MX ERGO を7年使った今、言えること「人類はマウスという苦行をしている」
「人類はこんな苦行をしているのか」
マウスを充電する間、7年前に使っていたマウスを引っ張り出して使っていた時のことだ。
7年前に使っていたマウスは「人間工学に配慮したデザイン」を謳っていた。
それは、パソコン操作で右手首を痛めていた僕がネットで探し当てたもの。
しかし、手首の痛みは改善せず、毎朝仕事を始める前にセラポアテープで手首をテーピングするのが日課となっていた。
MX ERGO
そんな時にみつけたトラックボールマウス
マウスに1万円も払うなんて・・と想ったが、背に腹は代えられない
2ヶ月後、手首の痛みはまったく感じなくなっていた
(ただし、職場では買ってくれとは言いづらくて、仕事中の痛みは継続した)
使い初めて6年が過ぎた頃、筐体にべたつきが出始めた
NIKEのairmax、G-SHOCKでもおなじみの加水分解だ
ただ、マウス機能は順調なので、こまめに清拭しながら使い続けた
そして、ここ数ヶ月「かちっ、かちっ」という大きなクリック音がストレスに感じ始める
これまでも鳴っていたのに気にしていなかったのか、経年変化で音が大きくなったのか・・
「クリック音が大きいです」と「Google先生」に相談すると「静音マウスにしなさい」と教えてくれた。
そして、MX ERGOの後継品として静音のMX ERGO S が出ていることを知った。
よし、買い換えだ!
と即断するほど、僕は軽率な大人ではない
「80%静音」と言っても、僕にとっても静音なのかはわからない
現物を自分で試してみなければ
そう想ってから3ヶ月、切れた40W電球を持って電気屋さんに来る機会が訪れた。
店頭にはMX ERGO Sの下位機種で同じく静音を謳う「M575SP」しか置いてなかったが、さっそくクリックしてみる
「・・ ・・」
音がしない 周りがうるさいとかではなく。まぢか?と間近に耳を寄せて聴いてみる
「・・ ・・」
やはり、クリック音は聞こえない。これじゃ80%どころか100%じゃないか
翌日、ネットショップでMX ERGO S(MXTB2)を注文した。
■MX ERGO の歴史
2017年9月
MX ERGO発売
2023年5月
Logi Options+(ソフトウェア・アップデート)にマクロ登録機能「Smart Actions」追加
2024年9月24日
MX ERGO S 発売
静かな家の中で使ってみると、クリック音は少し聞こえた。だがそれも耳を澄ましていないと気にならない程度。
「80%静音」の謳い文句に偽りはない。
余談だが、この記事を書いていて、MX ERGO のホイールボタンをヨコに倒すと、ブラウザーのタブが切り替わることに気付いた。
MX ERGO シリーズの高機能はほとんど使っていないが、基本性能だけで十分買う価値がある。
MX ERGO Sは手を「乗せる」マウス。ポインターを動かす時に動いているのは親指だけなので、肩から手首にかけてのストレスがない。
マウスは「握るもの」と多くの人が想っているので、誰かに薦めるとうざがられる。価格を見ただけで「たかっ」と思考が止まるだろう。
ぜひと想う人には買って渡したい。
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