長崎スタジアムシティができるまでの振り返り【2019年~2021年】
ピース旅日記【2話】
幸町工場跡地開発の選定を受けてから1年が経ち、2019年にはいると「長崎スタジアムシティ」構想の概要が見えてくる。
6月には初めてB.LEAGUEチーム(後に「長崎ヴェルカ」と命名される )の取組が明かされた。
<2019年>
2019年3月末
三菱日立パワーシステムズ長崎工場工場が幸町から移転
2019年6月1日
リージョナルクリエーション長崎(髙田旭人社長)設立
2019年6月11日
長崎スタジアムシティ構想発表会
髙田旭人社長は収容人員想定を「25,000~27,000人」と述べた
髙田旭人社長は収容人員想定を「25,000~27,000人」と述べた
■仕様
・サッカー専用スタジアム
・国際フレンドリーマッチ基準
・J1クラブライセンス基準
このイベントでは、髙田旭人CEOが公の場で初めて「B.LEAGUE参入を視野に入れている」ことに言及した。
V・ファーレンは応援しているがB.LEAGUEに疎かった僕は、それがどのようなことかよくわからなかったが、スゴイことをやろうとしていることだけは伝わった。
<2020年>
スポーツ庁と経済産業省が連携して「スタジアム・アリーナ改革」の取組を始める。
まちづくりや地域活性化の核となるスタジアム・アリーナの実現をめざす。
改革のモデルとなる「多様な世代が集う交流拠点としてのスタジアム・アリーナ」を2025年までに20拠点実現することを目標とした。
選定された施設には重点的なサポートが提供される。
■令和二(2020)年度選定:多様な世代が集う交流拠点としてのスタジアム・アリーナ
・「運営・管理段階」又は「設計・建設段階」の施設
1.ES CON FIELD HOKKAIDO【北海道北広島市】
2.FLAT HACHINOHE【青森県八戸市】
3.横浜文化体育館再整備事業【神奈川県横浜市】
4.桜スタジアム【大阪府大阪市】
5.東大阪市花園ラグビー場【大阪府東大阪市】
6.ノエビアスタジアム神戸【兵庫県神戸市】
7.FC今治新スタジアム【愛媛県今治市】
8.ミクニワールドスタジアム北九州【福岡県北九州市】
9.SAGAアリーナ【佐賀県佐賀市】
・「構想・計画段階」の施設
1.アイシンアリーナ(仮称)【愛知県安城市】
2.長崎スタジアムシティプロジェクト【長崎県長崎市】
※参考文献:スポーツ庁のウェブページ
選定された施設の大半は「公設民営」 公共による資金で建設し民間が運営する。
一方、長崎スタジアムシティプロジェクトは髙田旭人社長によるもので「民設民営」と呼ばれる。
2020年当時、歴代のV・ファーレン長崎髙田明社長、髙田春奈社長は、この構想を見守る立場をとっており、プロジェクトのイベントには登場していない。
<2021年>
2021年6月18日
閣議決定
「多様な世代が集う交流拠点としてのスタジアム・アリーナ」を選定するための公募を開始
2021年9月7日
構想段階としての"プロジェクト"の文言が外れ「長崎スタジアムシティ」として「多様な世代が集う交流拠点としてのスタジアム・アリーナ」に選定される
<2022年>
2022年6月29日
長崎スタジアムシティ起工式
「ピースタのこけら落とし試合に参戦したい!」
長崎スタジアムシティ着工の知らせを聞き、それまで漠然としていた希望が目標に替わった。
つづく
ハピアリ・ピースタこけら落としに参戦するピース旅日記(もくじ)
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