二度届いた「がん検診のご案内」
6月中旬、僕に届いた「令和7年度がん検診のご案内」には、対象となる検査がひとつもなかった。
がん検診のリストが空欄になっているのをみて、僕はほっとしてしまった。
ただ、ここは本来喜ぶところではない。
「今年は、これとこれのがん検診がお得に受けられますよ」
という特典のお知らせなので、それがないということは・・
コンビニのアプリを開いた時、僕にはスイーツやおにぎりの値引きクーポンがなにも表示されないのと同じ。
本来ならば、がっかりするところだ。
なにもないということは「今年はバリウムにするか胃カメラにするか」と悩まなくて済むということで、ありがたいなとは想うけど、空欄のリストは珍しい。
「これってこういうものだっけ?」と知人の佐藤さんにきくと「わからない。問い合わせてみたら?」と言われたが、そのまま放置していた数週間後・・
僕に2通目の「令和7年度がん検診のご案内」が届いた。
2度目の封筒には封筒の外面に「受診券の再確認をお願いします」とあった。
その文言をみて僕は開封しなくても、その中身が類推できた。
同様に自分にも2度届いた封書をみて佐藤さんは怒っていた。
「いったいどれだけ税金を無駄遣いしているんだ。(再送付した対象者は)何万人いると想っているのか。この分は税金払わないぞ。これはミスした職員が払ってほしい」
ごもっともだ。
メディアの皆さんは「政治と金」という、ある意味あまり影響がないけれど、数字にはなるネタは熱心に追究する。
一方、行政における無駄遣いや、民間に任せればいいものを身内で仕事を回して「税金で食っている人たち」の追究は熱心さを欠くと想う。これは政治家も同様。
「税金で食っている人」というのは河村たかしの言葉だが、ここを追究して公約に挙げている候補者を僕は自分の選挙区でみたことがない。そういう人がいたら入れるのに。
この文章を書くために、念のため封書を開いてみた。
「誤植があった」とのお詫びで、誤植とは「本来、今年度に受診することができる検診の種類が印字されるところ、印刷の手違いにより、印字がされないまま発送されたもの」とある。
単純にいえば、データベースからの抽出プログラムがおかしかったのである。
人が組んだのか、AIが組んだのか知らないが、どんなIT技術者にも、印刷担当者にも「テスト」というものがあり、こうしたミスはユーザーの目に触れる前に未然に防がれるものだ。
「印刷所のミスならば、印刷所に払ってもらいたい。送料だってばかにならない」
佐藤さんは締めくくっていた。
果たして、この顛末を追いかける政治家、メディア、ライター、市民活動家?はいるだろうか。
しばらく、アンテナを立てておきたい。
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