僕らは優しすぎるのでなく、長崎らしいサポーター
2024年3月30日(土)18:00
明治安田J2リーグ【7節】
栃木SC V・ファーレン長崎
カンセキスタジアムとちぎ
<スタメン>
GK 原田岳
DF モヨマルコム強志 新井一耀 田中隼人 米田隼也
MF 秋野央樹 加藤大 マテウス ジェズス
FW 増山朝陽 フアンマ・デルガド 笠柳翼
<ベンチ>
GK 若原智哉
DF
MF 澤田崇 山田陸 五月田星矢 瀬畠義成 松澤海人
FW エジガル・ジュニオ
モヨマルコム強志が公式戦初スタメン
前節につづいてマルコス ギリェルメがベンチを外れている
<前半>
15分【V長崎】 右CK マテウスが飛び込んでヘッド枠の上
27分【V長崎】 エリアすぐ前でFK マテウス巻いて狙うがわずかに左
栃木がプレスしないこともあり長崎は自陣から慌てず巧くボールをつなぐ。敵陣に入ってからも互いの位置取りがよくパスが通っている
栃木は定評通り裏一本のパスで攻めてきて怖い
このまま前半は0-0で行って欲しい
そう願っていた時、長崎に好機が生まれる
43分【V長崎】 笠柳翼のクロスをマテウスが軽くヘッドで当てて巧く右隅へ長崎先制!
<後半>
開始早々長崎に決定的好機
0分【V長崎】 カウンターマテウスが運び枠内ナイスシュート、だがGK丹野ナイスセーブ
11分【栃木】 裏一本に南野が追いつき原田の手に掛かって転びPK
これで振り出しかとも想いつつ強く祈っていると、割れるような歓声ではなくざわめきが聞こえた
なんと原田岳が南野のPKをキャッチしていた。すごいな原田岳
17分 フアンマ・デルガド→エジガル・ジュニオ 笠柳翼→松澤海人
まだフアンマには居て欲しかったが中3日で山形戦が控えている
18分【V長崎】 右CK エジガルが頭で合わせたが左クロスバー 跳ね返りにモヨが詰めたが左へ
40分 秋野央樹→山田陸
41分【V長崎】 エジガルが至近距離シュート クリアボールをモヨが流し込む またも左ポスト
「決めきれなければ、決められる」
一瞬心に不安の雪が積もる
44分【栃木】 ハーフウェイラインでマテウスが体を当てられてボールを失う
クロスが入る。僕らのゴール裏からは広く左側が空いているのが見える「危ない」
さすがに南野これは外さず楽々ゴールで同点
DFのクリアボールが南野への"砂糖をまぶしたパス"になる不運
情けない僕は一気にカラダの力が抜けた。バスツアー2年越しの勝利が・・・
だがゴール裏の応援は停まらない
場内に「ゴォォォォォォォォォル!」が鳴り響くより早く次のチャントを始める
もしもJリーグで「応援の気持ち切り替え選手権」が行われたら、V・ファーレン長崎サポーター応援チームが優勝するのではないか。
そう想うくらい早い、いつも早い、どんな状況でも速い。
46分 米田隼也→瀬畠義成 加藤大→五月田星矢
栃木SC 1-1 V・ファーレン長崎
選手たちがゴール裏に応援のお礼挨拶にやってくる。
一生懸命、しかもなかなか巧いこと戦った選手たちを叱責する者はいない。
数年前「優しすぎるサポーター」という言葉が定義されて以来、勝てなかった選手たちを??咤しないのは"優しすぎる"からよくないという意見を耳にする。
そんなことはない。
"長崎の選手らしくない"プレーや態度がない限り、選手たちがピッチで見せてくれたプレーはすべて僕らが応援すべき対象。
外国プロリーグの影響なのか、Jリーグでは当初から引き分け・負けた選手たちにブーイングするチームがあるようだが、僕らはそんなにステレオタイプではない。
応援している選手達が一生懸命やって、疲れているのに挨拶に来てくれるのだ。
激励以外の言葉はみつからない。
優しすぎるのでなく、長崎らしいサポーターなのだ。
栃木から帰った翌日の「NHKのど自慢」は宇都宮市からの放送だった。
宇都宮の紹介ではバスケが盛んな町としてブレックスだけが紹介された。そこに違和感を覚えつつも、次から次にゲストとそっくりに歌う営業部長、両親への感謝を伝える感動の歌、女子高生のちょっと反則じゃないかというダンスが繰り広げられて「栃木の人歌うまい人ばっかりかよ」とパソコン画面にツッコンだ。
「ヴェルカかぶとがに最終戦」の前には昨日の映像を見ておこうと思った時、正直なところ気が進まなかった。
やはり、終盤に暗転する試合というのは心にわだかまりが残ってしまうものだ。
次の試合に勝ってこのブルーな気分をぶっ飛ばしたい!
【お知らせ】4月27日 関東アウェイ戦第3戦 群馬-V・ファーレン長崎 非公式バスツアー(スタジアム直行)参加者募集中
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