J.LEAGUEクラブが「世界一をゴールに設定」できる大会が2025年から始まる
2025年、しらべるで注目して追っかけていくできごとをリストして、ちょっとだけ説明する第4回。
【6月】
■拡大クラブワールドカップ始まる
2025/6/15-7/13
FIFAクラブワールドカップ2025(Mundial de Clubes FIFA 25)が米国で開催される。
源流はUEFA CLと南米リベルタドーレスカップの勝者が(中立地の)日本で対戦していたトヨタカップで1981年から2004年まで行われた。
2005年からクラブワールドチャンピオンシップ(CWC)が始まった(2006年よりクラブワールドカップに改称)
今回より参加枠を拡大。2021年~2024年の各大陸クラブ選手権の優勝チームとFIFAクラブランキング上位の「32」チームが出場する。
日本(J.LEAGUE)からは浦和レッズ(2022年ACL優勝)が参加する。当該期間のJ.LEAGUE 浦和レッズ戦は別日程で行われる。
J.LEAGUEが始まった当時、真っ赤な三菱のクルマに乗っていた僕は、浦和レッズ(レッドダイアモンズ)のスリーダイヤモンドマークに惹かれ「レッズファンになろう」と心に誓ったが、名古屋に住んでいたので一時保留したことを今思いだした。
6月のCWCは期間限定で、ひっそり(←ここ重要)レッズファンになろう想う。
□トヨタカップ(インターコンチネンタルカップ)
欧州と南米のクラブ選手権優勝チームが1試合のみでクラブチーム世界一を決める試合。トヨタがスポンサーとなり日本で開催されていた。
1981年 第1回開催
2004年2004年12月12日 最終回開催 横浜国際競技場
欧州代表のFCポルト(ポルトガル)が南米代表オンセ・カルダス(コロンビア)に勝利
トヨタカップ通算対戦成績:欧州13勝、南米12勝
□CWCの歴史
クラブワールドカップは従前のトヨタカップに代わる大会
2005年(日本開催)
「FIFAクラブワールドチャンピオンシップ」が始まった。
引きつづきトヨタ自動車が冠スポンサーとなり日本で開催された。
この年、長崎のプロサッカークラブ「V・ファーレン長崎」が創設された。
2006年
クラブワールドカップに改称
決勝はデコ、ロナウジーニョ、シャビ、エトー(イニエスタはサブ)らを擁するFCバルセロナとインテルナシオナルが対戦。
当時デコファンクラブを主宰していた僕は、デコ仲間と連絡を取り合いながら、空港・宿泊ホテル・練習場・ソシオ公開練習・試合といった機会を追っかけていた。
インテルの守備は、日本では松田浩が第一人者でV・ファーレン長崎でも採用している「ゾーンディフェンス」これでバルサを完封したインテルがカウンターの1点で勝利した。
フランク・ライカールト監督はベンチから「下がるな」「もっとラインを上げろ」と指示を送り、DFのプジョルはベンチのライカに向かって「そんな殺生なぁ」という泣きを入れるがライカは耳を貸さない。そして後半37分、バルサDFラインの裏に入れられた浮き球をアドリアーノに決められて失点。インテルがゴールに迫ったのは、この1度きりだった。
翌朝の報知新聞にイビチャ・オシム(当時日本代表監督)は「一方のチームはサッカーを生業と捉えていた。一方のチームは見世物だと思っていた。価値観の違いだ」と手記を寄せた。
2007年
5,6位決定戦が廃止された(2008年は復活)
過去2大会、J.LEAGUEファンの関心が低かったためホスト出場枠を新設。(J1 2007年優勝)浦和レッズが出場。1回戦でセパハン(オセアニア代表)に勝利。Semi Final(ベスト4)でACミランと対戦した(0-1で敗退)
大会3度めで初めて欧州(UEFA CL)代表(ACミラン)が優勝した
2008年5月
日本、UAE、オーストラリアで比較考量した結果、2009年・2019年大会開催地がUAEに決まった
つづく
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