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2025年10月 5日 (日)

2度目の手術が早く感じることはなかった

【右眼手術14日後】
【左眼手術日】

14:00
左眼の手術
今日も百道さんのアテンドで手術部屋に入る。
手術椅子に座ってリクライニングを倒す。前回は180度を超えて倒されて頭が低いなと想ったが、今日は角度が浅い。
手術室内はキンキンに冷房が効いて寒いのでひざ掛け
顔を左向きして眼の周囲の消毒
血圧計測、麻酔点眼、眼の周りにカバーを貼って準備できたらスタート

英語のアナウンスが流れ、何らかの器具の作動に合わせ京急の「ドレミファインバーター」のような音が不気味に流れる

今日は深呼吸の際「呼吸呼吸」と唱える、その口を開けておいた。
この方が楽だった。
口を開けがほうが楽なのは、年2回MRIを撮っていた時に発見して、今回それを応用したところうまくいった。

一旦音が静まって先生が「レンズ出して」と言うと、ちょっと一山越えた感じ
でも気を抜かないように呼吸に集中

何度か「重くなりますよ」と言われる
この時はレンズが入って出る時なんだろう

先生がレンズの位置を調整している(たぶん)
一瞬しっかり見えた感じがした
「ちょっとびりっとします」
これはきっと傷口を塞いでいるのだろう

「終りました」
僕は無言 過度の緊張が解けておらず、感謝の気持ちはあるのだが言葉にならない

「多焦点レンズ入ってますよー」
先生が言う
これは右眼の時もそうだった
僕は頭に?マークが浮かぶ
なぜここで"多焦点"と強調するのだろう?
患者の中には「間違えて単焦点入れてないよね」と訝る人がいるのだろうか

初受診で手術を即決した日、藤岡先生は「今日がレンズの発注日だから、今日発注すれば(9日後の)手術日にギリギリ間に合います」と言っていた。
レンズが正しいか、そこは疑っていない。

ある眼科医による「病院で在庫を持っている旧型レンズを押しつけられる」という意見を見たことがあるが、これだけ多種多様な度数・タイプの中から"在庫を持つ"病院なんて果たしているのか?不思議に思う。

恐らく藤岡先生は日頃(保険適用の)単焦点眼内レンズの手術が多く、それと区別する意味で言葉にしただけなのだろう。

「頭をつけておいてください」
リクライニングが起きて手術が終わる。
既に左眼周りは眼帯が貼られており、見えるのは右眼だけ。

一度、右眼で経験して手術の手順がわかってるだけに「今やっているのは、あれだな」と言う感じで手順を類推して追うことができた。
だからといってそれがいいかっていうことでもない。

手術室の外で待っていた百道さんが言う
「長かったですか?2回目の方が返って手順がわかって長く感じる人もいるんですよ」

僕はどうかって言うと、前回と今回の所要時間は同じ位かなって思った。
人は経験済のことは早く感じる。
初めて行く場所に行くときは遠く長く感じるのが、帰りは近く早く感じるように。
「2回目の手術だから早く感じるんじゃないか」と予想していたけど、そんな事はなかった。

「お疲れ様でした」
「痛みは大丈夫ですか」
待合室で休んでいると藤岡先生が戻ってきた
恐らく僕が今日の最終手術だったのだろう。
先生のカラダ全体から安堵感が漂っている。

手術代とレンズ代を払ってタクシー呼んでもらって帰る。
処方薬は明日受け取りで良いと言われたので助かった。
さてこれからはできるだけ、楽をして左の目玉を動かさないように気をつけよう

「motoの白内障手術日記」最先端レンズ・最高の医師・最善の手術 追究の記録 白内障手術体験談

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