ちょっと詳しすぎる 東京マラソン ボランティアの歴史
コロナ禍が一区切りしてスポーツ大会が再開した2022年秋以降、有志を募り東京マラソン、横浜マラソン、湘南国際マラソンのボランティアにグループ参加してきた。
そのなかで東京マラソンだけが「抽選」
東京マラソン、名古屋ウィメンズマラソンのように「出走権」が抽選となる大会はいくつかあるが「ボランティア参加」が抽選となる大会は希。
*リーダーが抽選という大会はある(さいたまマラソン)
過去例では「ラグビーW杯2019」のボランティアが抽選だった(外れた)
「東京2020」や「世陸2025」などは選考があるが「抽選」ではない。
2022年に始まった「東京レガシーハーフマラソン」は応募がVOLUNTAINERリーダーに限られ、応募多数の場合は抽選。ただ僕はリーダーではないので応募したことがない。
ここでは、ちょっと詳しすぎるというより、誰も書かないだろう東京マラソン・スポーツボランティアの歴史を書いていきたい。
【東京マラソン ボランティアの歴史】
■2007年
スポーツ振興のオーソリティ 笹川財団がサポート
応募者全員をアサイン
私の記憶が確かならば・・
予め定員の設定はなく、選考、抽選といった概念もなかった。
交通費の支給はないが、パスネット1,000円、クオカード1,000円、合計2,000円分のプリペイドカードが支給された。
2006年10月21日 募集開始
2007年1月 複数回に分けて説明会
大会前日 受付・直前説明会場は東京ドーム(この1度きり)
東京マラソン・オリジナルのキャップは途中で在庫切れ。遅くきたボランティアはasicsロゴ入り無地のキャップを受け取った。応募人数に対して歩留まりをみていて、まさかこんなに来るとは想っていなかったのかもしれない。
当日、僕はスタート会場の荷物預かりを担当した。
集合時間の6時には強い雨が降っており、急遽「東京メトロ」のロゴが入ったポンチョを配ることになった。この対応について事前に聞かされていなかったが、我も我もとポンチョを求めるランナーが喜ぶ顔をみて僕らには高揚感があった。
(毎回のルールだが)ボランティアはユニフォームの上に何かを羽織ることは禁止されているので、ずぶぬれで対応した。活動を終えてすぐ 仲間とマクドナルドに駆け込みホットコーヒーで生き返った。
当日は12,670人が参加
4月3日、メール便で「Thank you 12,670」と銘打った感謝状が届いた。
後年、感謝の言葉はメールで届くようになったが、この時はまだ「紙」だった。
阪神淡路大震災が起きた1995年は、日本の「ボランティア元年」と言われている。
第1回東京マラソンが行われた2007年は日本の「スポーツボランティア元年」と呼べるだろう。
■2008年
第2回
リーダー500人を一般公募
リーダーは終日研修を受講(受講費2,000円)
一旦締め切った11日後、2度めの募集メールが届いた
ボランティア定員:12,000人
先着順 9月3日に募集開始→10月1日定員に達して〆
■2009年
第3回
ボランティア定員:13,000人
先着順 10月1日に募集開始→11月7日定員に達して〆
この大会をもって笹川財団のサポートが終了した
■2010年
第4回
ボランティア定員:13,000人
リーダーは過去に東京マラソンでリーダー経験がある者に限られた
先着順 10月5日に募集開始→10月10日定員に達して〆
■2011年
第5回
ボランティア定員:10,000人
先着順 10月18日に募集開始→10月19日定員に達して〆
■2012年
第6回
ボランティア定員:10,000人
先着順 10月25日に募集開始→10月26日定員に達して〆
日本マクドナルドがボランティアパートナーとなり「TEAM SMILE」と名付けられた。
つづく
| 固定リンク | 0
「スポーツボランティア」カテゴリの記事
- 東京マラソンスポーツボランティアの歴史 -後編-(2025.03.08)
- ちょっと詳しすぎる 東京マラソン ボランティアの歴史(2025.03.07)
- 清らかなスポーツマン集う、ゴミが落ちていない湘南国際マラソン(2024.12.07)
- 5分でわかる「東京2025世界陸上」のボランティア(2024.11.24)
- 大相撲巡業 土俵作り ボランティア経験談(詳細?)(2024.08.31)
コメント