ながさき鯨カツ弁当 ふつーに売っていた
長崎駅の構造は僕にはよくわからなかった。
「ここが駅だ」と想って入ったのに、そこはデパートだった。
どこまで行ってもデパートだった。
電停を降りて歩道橋(二階)から入ったのがよくなかったのだろう。
「長崎駅はこちら」という案内も出ていない。
さすがにおかしいと想って、店員さんに尋ねると「ここをまっすぐです」と言われた。その通りに行くと、1度建物を出たところに駅があった。
通りすがりに買い物をさせようという魂胆で設計したのだろうが、これが功を奏しているのか僕にはわからない。
駅構内に入ってしまえば、こっちのもの
あとは感覚的にどこに何があるか想像がつく。
「長崎街道かもめ市場」に入ると、誰かにお土産が買いたくなった。
送る相手を想い品を選ぶ
お世話になったあの方へ、これは正当な対価だと納得してお金を払う^^)
ちょっと、嵩張るけれど持って歩く
相手が「ありがとう」と言って、喜んでくれる
お土産を買うという行為は旅の楽しみ
これだけ多面的に感情が動くから、この世から「お土産」はなくならない。
ここでは、2日後に訪れるロッキングチェアのマスターに何か選ぶ。
僕が通っていた頃、よく他のお客さんが持ってきたお菓子をお裾分けしてもらった。彼もまた周りの人が喜ぶ顔が見たい人だ。
日持ちして、数があって分けやすい個包装、長崎といえばこれ!と間違いない品
想像してみてください。答えは後日 ^^)
長崎の用事はすべて終わり、そろそろ改札に入ろうと想った時、その奥にファミマが見えた。
そうそう、ながさき鯨カツ弁当はここに売っているんだ
でも、事前に問い合わせて「月曜日は休み」と確認済。
それでも、名物駅弁がコンビニでどんなふうに陳列されるのだろう?
と細かい事が気になるのが僕の悪いクセ
弁当売り場をのぞくと・・・
ながさき鯨カツ弁当 ふつーに売っていた
残りは3個
なぜ、どーしては一旦置いて、ささっと1つ確保してレジ列に並ぶ
期せずして、長年の夢を叶えてしまった
ウォッチマン(名古屋)の開店5時間前に並んで限定イルクジ黄色を手にした時に似た感動が、心に沸き起こった
本来「月曜日は休み」だが、くんち当日ということで臨時で調製したのかもしれない。理由はなんであれ、僕にとっては行幸だ。
ホームに上がると、既にかもめ34号「Y2」編成は入線済み
初めてお目に掛かる西九州新幹線 N700S なので、儀礼通り最前方まで行って記念撮影
僕が「かっこいいね」と言うと 彼女は「ありがとう」と応えてくれた
わけはなく、後部標識灯の赤い眼の上に睫が生えていた(よく見るとKAMOMEと書いてある)口もあるし・・・
これは知らなかった。かもめちゃん(女性なのか)なかなか、お茶目だな
全車こうなのか? としらべると、開業1周年の特別列車として、アイシャドー・まつげ・唇を描いて〝お化粧〟したとのことだった。
僕が乗った日は開業から2年過ぎ。「Y2」は日々忙しくて化粧を落とすヒマもなく、そのまま走っているのだろう。
13:45
長崎 出発
長崎スタジアムシティ、大村湾 Viewpointは左かなと想ったので、進行方向に向かって左窓側 D席をとっておいた。
西九州新幹線かもめ N700Sは普通車でも2+2
外務・防衛相会談ではない
廊下を隔てて2席+2席
前座席との間隔も広くてとてもゆったりと座れる。
4分の1ますのすしみたいな木製のテーブルがイカしている。
椅子にもふんだんに木が使われているところをみると、どうやら僕らは水戸岡鋭治さんデザインの車両に乗っているらしい。
長崎スタジアムシティは長崎本線の線路にあまりに近くて、その異様を感じることはできない。
長崎を出て10分もしないうち、車窓には雨粒が斜めに走り始めた。
ハピアリ・ピースタこけら落としに参戦するピース旅日記(もくじ)
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