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2024年8月10日 (土)

原爆炸裂から79年 長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典

2024年8月9日
10:40
エアコンがきいた居間のテレビでNHKをつける
画面には高校野球が映っている
あれ?式典の中継があったはずだが・・
既に録画予約もしてあるので間違いないはず

10:45
高校野球はEテレに移りNHKGの画面は平和祈念像に替わった
2023年は台風6号接近のため出島メッセで開催されたので、2年ぶりに会場が平和祈念像前に戻った。


■平和祈念像
長崎の原爆に因み、永遠の平和を祈る像
A statue praying for eternal peace after the atomic bomb in Nagasaki

この巨大な像は当初計画よりかなり大きく、島原出身の彫像家 北村西望が自ら編み出した「石膏直付け法」で作られた。
8月9日には平和祈念像の前で長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典が行われる。

北村西望さんがこの見事な像を造ってくれたから、人々は厳かな気持ちでここに集うことができる。僕はこの地で平和を祈ることができる。

天を指す右手は「原爆の脅威」
横に伸ばした左手は「平和」
を表しているということは、子どもの頃に知った。

8月9日は児童の夏休み期間中だが、長崎県では登校日。子どもたちは平和について考える。
現代はどうなっているか知らないが、当時は教諭の講義を聞くだけで児童どうしで話し合ったという記憶はない。忘れただけかも知れない。
初めの頃は「登校日で夏休みが1日減る」くらいにしか想っていなかった。


「長崎の原爆」が自分事になったのは家族・親戚で長崎市を訪れて、原爆資料館の展示に接した時だ。
原爆の閃光で木材に焼き付いた人の影、人に突き刺さったというガラス(当時の記憶ママ)
テレビの中に出てくるオカルトではない現実としてあまりに怖すぎた。
すぐに平和活動はしなくても、見て見ぬ振りをすることはまずいと想った。この現実を知らずに生きていくのは危うい。この現実に則した立場にたとうと想った。
もちろん小学生の頃、そんな小難しい言葉を自ら定義したわけではなく、漠然と現実を知っただけだったが、それは衒い(てらい)もなく「平和を祈る」と言える今に続いている。


核兵器の怖さを知るために、長崎や広島を訪れて原爆の実態に触れることが推奨されている。
「被爆地に行ってなんになるか」は人それぞれ。
僕も子どもの頃「原爆の実態を学びたい」と想って長崎に行ったのではない。
両親と親戚が「そうだ長崎(市内)行こう」と言ったからだ。
(おじさんは長崎市内に居て被爆した)
目的や目標があったのではなく、そこに「機会」があった。


NHK画面には映画「オッペンハイマー」を観た被爆者の朝長万左男医師(81歳)の話しが流れる
「原爆作成という歴史的な事象を ひとりの人間の苦しみとして描ききって これをアメリカ自体の大きな問題だと課題だというとこまで見せたというのはすごいんじゃないかと思う」
(NHK映像より)


式典の司会は長崎市内の異なる学校から女性高校生2人
この日のために一生懸命準備をしただろう。
大きな貴重な体験ができたことに「おめでとう」を言う。


今年の式典には過去最多となる100の国と地域から来賓が参列。
イスラエル駐日大使を招待しなかったことに拠り、アメリカ、イギリス、フランス、カナダの駐日大使が参列を見合わせている。

式典の冒頭、過去1年間に死亡した被爆者の名簿が石室に納められる。今年新たに書き加えられたのは3,200人。これまでの合計は 198,785人。


11:02
原爆が炸裂した時刻に長崎の鐘が鳴らされて1分間の黙祷
実況アナウンサーはなにも話さない
黙祷を捧げていると、LINEの通知が鳴った
誰だろう?誰もが原爆炸裂時間を知っているわけではないから仕方ない
来年からは「スマホの通知を切る」ようにしよう

誰だったかな?
式典を終えて送信主をみると長崎ゆかりのお店からだった。
メッセージでは「原爆投下から79年」に触れているので、その時刻での情報発信を意図したのだろう。

その時刻にメッセージを発信したいと想う人
長崎、平和に思いを寄せる人が黙祷している時間だから少し前後にずらせばいいのにと想う人(自分)
考えには個人差がある。

日中、日本で多くの人が黙祷を捧げる日付・時刻は限られている。
広島の原爆、長崎の原爆、終戦の日、阪神淡路大震災、東日本大震災など
事業活動をするならば、それらの時間ぴたりを外したほうがいいと僕は想う。考えには個人差がある。

つづく

世界平和を実現

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