日本の政治は怖すぎる 僕の国会中継の原風景
日本の政治は怖すぎる
国会中継はいたたまれない
NHKニュースをつける
与党の会見映像が流れる
つづいて議席数順に野党党首が映る
話しにならない、憲政史上前代未聞、国民を馬鹿にしている、倒すしかない
その人の個性によって、タイプの違う罵詈雑言のダイジェスト
世の中の悪意博覧会を見せれるのはたまらない
ある頃からニュースは録画して見ることにした。その後「NHK+」で見るようになった。
見たくないシーンを飛ばせるからだ。
午後のニュースを見ようとして「国会中継」が映るとがっかりする
与党が発言する
野党が野次る
野党の質問は相手が言ってもないことを、さも言ったかのように仕立てて言う
それに対して与党は地雷を踏まないよう安全策をとる
学校の生徒会で「原稿見ないで話せよ」「ちゃんと説明しろよ」
と野次が飛んでいたら、先生は、その親はどう想うだろう
と呼ぶ者あり
という言葉がある
国会本会議、委員会の議事録にはよく登場する
これは発言者以外の、主に野次について記す慣用句である。
そもそも、有権者に選ばれた代議員たちは国民の代表。
「代表」は選んだ人たちによき見本を見せたほうがいいと想う。
残念ながら、こんな自明なことでも(考えには個人差があります)という注釈が要る。
大人になってから「国会中継」は見ていない
「怒り」を突きつけられるのは、不愉快だし、居たたまれない
そこには、ユーモア、笑顔、真摯、親切、優しさがない
「有権者にいいとこ見せよう」と怒るのはもう古い
国民のためを想い、自分の当選や党勢拡大を二の次にして、政治に取り組む人を選びたい。
(考えには個人差があります)
子どもの頃、国会中継はカッコイイと思っていた
ウチに遊びにきた姉の友達が、居間で国会中継に見入っていた
僕は尋ねた
「なんで、こんなの見てるの」
すると友達はこう言った
「政治に関心を持つことは大切だと思うから」
子どもは漫画や特撮を見るものだと想っていた僕は衝撃を受けた
いつか僕も政治に興味をもち、国会中継をみて「うんうん」と頷いてみたいと
一緒にみていると、おもしろいおじさんがいた
稲葉法務大臣といった
「そんなこと言ったって、ホントなんだから仕方ないじゃないか」
そんな言葉が心に残っている
大人になってから、1人だけあけすけに喋る政治家がいた
小泉純一郎総理大臣
あれだけ本音で話して宰相に上り詰めたのは、日本の奇跡だと想う
(僕が物心ついてからの)
結果を出さず、怒りを出すばかりの人たちを選ぶのはもう古い
誰かを揶揄することに執心せず、自分はこう役立ちたいと語る人を選びたい
そんな風潮が蔓延して欲しい
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