サッカーで残り試合と順位逆転の相関を表す造語 「逆転閾値」
「順位を逆転するには勝ち点差と同じ試合数が必要と言われている」
サッカーファンのあなたなら聞いたことがあるかも知れない。
シーズンの残り試合が少なくなってきた時、応援するチームは上位に追いつけるのか、今の順位を守れるのか。
そんな時に語られるのがこの通説。
「1試合につき1点」といわれ、次のように使われる。
・勝ち点10点差を逆転するには10試合が必要
・残り6試合で勝ち点差10を逆転するのは難しい
僕はかねてから、この通説に違和感があった。
だったら通説を無視すればいいのだが、シーズン終盤になり応援するチームの行方を妄想する時、J1昇格プレーオフを見据えて飛行機やホテルをとる時の目安として、1つの基準を立てるのは理に叶っている。
「順位を逆転するには勝ち点差と同じ試合数が必要」
22文字もある^^)
言いづらい。そもそも本当に「1試合につき1点」なのか。
そこで、しらべるでは「逆転閾値」という言葉を造った。
■逆転閾値
サッカーリーグ戦で順位逆転と残り試合の相関を表す閾値
閾値【しきいち】とは、ある反応が起こる境界の数値
本来、反応を起こすために加えるエネルギーの値をいうが、これが転じて以下のように使われる。
【例】
・在庫管理システムで追加発注を促す在庫の下限値
残数が300となったら「在庫僅少」のアラートを出す
・警報システムで警報を発報する設定値
室温30度、湿度60%を超えたらアラートを出す
「逆転閾値」を使う場合、通説における「1試合1点」だけでなく「1試合1.5」のように閾値を変えて考える。
★逆転閾値表【例】
表の見方
・残り試合6で逆転閾値1.25とした場合、8点差は安全圏
【用例】
・逆転閾値1.5とした場合、残り6試合で9差は安全圏
・残り試合6の時点で8差は閾値1.5とみた場合、安全圏とは言えない
「逆転閾値」それぞれの数値がもつ意味合いは、残り試合6の場合次のとおり。
[1.0] 上位チームが2勝4敗または6分け(平均ポイント1.0) 下位チームが3勝3分(平均ポイント2.0)で詰まる差
[1.5] 上位チームが3勝3敗(平均ポイント1.5) 下位チームが6勝(平均ポイント3.0)で詰まる差
こうしてみると通説の「1試合1点」は現実的なライン
「逆転閾値」を1.5とすると割かし難しそうなライン
★「逆転閾値表」はエクセルで作っている。
残り試合が減る度に「残り試合5で8点差は閾値1.5に相当する。確率が高まったな」というように考え、次なる行動計画の基準としていきたい。
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