additional timeは7分より長かったのか? 残り1分40秒 執念の同点ゴールで3週間の中断に入る
2024年7月14日(日)
明治安田J2リーグ【24節】
ヴァンフォーレ甲府 V・ファーレン長崎
JIT リサイクルインク スタジアム
<前半>
甲府 0-1 V長崎
<後半>
いきなり甲府のペースが上がる
長崎はサイドで長いボールを使い対応する
2分【甲府】 村上のゴールへ向かうクロス 秋野のヘッドクリアで向きが変わり若原はわずかに触ったが同点ゴール
それでも「失点から切替の速さ世界一の長崎サポーター」は応援を止めない
いつもは「上手いなぁ」と唸る長崎のダイレクトパスが今日は相手に渡ることが多い。この「らしくない」プレーが湿度によるものだということは、試合翌日に監督コメントを読んで類推した。
12分【V長崎】 前半30分にイエローをもらっている松澤海人→笠柳翼
13分【甲府】 逆サイドへのクロスにアダイウトンが果敢に頭を入れて折り返しウタカに逆転ゴールを決められる 甲府の気迫が勝る
17分【V長崎】 マテウス→名倉巧 エジガル→フアンマ
同点ゴールをめざすチームの切り札投入「たのむぞフアンマ」の声がかかる
25分【V長崎】 加藤大→山田陸 マルコス→澤田崇
25分【甲府】 ここでひとつ伏線が加わる。DF今津佑太が入ると長崎のゴール裏からブーイングが起きた。選手紹介の時に拍手した人とは違う人なのだろう。仲違いして出て行った訳でもないのにブーイングは馴染まない
34分【V長崎】 ゴールに迫る ボールが外に出た後フアンマが倒れている(アピールかなと心の声)誰かが言う
「負けとっとに倒れとるけん、ホントに痛かとやなか」
長い時間試合が止まった末、フアンマはピッチの外へ出る。長崎は「10人」で攻撃再開。この苦境に攻撃の柱を失い「1人少ない」こと、PKをもらえなかったことなど、お茶の間で観ていると腹が立っただろう。
だが、現場では何が起きているかよくわからない。とにかくプレーが始まったのだから今は応援
*映像で確認するとアフターで今津佑太が足の裏でフアンマのスネを削っていた。
この時間帯を見て僕はこう考えた
4日前、新潟を6-1で破ったインパクトメンバーが「底堅い戦い方」をみせている。
もういくしかないよと雑にボールを入れるギャンブルがない。
規律通り相手の隙を窺いパスを回す。そしてその技量はスタメンに劣らない。これこそが「チームの底上げ」の成果なのだろう。
カップ戦(ルヴァン・天皇杯)を勝つことに対して「リーグ戦に集中せんば」という意見もあると想うが、それは選手の体を心配するファン心理。
選手たちにすれば「負けてしまったオレたち」より「勝ち続けてるオレたち」のほうが士気が上がるはず。
additional timeは「7」の表示。甲府が巧妙に時間を使い時計を進める。52分を過ぎて鳥海が外にボールを蹴り出す「万事休すか」いや、まだ終わってない
53分【V長崎】 どんなふうにボールが遷移したかはわからないが、目の前のゴールの中をボールが転がっていることは明瞭に見える
「奇跡の同点ゴールだ」
喜びが爆発する。でも今夜はいつもの夜とは違う。ちょっと冷静さを失っている。いつものような「じゃハイタッチするよー」という感じではない。足下が揺らぎ時空がずれたような感覚のなか、ハイタッチ、ハグ、走り回る・・振り返ると澤田崇推しのしましまさんは涙ぐんでいた
■additional timeは7分より長かったのか?
帰宅後、映像を見ながらストップウォッチでAPT(実際にボールが動いている時間)を測ってみた
∇45+7(97:00)経過:4分16秒
∇同点ゴール(98:25):5分20秒(まだ1分40秒残っている)
∇試合終了:5分30秒
APTを適用していれば、試合時間はまだ1分30秒程度残っていたことになる。
甲府ゴール裏からは大ブーイングが起きる
JITスでの初カンターレは成らなかったが、僕らはそれ以上のものを目撃した。
→試合後選手挨拶(動画)
余韻に浸りながら帰り支度を進める。こんな時、シャトルバスへと急がずに済む「バスツアー」がありがたい。そこへ今津佑太がやってきた。
なにか喋りそうな雰囲気で、皆がしーんとして聞く。しーんとするとこんなにも声が通るものなのか
「フアンマをやったの僕です、すみません このへんを・・」
と言って蹴った部位を指さす^^)
相手が今津だったことは、この時初めて知ったのだが、僕は「正直でなんていいやつなんだ」と想った。
今津との接触でフアンマが傷む、シナリオが用意したネガティブな伏線は、カップ戦を勝ち続けたことで調子を上げた「インパクト強すぎるメンバー」たちが回収してみせた。
そこに今日の殊勲者 澤田崇が最後に挨拶にやってきた。
→澤田崇選手挨拶~語りなし^^;) (動画)
20:20
復路から乗車する仲間を加え「非公式バスツアー」はJITスの駐車場を出発。
バスツアーは「往復」参加だけでなく「往路」「復路」参加もできる。
昼間のうちは「リニア見学センター」を観たい^^;)という方は往路を公共交通機関で入り、復路だけバスツアーに乗車することもできる。
(甲府戦バスツアーの場合、往復5,000円 片道3,000円)
21:45
石川パーキングエリア【上り】で休憩
22:30
小仏トンネルの渋滞もなく、予定より30分早く新宿到着・解散
「今日はおめでとうございます・・でいいですよね」
山手線の車内で僕が話しかけると、V・ファーレンユニを着たお二人はにっこりと笑い「フアンマが心配です」と語っていた。
きっと、長崎の誰もがそう想っている。果たしてその動静がこの3週間のどこかで明かされるのか、水戸戦当日にメンバーを見て初めてわかるのか。
少しドキドキするけれど、選手たちの「執念のゴール」により僕らは心穏やかにこの3週間を過ごすことができる。とてもありがたい。
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