大相撲巡業 土俵作り ボランティア経験談(詳細?)
2024年8月22日
令和6年夏巡業城南大田場所前日
集合時間より15分ほど早く集合場所に着いたが、既に大半の人は集まっている。予定より早めに出欠確認が行われて、いよいよ館内へと入っていく。
さて、ここから経験した土俵づくりボランティアを詳しく・・
と言いたいところだが、応募時の注意事項には次のようにあった。
(以下引用)
・ボランティアスタッフとして業務上知り得たことを、個人 HP やブログ、掲示板、Twitter、SNS 等に書き込むことは一切禁止となります。
(引用おわり)
"スポーツボランティア界"の情報発信対応は 一切禁止>制限付き許可>言及なし(制限なし)まで主宰者により様々。
「東京2020選手村」活動の時は、情報発信にくわえ活動中の写真撮影も禁止だった。
人気の高さ(やりたい人の多さ)と情報発信制限は比例関係にある。
僕が知る限り、年次開催イベントで応募者が定員を超える「抽選大会」は東京マラソンのみ。
担い手不足に泣いている大会では、細かいルールの言及がないことが多い。
コロナ禍以降、スポーツ大会では「する」側の参加者が減っている。
「支える」ボランティアは「ラグビーW杯」「東京2020」「ワールドマスターズゲームズ」と続く"黄金の三年"が「スポーツボランティアを文化にする」ビッグチャンスだったのだが、僕の肌感覚として担い手は増えていないと想う。
今回のように"一切禁止"の文言に「個人HPやブログ」を例示するケースは珍しい。
「個人HP」は2000年代前半 「ブログ」は2005年頃から流行していた媒体で、2024年の今「下火」といえる。
これはその両方をやっている僕の(数値に裏打ちされた)実感だ。この2つを例示に加えてくれたことは(自分が規制される側でありながらも)嬉しかった。
もしも誰かが仕事内容をネットに書けば、将来「大相撲ボランティアなんて面白そう、やってみたい!」と想った人にとっては"ネタバレ"になる。
初めての人は、今回の僕がそうであったように「土俵ってどうやって作るんだろう?」というところにワクワクする。
発信者の反響獲得のために内情が表に出ることなく、内実が謎めいているのはよいことだ。
さてここからは主宰者の意向に沿い「ボランティアスタッフとして業務上知り得たこと」を除いて、何が書けるかを試してみたい。
(事前資料で公開されていた内容)
・会場内の養生作業、マス切り作業、座布団並べなど
・土俵造り作業土俵の土運搬、土の形成など (力作業)
土を運ぶのは土木アルバイト(大学在学時)以来(一輪車を倒して、よく怒られた^^;)
今回はスタッフの方の的確なアドバイスもあり、ミスなく乗り切ることができた。
土を運びながら「こんなに体力がないのか」と自分を責めたが、美味しい仕出し弁当をいただいた午後からは力が出た。
サラリーマンでSEをやっていた頃、質より量の仕事を「力仕事」と呼んでいたが「あれ?今日は力が出ないな」ということはなかった。こうした物理的な「力仕事」には朝ご飯が必要だったらしい。
「いつも巡業のボランティアをされているんですか?」
休憩で隣りに座ったサトウさん(仮名)に話しかけたところ、気さくに応じていただき話が弾んだ。
サトウさんは大相撲ファンで本場所から巡業まで足を運んでいるが、ボランティアは初めてという。
巡業についていろいろと教えてもらい、それが翌日の観覧には大変役立った。
・座椅子はレンタルあり(当日1,000円で借りた)
・サインをもらうには色紙と筆記具持参
・力士との写真の撮り方
僕が「若元春贔屓」と言うとスマホから巡業で撮った若元春関の写真を探して送ってくれた。若元春はとても人柄がよさそうな青年だった^^)
準備活動の終わりには、参加者全員で"ある儀式"を行った。
長年スポーツボランティアをしてきて、こうした格式に則った儀式に参加するのは初めて。とても特別な経験になった。
たいていの場合「儀式」は主宰者と来賓でやるもの。主宰者は来賓に粗相がないよう集中している。ボランティアが参列することはない。
8月23日(金)9:00-15:00
令和6年夏巡業城南大田場所開催
昭和の時代に「プロ野球を10倍楽しく見る方法」という本(江本孟紀著)が人気を博したが、サトウさん情報により「夏巡業を2倍以上楽しく見る」ことができた。
大相撲通のサトウさんが「次は来年×月に大田区総合体育館*で城南大田場所が開催される」と教えてくれた。
「土俵ってどうやって作るんだろう」というワクワクはもうないけれど、来年もボランティア+観覧で参戦したい。
次こそ若元春関に「佐野元春は好きですか?」と聞いてみたい(笑)
*大田区総合体育館は特定天井その他工事のため2024年4月1日→12月27日の期間使用停止。そのため今回は日本工学院アリーナ開催だったものと推察する。
大田区総合体育館がホームコートのB.LEAGUE|B3クラブ「アースフレンズ東京Z」は、開幕からのホーム8試合を秦野市総合体育館(神奈川)浦和駒場体育館(埼玉)世田谷区総合運動場体育館(東京)で行い、12月28日の山口戦から大田区総合体育館に戻ってくる。
「力仕事」の当日、左足だけが痛くなった
***の作業で軸足に負担がかかったのだろう
翌日には痛みは右足にも広がり、さらに翌々日には歩くのが難儀だったが、その翌日にはすっかり治った。
あの日以来、体組成計で計測すると「筋肉量」が増え「体脂肪率」が下がっている。健康に生きるため人は「力仕事」が必要だ。
(おわり)
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