「お帰りなさい」「久しぶり」と言ってくれる誰かが待っていてほしい
10:41
みどり24号 佐世保発
12:23
特急みどり号の切符は博多まで買っているが、恒例の「二日市」で途中下車
福間行きに乗り換えて無人駅の「春日」下車
改札を出てすぐ右、バス乗り場から西鉄バス(天神山行き)
13:00
小倉新池バス停で降りると目の前に「Avenue」がある
マスターに長崎駅で買った「長崎物語」を渡す
「カレーば。あとブレンド」
あいよ!
マスターの歯切れの良さは、ロッキングチェアで初めて会った43年前から変わらない。
世界中の「行きつけの喫茶店」のいいとこ取りをしたようなこの店があるというだけで福岡県春日市に住む価値があると想う。
直接言うのは照れくさいので、これを読んでくれたらと想う^^)
カレーの味は変わらない
(そう僕は想う)
ロッキングチェアがパン・メニューだけだった頃「お客さんから食事メニューば」と言われて登場したのがこのカレー。
1日の食費が500円だった僕は、そうそう食べられなかったが、そんな僕をみて常連さんたちが「マスター motoくんに、カレーばやって」と奢ってくれた。
お金を出して食べるカレーも、おごりのカレーも同じ味だけど、いつも美味しかったし、飽きなかった。
遠慮深い僕がなにも言わずとも、マスターが「ごはん、多めにしといた」と言ってくれた。
ランチタイムは終わりがけだが客は途絶えない
マスターは忙しく、あまり話せない
奥さんに「しらべるが行く」でロッキングチェアの思い出を書いていることを話す。あの後、読んでくれただろうか
いつか、マスターと奥さんがこの店を畳むという日が来たら「その時は東京から駆けつけるから、連絡してね」と、次に行った時に言おうと想っている。
再び、小倉新池から(博多南行き)に乗って「通勤新幹線」博多南駅へ
このルートはジョルダンでは出てこない。西鉄バスで春日駅に出てJRというのが一般的ルートだ。
1975年、山陽新幹線が開業した際、車両基地として「博多総合車両所」が開業。
1990年、博多駅から車両基地の引き込み線を地元の通勤電車と活用するため「博多南駅」が開業した。
ダイヤは1時間に1本程度
全車自由席
この区間のピストン輸送ではない
博多南駅発の特急は博多からは新幹線運行に替わる
ホームの1番奥、1号車乗車口まで歩く
ホームには早くからレールスター「E3」編成が入線している
前回来た時もそうだった。
この車両があるため、他にはどんな車両が留まっているのか、基地の全景を撮ることができない。
恐らく「目隠し車両」として、早めに置いているのだと僕は推測している。
14:42
博多南線(博多行き)
この時間帯の乗客はまばら
1号車は貸し切り状態で座席は選び放題
車両所の(博多方)左端のホームを出て、引き込み線へと合流していく際、右の車窓を見るのが楽しい。
次々に0系、100系と引退していき東海道新幹線の沿線が殺風景になっても、ここにくると、500系、700系といった東京では見られない車両の勢揃いを見ることができた。
だが、2007年のN700系登場後は外観の変化が乏しくなり、今日車窓から見えるのはレールスターが1台だけ。あとはすべてN700系だった。
11年をこの街で過ごし「一生動きたくない」と思い焦がれた博多だが、ここ数年は素通りすることが多い。
「お帰りなさい」「久しぶり」と言ってくれる誰かが待っていて、そこは自分の街になる。
ピース旅日記 -おわり-
ハピアリ・ピースタこけら落としに参戦するピース旅日記(もくじ)
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