・デルガド　秋野→山田陸
16分　池上丈二IN

後半はレノファの攻勢が続く　長崎は好守でしのぐ辛い我慢の時間　徐々に怖いシーンが増えている

29分　マテウス→澤田崇　加藤大→瀬畠義成
39分【V長崎】 後半唯一の決定機　敵陣で瀬畠が引っかけてマルコスがGK関と1対1　右に外す

44分　フアンマの進撃を止めた平瀬にイエロー
additional timeは5分
左上の時計が早く進むのを祈りながら見つめる
48分　マイボールの判定に抗議した笠柳翼にイエロー（試合後も憮然としていた）

よく走り上下動をさぼらず 1-0 で勝つのはやる方も見る方も辛いが、勝利の瞬間から世の中はバラ色に変わる。
DAZNはカンターレを映してくれなかったが、AWAYの地なのだからしかたない。HOMEサポーターからすれば、あれほど見たくないものはないからだ。
AWAYカンターレは現地遠征組のご褒美ということでいいと想う。

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