QUEENの「評価が二分された時代」と「大衆に受け容れられた時代」の分岐点
I'm In Love With My Car A Night at the Opera
アルバムがそうであるようにロジャー作の曲をロジャーが歌う
さっきまで城門のようなステージセットだと想っていたステージ両脇の巨大モニターにステージが映し出されていて、ロジャーの顔をようやく大きく捉えることができた
キャブレターという単語を覚えたのはこの曲
♪four wheeled friends now!
のところを高い声で歌いきるのが、いつもこの曲の勝負処だった
(誰かと競うあるいは聴かせるわけじゃないけれど)
Bicycle Race Jazz
アダム・ランバートがバイクセットに乗って表れる
いやらしく腰を振るボーカリストがクィーンの舞台に立っているという現実を今受けとめて僕は笑った
後で想えば、この瞬間にアダムとブライアンとロジャーのショーを楽しむスイッチが入った
I Was Born To Love You Made In Heaven
日本では数多くのCMに使われている、クィーンとしては晩年のヒット曲
当初のファンであると公言が憚られた頃を過ぎ、大衆に受け容れられたクィーン-を象徴する曲
クィーンは「評価が二分された時代」「大衆に受け容れられた時代」に分かれている。
その境目にchapter point を打とうとした時、僕の中では2つの考え方がある。
1,「世界に捧ぐ」で「We are the champions」が世に出た時
2.1985年ウェンブリーでの「ライブエイド」
「評価が二分された時代」では、クィーンが好きというロックファンの友達はいなかった。
だからと言って誰かに虐げられたり、屋根裏の部屋で隠れて聴いたわけでもない。
クィーンのレコードを大きな音で聴き、それに合わせて全力で歌うことが幸せであり、クィーンを誰かに普及するつもりもなかった。
「大衆に受け容れられた時代」が訪れたのは意外だった。
「ジャズ」「ザ・ワークス」といったいくつかのアルバムの出来に失望し、もうダメかなと想っていたからだ。
僕が「三度の飯よりクィーンが好き」と公言するようになったのは、フレディがこの世を去った後のことだ。
そう言っても誰も眉をひそめない。
「誰それ」という人は居ないし「そうなんだ」とにっこり笑ってくれる。
大衆曲を抜群の出来で歌い上げたアダムを見てブライアンが笑っていた
I Want It All The Miracle
アルバム「ミラクル」の1曲として聴いても、あまり心に響いていなかったが、この壮大な舞台装置とクィーンの生演奏という特殊な環境に臨場すると、これがなかなか感動的
ブライアンの声は今も澄んでいる
できれば今日彼が「'39」を弾き語ってほしい
ここまで名古屋・大阪・札幌会場のセトリに「'39」が入っていないことは知っていたけれど
QUEEN THE RHAPSODY TOUR 2024年2月14日
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