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2024年8月 6日 (火)

柔道混合団体 ルーレットが回って僕の目が点になった

透明なボックスに札を入れて引くのであれば公平性がある
なんと、まさかのデジタルルーレット
こんな、不透明なことが五輪で起きるなんて・・・


パリ五輪「柔道混合団体」決勝 フランス - 日本
3勝3敗で代表戦にもつれこみ、その代表の決定は「抽選」
ルーレットが回り始めた時、僕の目は点になった。

ルーレットはフィッシング詐欺画面で使われているような射幸心を煽るもの。
女子の57kg級、70kg級、70kg超級、男子の73kg級、90kg級、90kg超級 6つの選択肢が行ったり来たりする。
詐欺においては「iPAD」「iMAC」「iPhone」「はずれ」のような選択肢が回り「はずれ」に止まりかけておいて「iPhone」に止まり、画面がCongratulationと行幸を煽る


「柔道混合団体」は東京2020で初めて採用され、2大会連続でフランスが「金」日本が「銀」
柔道人口が日本の4倍と報じられる「柔道大国」フランスに「お家芸」の日本が苦杯を喫している。

■「柔道混合団体」東京2020の決勝
1勝4敗となり5試合で終了。
対戦順は"無作為"で決まるため、6番めに控えていた"日本の柱"73kg級連覇の大野将平は畳に上がれなかった。
"無作為"抽選による代表戦もなし。


3勝3敗となった場合"無作為"に選ばれた階級の選手同士による代表戦を行う。それは誰の目から見ても"無作為"でなければならない。
かつてNPBドラフト会議で抽選箱が透明ではなかった年に巨人長嶋監督が松井秀喜を引き当て「当たりくじが箱の裏に貼ってあったのでは」という風評が起きた(事実とは反する)ことがあった。

五輪において金メダルの行方(決勝)に「抽選」が介在するのは誤解を生じやすい。
無作為の抽選がプログラマー以外は介在できないデジタルルーレットでは疑念が拭えない。特に開催国が勝者だった場合。


■なぜ偶数なのか?
そもそも「抽選」が介在する元凶は本戦の対戦数が偶数のため。
競技は男女3人ずつの6人制で行われている。
これは、男女機会均等の配慮なのか。
「抽選」を介在させないための解決策は本戦を奇数にすることだ。
それができないならば、本戦6戦をポイント制にして本戦決着を目指せば良い。
【例】
「1本」 勝ち点3
「技あり」勝ち点2
「指導3つ」勝ち点1


■抽選の透明化
競技方法が変えられないならば"無作為"の決め方を変えなければならない。
・アクリル(透明)の箱を用意
・6階級のクジを両チーム選手で確認のうえ箱に入れる
・(手元が見えないようにして)審判が箱から1枚を引く


デジタルルーレットが「90kg超級」で止まり、代表が「フランスの英雄」テディ・リネールに決まった時、場内は勝利が決まったかのような大歓声に包まれた。
フランスの人達には団体二連覇を達成したという歓喜の記憶だけが残るだろう。

日本には「李下に冠を正さず」という諺がある。
*他人の嫌疑を受けやすい行為は避けるようにせよの意~広辞苑第七版
僕らは正々道々、誰からも後ろ指を指されない道を進みたい。

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