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2025年11月20日 (木)

定年退職してから4年が過ぎた。

定年退職してから4年が過ぎた。

とても時間の流れは速かった
あっという間というほどではないが、最初の1年を除けば「長かったなぁ」と想うことはない。

歳をとると時間の流れが速くなる
それは経験済のものごとの比率が高まるから
未体験のことは、想像が付かないので情報処理の負荷が高くて長く感じる
一方、体験済のことは負荷が低く短く感じる


それだけでなく、できごとの性質にも「時間の心理的長さ(心的時間)」の長短がある。

1.哀しいできごと・忘れてしまいたいことは時間的距離が長く感じる
2.鮮烈なできごと・覚えておきたいことは時間的距離が短く感じる

忘れてしまいたいことがあると、時間が長く感じるので酒を呑んでやり過ごすという唄もあるくらいだ(笑)


定年3年前の記録を読み返していると、2018年に考えていた「定年スピーチ」の原稿があった。

僕は近未来に人前で話す機会があると、その情景を妄想して練習する習慣がある。


定年スピーチ原稿
「私は今日でいなくなりますが、皆さんの記憶にうっすらと残ることができます。
「****」(全社に貼られていた標語)
これを考えたのは私です。
私はこの会社に営業で入りました。
支社営業、IT部門
ずっと心がけてきたことは、ものごとは「瞬時に相手に伝える」ことでした。
これからはその力を社会のなかで役立てていきたいと思います。
皆さんの健康、**(会社名)の発展をお祈りしています。ありがとうございました


恐らくこれはVer.5くらいだと想う
とにかく「くどいのは嫌だ」と想っていた
自慢するほどの金字塔はないにしても、実績を並べたり
「僕の会社年表」を語ることは、まず原稿から除外した。

え゛それで終りですか?
そんなツッコミが入るところまでイメージはできていたが、以前書いたように、この原稿を披露する機会は訪れなかった。


僕は定年の5年前から、定年に向けて考えたこと・出来事を一カ所にまとめておこうと想い記録を取り始めた。

「定年した僕への手紙」
それがそのファイルの題名
そして、定年から4年経った今も、時々書いている。

この4年で書いているのは日々の考え、書籍から学んだ言葉が多い。
書くことで僕はいつも救われている。
書いたことを読み返して救われている。


以下に村上春樹の言葉を引用して終わりたい。
(引用ここから)
文章を書くというのはとてもいいことだ。少なくとも僕にとってはとてもいいことだ。
最初にあった自分の考え方から何かを 「削除」し、そこに何かを「挿入」し 「複写」し「移動」し「更新して保存する」ことができる 。
そういうことを何度も続けていくと 、自分という人間の思考やあるいは存在そのものがいかに一時的なものであり 、過渡的なものであるかということがよくわかる

(引用ここまで)
「遠い太鼓」村上春樹

この言葉に僕はいつも救われている。

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