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2024年10月19日 (土)

7分でわかる横浜マラソンの歴史(2024年版)

2024年10月27日(日)
今年も横浜市内の名所と首都高を走る市民マラソン「横浜マラソン2024」が開催される。
その日、横浜に出かけようと想っている方は、ランナーを見かけたらぜひ「がんばれ」と声援を送っていただきたい。
大会ウエアを着たボランティアを見かけたら「おつかれさま」と声をかけていただければ「やってよかった。来年もまたやろう」と励みになる^^)
 
 
横浜マラソンは2015年から始まった42.195kmの大会(以下マラソン)
2007年に始まった大「東京マラソン」が大成功を収めたのをきっかけとして、全国の政令市で始まった市民マラソンの一つ。
横浜マラソンの取り組みは他にはないものが多く、コースの特性上ハプニングや歴代の変更も多い。
 
 
■横浜マラソン2015
2015年3月15日開催
制限時間6時間
参加費15,000円は第1回大会としては史上最高額だった。
 
当時のマラソンは価格協定でもあるかのごとく「東京マラソン」の10,000円を超えるものはなくヨコ並びだった。
それを「横浜マラソン」がいきなり大きくぶち破った。
一般の方からすれば「1万円もするの?」という時代に、15,000円と言われた時はまさに「ぶち破る」という表現がぴったりだった。
 
当然ランナーの間では「走りたいけど高すぎる」という声が聞かれた。それでも応募者が定員を超え「抽選」となり、以後すべての大会がそうなっている。
 
第1回開催後、コースが規定(42.195km)に対して距離不足だったこと、タイムは非公認となることが発表された。
マラソンコースの事前計測は専用自転車で行う。横浜マラソンはコース中盤の首都高横浜線に予め自転車が入れず、当日道路封鎖後に計測したところ距離不足が判明した。
 
 
■横浜マラソン2016
2016年3月13日開催
参加費15,000円
 
横浜マラソンは「第2回」といった回数表記をしておらず、西暦年で表記される。
2015年大会前の時点で「スタート直後の道幅が狭く危険」であることが指摘されており、この大会からスタート地点がみなとみらい大橋に変更された。
 
 
■横浜マラソン2017
2017年10月29日(中止)
 
この大会から3月から10月開催に移動。前回大会から1年7ヶ月の間隔が空いていたが台風接近のため中止。当時、台風による中止は珍しかった。コースの一定部分(10km程度)を占める首都高横浜線が海辺の風を受けやすい場所にあるためと思われる。
 
■横浜マラソン2018
2018年10月28日開催
制限時間が6時間30分に延ばされた
参加費15,000円
 
中止のために前回走れなかったランナーに優先エントリー権が付与された。
定員28,000人は大会史上最多
 
 
■横浜マラソン2019
2019年11月10日
11月第2週に移動
参加費15,000円
定員26,920人
 
初めて女性ランナー優先枠(10,000人)を設けた。
マラソン大会出場者は男性比率がかなり高い。それだけ競技人口が偏っているのだ。
女性限定マラソン「名古屋ウィメンズマラソン」と同日開催のマラソンが"ほぼ男子マラソン"になってしまったこともあった。女性ランナー比率を上げるための賢明な策である
 
 
■横浜マラソン2020
2020年11月1日 中止
参加費15,000円
 
コロナ禍により、同年2月下旬からすべての大会が中止・延期となっていた。
エントリー受付は行ったが当選者を発表することなく、5月8日に中止が発表された。
 
 
■横浜マラソン2021
2021年10月31日 中止
10月最終週開催に戻る
参加費23,000円 *8,000円値上げ
定員20,000人
 
ランナー間の距離確保に鑑みて定員を抑えたことにより大幅に値上げされた。
スタートをパシフィコ横浜に変更(結果としてパシフィコスタートは1度も行われていない)
スタート直後の密集を避けるため、ブロック別時間差スタートに変更。オンラインマラソンを併催。
万全のコロナ禍対策を打っていたが、コロナ禍はおさまっておらず 7月30日に中止が発表された。
 
 
■横浜マラソン2022
2022年10月30日
参加費:20,000円 *3,000円値下げ
定員:23,000人
 
定員を若干戻した(増やした)ことにより、マラソンとしては珍しく参加費が値下げされた。
スタートをみなとみらい大橋から横浜ランドマークタワー前に変更。
スタート方式を変更。走力順にスタート待機ブロックを設定し、待機ブロック毎に時間をずらすウェーブスタートが採られた。
コースに占める首都高部分が増えて「16km」程度と過去最長になった。この距離は2024年大会も変わっていない。
中止となった2021年大会で打ち出されていたコロナ対応を踏襲し、コロナ禍以降では初めて行われた。沿道の応援は解禁されたが、声出しは禁止された。
エイドでの密集を回避するため、ナンバーカードを6色で色分け、給水テーブルを分けた(参加賞Tシャツの色と連動)
 
 
■横浜マラソン2023
2023年10月29日
参加費:20,000円 *前年と同じ
定員:24,500人
ふるさと納税枠が設けられた(100人 寄付額12万円以上)
 
3年ぶりに「ラッキー給食」が復活。
密集を防ぐため、前年は給水テーブルを参加賞Tシャツ色と連動して6つに分けていたが、今回は(ナンバーカードに記された)グー・チョキ・パーと連動して3つに分けた。
ランナー受付では初めて「WEB受付」を行った。
出色の目玉は全国初の「ペアリレー」競技。磯子スポーツセンター前で中継して2人で42.195kmの襷をつなぐ競技は150組(300人)の定員が埋まった。
 
つづく

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