ふるさと佐世保での佐野元春ライブは特別な思い出
初めてアルカスSASEBOの階段を上る
このホールがオープンして以来、1度屋内に入ったことはあるけれど、ホールに入るのは初めてのこと。
「着いたよ」と親友からSMSが入っていたが、見当たらない。
見慣れた元春仲間の顔がないか、キョロキョロしてみたが、これも見当たらない。
さすがに佐世保まで遠征してきた関東ファンはいなかったか。
東京から肌身離さずシークレットポケットに入れてきたチケットを取りだし、少し折り目をつけてスタッフに渡す。
この感覚なつかしい。
周りの客も紙チケットを出していたけれど、僕はそこに違和感は覚えなかった。
「佐世保会場は紙チケ比率が高い」なんてことがあるかも知れない。
姉も僕も特にツアーグッズを買う予定はないので、座席へ直行する。
前の座席との幅もほどほどにあって「すみません」と前を横切るのは、さほど苦にならない。
親友夫婦はまだ席に着いていない。
「近いね~」と言い合う
別に言わなくてもいいんだけど、せっかくだからこの行幸を口に出して増幅したい。
元春が立つであろう中央のマイクスタンドから、やや右手
二階席や三階席参戦の時は、双眼鏡で「あんな靴を履いているのか」と見下ろしているが、今日は目線が上なので足下は見えない。
それくらい近いと言うことだ。
やがて、親友夫婦がやってきた。
「体調大丈夫ですか?」奥さんが気遣ってくれる。
昨日、熱中症で病院にかかった時点では、まさかの参戦断念もあるかと一瞬よぎった。
200日以上前から楽しみにして来たというのに、熱中症でリタイアでは泣くに泣けないし、ネタとしても笑えないところだった。
奇跡的に(偶然?)開演3時間前に急遽、体調が回復した。
ご先祖、音楽、いろいろな神様のご加護のおかげだ。
そういえば「チケット届いたよ。ありがとう」という連絡はあったが、この座席位置への感想はまだ聞いていない。
佐野元春は聴かれているんですか?と奥さんに水を向けると「少しですが」と言った。「初めてなんで」と言ったその初めてが、なんの初めてかは聞かなかった。
僕と同い年の親友はホールでのコンサートが初めてだという。
まぁ、それぞれ趣味の世界が違うから、そういうこともあるだろう。
「サムデイしか知らんよ」と姉が言う
え、そうなの?と僕はいう。サムデイを知っていることを知らなかった^^;)
まぁ、それでも今の元春ならば、なんとかなるだろう。
僕はそう想ったし、実際にライブが始まってみると、それはその通りだった。
佐野元春45周年アニバーサリー・ツアーは、当初日程だけでも12月まで半年間の長丁場。
今も続いている。
主宰者は、ツアーが続いており、セトリをSNSに書かないよう配慮を求めている。
僕が書いているのはブログだが、いつものようなセトリに沿った文章は控えようと想う。
というのは嘘で、そういう書き方に自分自身、飽きているのである^^)
「この曲は知ってる」オープニング曲の途中、姉が言った。
いきなりサムデイだったわけじゃない。
(その昔、元春仲間のカラオケで1曲めにサムデイを入れた人がいて、その場が微妙な空気になったことがあった)
結局、姉はエンディングの曲を含めて3曲を知っていたようだ。
「俺は4曲歌ったばい」終演後、親友が言った。
3曲はあれだと想うが、あと1曲はなんだろう・・また数年後に「ささいずみ」で呑んだ時に聞こうと想う。
「楽しかったです」奥さんは言ってくれた。
それが社交辞令か本音かは、さすがにわかる。これを機会に興味をもってくれるといいな。
「チラシに載っていた*番のTシャツを頼んでほしい」
東京に帰った後、姉から電話がかかってきた。姉が佐野元春アルカスSASEBO公演をどう感じたか、その要望に凝縮されていると想う。
「ぼっち参戦」には慣れたし、もはや苦にもならない
ライブというものはステージの演奏を聴きにいくのであって、となりどうしでダベリにいくんじゃないから。
そう想っていたが、ちょっと考えが変わった。
誰かと時間を共有するのは、その課程、その日、後日を含めて特別なものだ。
また誰かといい時を過ごそう。いい時をみんなで
ふるさと佐世保での元春参戦は、想っていた以上、想ってもいなかった特別な想い出になった。
つづく
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