ちょっと詳しすぎる東京マラソンの歴史 2003年~2010年
今年もやってきました 東京マラソン2025
参加するランナーの皆さん、おめでとうございます。
好天と好レースを祈ります。
ご家族、知人友人の皆さん、ぜひ沿道の応援に行ってください。
地下鉄を乗り継いでランナーを追いかけて、滅多に行かないお店で買い物をしたり、人気のスイーツを食べるのは楽しいですよ。
そんな、皆さんに今日は「東京マラソンの歴史」をお送りします。
これは、第1回からボランティア、ランナー、一般人として東京マラソンに関心を持ち続けた僕のメモなので、ちょっと詳しすぎるかも知れませんが、ご笑覧いただければ幸いです。
【東京マラソンの歴史】
2003年11月14日
石原慎太郎都知事が東京マラソン構想を記者会見で発表
*第1回大会の3年3ヶ月前
2004年4月
東京都と日本陸連が協議を始めた
東京マラソン事務局事業部長の早崎道晴氏が自転車で都内の道路を走り、コースを煮詰めていった。
当時 レインボウブリッジもコースに入れることが検討されたが、高低差が大きくなること、横風が強いことにより外された。
*参考文献「東京マラソンの舞台裏」枻出版社
2005年12月12日
第一回開催日を正式決定「制限時間7時間」「定員3万人」「コース」を公表
*当時、河川敷の大会「荒川市民マラソン(現 板橋Cityマラソン)」が7時間制限だったが、公道で7時間制限は日本初
2006年4月10日
開催要項発表
■2007年2月18日(2月第3日曜)
第一回開催 日本のマラソンブームはここから始まった
開催日程は人気大会「青梅マラソン(30kmレース)」に重ならぬよう配慮された
ランナーの事前受付会場は東京ドーム(この1度きり)
第1回から25,000人が走った大会は世界初
日本初1万円の参加費に驚いたが、それでも定員の3倍を超える77,000人が応募
スタート前に強い雨が降り、ボランティアはびしょ濡れ。ランナーは急遽配布されたポンチョ(東京メトロ提供)を付けてスタート。ただ、このポンチョはロゴとかぶってゼッケンが見えなかった。この大会はall sportsの写真が売れなかったと推察する
スターターは石原慎太郎都知事が努めた
東京マラソンは「東京国際マラソン」と「東京シティロードレース」を収斂した大会であり、それぞれの放映権を持っていたニッテレ・フジテレビが、大会毎交互放映権を持つ。初回はフジテレビが生中継した
東京マラソンに1万人を超えるスポーツボランティアが参加したことから、2007年は「スポーツボランティア元年」と呼ばれている。
*「東京マラソンスポーツボランティアの歴史」を後日別に掲載します!
■2008年2月17日(2月第3日曜)
第二回開催 130,062人が応募 定員より多い27,500人に当選を出した
出走は26,672人
ランナー受付会場は東京ビッグサイト
東京都がおこなう「緑の東京募金」に協賛して「東京マラソングリーンプロジェクト」を初めて行った。完走者には緑のシューレース(靴紐)が配られた
初めてスタートからよく晴れた大会となった
2009年3月19日
石原都知事が定例会見で「多額の参加費を支払う人の別参加枠を 1,000人ほど設けて、参加費を超える部分をチャリティに使いたい」と発言
この構想は2011年大会でチャリティ枠として実施された
■2009年3月22日(3月第4日曜)
第三回開催 開催時期が3月終盤だったのは、この1回きり
募集定員が増えて30,000人となり、226,378人が応募した
応募者には状況報告メールが届いた
「東京マラソングリーンプロジェクト」にちなみ、参加者に届いた大会案内には大会スポンサーアシックス製緑の靴紐が同梱されていた
ランナー位置情報サービスを開始。応援者がランナーを追尾できる時代が始まった。
14時頃からは小雨模様 臨海エリアは沿道の応援も少なく走っていて寂しかった^^)
⇒ブログ「東京マラソンを完走したい」
■2010年2月28日(2月第4日曜)
第四回開催 2度めの開催時期変更
募集定員が増えて32,000人となり、272,134人が応募
市民ランナーに対しても無作為でドーピング検査を実施
2010年4月23日
日本初のマラソン運営法人「東京マラソン財団」設立
つづく
| 固定リンク | 0
「マラソン」カテゴリの記事
- 長崎平和マラソン 出走権を留保された人が優先枠に入らないとしたらおかしい(2025.06.13)
- 2024年10月、長崎平和マラソン2025 「幻の42.195km」を試走した(2025.04.18)
- 東京マラソン2025EXPO お目当ての品がお安くてラッキーした(2025.02.28)
- ちょっと詳しすぎる東京マラソンの歴史 2020年~2026年(2025.02.24)
- ちょっと詳しすぎる東京マラソンの歴史 2011年~2019年(2025.02.23)
コメント