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2024年8月30日 (金)

経験がない「真夏の屋内ボランティア」の準備

大相撲城南大田場所のウェブページ「ボランティア募集について」の項目には「ボランティア応募者が多数の場合、実行委員会にて選考させていただきます」とあった。

巡業当日はチケットを買っているので、参加できるのは前日準備のみ。
「2日間通しでご参加いただけますと有難いですが、1日だけでも結構です。」と募集要項にあったので、前日準備のみ参加の旨を書いて応募。
待つこと3ヶ月、届いた知らせは「当選」だった。

あとで考えてみれば、ふつーは逆である。
前日準備に取組はないし力士も来ない(今回の前日は福島で巡業)
お客さんとの心の通い合いもない。ただ労働があるだけだ。
日頃ボランティアをしている「マラソン」などの競技でも競技当日の人気が高い。
ただ今回は「土俵づくり」がある。ほんのわずかな時間でも携わることができたら貴重な「体験」として記憶できる。
果たしてどんな役割に割り振られるのか? 当日を楽しみに待った。


2024年8月
夏巡業ボランティアの3週間前
これまで滅多に経験がない「真夏の屋内ボランティア」の準備に取りかかった。
真夏の屋内といえば「東京2020選手村」で経験があるが、あの時とは環境もやることも違う。
以前に携わった屋内会場設営では(節約のためか)空調が切られていて、しんどい想いをした経験がある。
いつものボランティア前とは違う緊迫感がある。


■「真夏の屋内ボランティア」の準備

①体力づくり
猛暑のなかウォーキングはムリなので、リズム体操・スクワットなど室内でできる範囲で体を動かす

②栄養管理
毎日の体組成計チェックでは体重ではなく「筋肉量」を重視。筋肉を落とさぬよう栄養を摂る

③備品
・氷冷ペーパー
・(水を浸して首に巻く)クールタオル
・冷えピタ
結論→準備会場はしっかり空調で冷却されており、これらは使わずに済んだ。

④装備
・体育館シューズ
・東京2020ウエストバッグ
・軍手
結論→ウエストバッグはセルフケア用品、給水(300ML)ボトルを取り出すのに好適

⑤服装
・asicsジャポニズムグラフィックポロシャツ
 襟付きで肌触りがよく夏場の外出に重宝する
・東京2020灰パン
 asicsがボランティア用に開発しただけあって機能的に最高のボランティアウエア(今回ほかにも数人の方が履いていた)
「灰パン」は僕がつけた愛称。灰パンを履いていると「五輪ボランティアされたのですね(FA=Function Area は)どこでしたか?」という話題で1分くらい会話ができる^^)

⑥補給
・OS-1 500ML×1
・300ML×1
いずれも前夜から冷凍庫で冷やした
結論→館内は汗を掻かぬ程度に空調が効いていたが、消費カロリーは大きく、ちょうどこの量を飲みきった。


2024年8月22日
令和6年夏巡業城南大田場所前日

蒲田の朝はまだ動き出していない。
夜は賑わう駅前の通りも人影はまばら。
それでも、横断歩道を渡り日本工学院アリーナが近づくと「もう全員揃ってるんじゃないか」と想うほどの集団が形成されていた。
日頃のスポーツボランティアで、これだけ早く参加者が揃っているのは見たことがない。

次回【最終話】

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