「かんぱーい」自ら張った伏線を回収したイヒョンジュン
5月26日(火)
21:21
ブザーが鳴った瞬間、コートエンド民は皆立ち上がり、周囲とハイタッチを交わす
かと言って三年前のように、そこらを走り回る人はいない
それだけVELCASが経験を積み、バスケット界を理解したということだろう。
勝ったどー
こんなことがあるとや
思い思いに呼ぶ者あり
しばし、僕らは宙に浮かんだ夢の飛行船に乗った
理性は3分間だけ、鞄に仕舞った
<試合結果>
長崎ヴェルカ(2勝) 72-64 琉球ゴールデンキングス(1勝)
◇モーディ・マオールHC
「I can't think right now.」
「このチームはコンピートが激しい。オフェンス、ディフェンス、素晴らしいハートを持った選手たち、そしてファンがいる」
関東アウェイ組の僕にとって、これがモーディの生声を聴く最後の機会になった。
今年二月のAWAY群馬戦、ベンチ前で山口颯斗と激しく口論する姿をみて、僕らは笑い「ここまでのチームになったのだな」と喜んだ。
濃密な信頼を礎に、ひたむきに頂点をみつめる姿。妥協という言葉を忘れた求道者たちに、僕は言葉を失い、ただ見惚れていた。
◇イヒョンジュン
「チームを信頼しているから、こういう結果になった」
「すばらしいチームメイトがいなかったら、素晴らしい数字は出なかった」
前日会見場を凍らせたカンパーイで締めた
自ら張った伏線を回収した
五歳児?のイヒョンジュンにそのつもりがあったかわからないが、Final前日会見で、あたかも勝利を宣言するような「カンパイ」
そして優勝を決めた後、同じ言葉で喜びを表現
まさに有言実行の美学とストーリーを完成させた
◇馬場雄大
「この瞬間を分かち合えて最高の気分」
「もうねぇ・・ファウルがねぇ 山口颯斗・星川堅信 頼もしくなった」
「長崎のために戦ったので少しは恩返しできた」
「勝ったば~い」
拓摩さんが泣いている。馬場雄大と抱き合って
ここは屈強な涙腺を持つVELCASも泣いた
ここで、キングスの選手がロッカールームへ引き上げる
「GoGoキングス」コールに背中を押されて
Champion Tシャツ&capで選手たちが登場
Final賞:馬場雄大
CS MVP:イヒョンジュン
キャプテン狩俣昌也がトロフィーを受け取る
夢のようなトロフィーリフト
この光景は、これまで他人事だった
あまりに遠すぎて「いいなぁ」とも想わなかった
21:40
「Championはながさきヴェルカぁ~」
MCの絶叫
試合前の「ゲ~ム スリーーーーッ」は怖すぎたけど、ここは嬉しい
金色のキャノンテープが噴き出す
サザンのライブならば、客席にも舞い落ちてくるが、さすがにコートエンド席までは届かない
「拾い集めてスタッフの方が配ってくれないかな」
きっと、誰もがそう想っただろう
(考えには個人差があります)
狩俣>JB>スタジョン
次々とトロフィーが受け渡される
Game1のスターティング5 センターサークルに置かれたトロフィーの外でハドルを組んだ琉球、トロフィーを囲んで組んだVELCA
あの時、一瞬だけ嫌な予感がした
「Don't touch the trophy.」
UEFA CL、サッカーW杯:入場時トロフィーを触ると負ける
NBA:(Final前の)カンファレンス(地区)トロフィーに触らない
そんなジンクスがあるからだ。だが、それはスグに晴れた。
「こっちで組もう」
あの時、いつもはハドルを周回しているJBが促してトロフィーを囲んでいた
縁起担ぎとしなくても、勝つのはオレたちだ
そんな強い気持ちが見て取れた
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