2029年夏 ホセ・モウリーニョとロナルドのポルトガルが始動する
僕はクリスチアーノ・ロナルドが母国共催の2030W杯に出場すると予想する。
ロナルドが「これが最後のW杯だった」と言ったとしても、それがそのままfactとして定着すると、僕は想っていない。
その理由は以下の3つだ。
◆予測の理由
【1】ロナルドはフィーゴに倣わず、一旦ルイ・コスタに倣う
【2】ポルトガル国民の声
【3】初めての母国開催で復帰するラストワンマイル
【1】ポルトガル代表復帰の歴史
ルイス・フィーゴ
ポルトガル「黄金世代」を牽引したレジェンドであるフィーゴとルイ・コスタは、ユーロ2004を最後に代表引退
しかし、2006年ドイツW杯予選の苦戦で国民から復帰を望む声が高まり、フィーゴは2005年に代表復帰。2006W杯ではロナルドとの左右ウィングで出場。ただ決勝進出を賭けたフランス戦では最終盤の決定機を外してしまった。
一方のレジェンド、ルイ・コスタは引退を撤回せず、代表に戻らなかった。
ティアゴ・メンデス
2011年に代表引退
2014年、フェルナンド・サントス監督が就任したタイミングで勧誘を受け、33歳で代表復帰
リカルド・カルヴァーリョ
W杯2026ではポルトガル代表コーチとして参加した、かつての名CB
2011年、パウロ・ベント監督との確執で代表引退
ここまではW杯2010初戦「(途中からの位置変更で)ウィングなんて1度もやったことがない」と発言したデコがパウロ・ベント監督から干されて、その後全試合ベンチ暮らしとなったのと同じ。
2014年ベントが退任し、名匠サントス監督が就任してカルバーリョを呼び戻した。
ポルトガルが初優勝したユーロ2016ではグループリーグ3試合にフル出場した。
ロナルドは「やめるやめる詐欺」をするような男ではない。
仮にポルトガル国民から復帰を熱望する声があがっても、フィーゴの道ではなく、ルイ・コスタの道を選ぶと思う。
従って、過去の復帰事例に則り「三度あることは四度ある」と言っているわけではない。
【2】国民の声
2026年秋から母国開催2030W杯までは3つのイベントがある。
(1)ネーションズリーグ2026-27
(2)ユーロ2028予選
(3)ユーロ2028本戦
*W杯2030は自国共催であり(初めて)自動的に出場件を得る
僕はロナルドが(1)の段階、つまり2026-27シーズンの代表活動には参加しないと予想しており、それを前提に話を進める。
ネーションズリーグで(W杯2026での)スペインへの雪辱が成るかが、今後を占う1つのポイント。成らなければここでロナルド待望論第1のタイミングとなる。
(2)ユーロ2028予選で軟調な戦績となった場合、ロナルド待望論第2のタイミングとなる。
新監督の下ポルトガルが軟調となれば、その都度「ロナルド待望論」は蒸し返される。
初の自国開催を前にした軟調となれば、従前の待望論とは次元が違う。
それは政治レベルでの要求となるだろう。ただし、それがラストワンマイルではない。
ポルトガルは伝統的にウィングのチーム。
(ロナルドも2006年W杯まではウィンガーだった)
トップに入るストライカーの名選手を輩出しておらず、その役割を高いレベルで遂行するロナルドは希有な存在。
2006年~2012年頃のように「チャンスを作りシュートを打ったら枠の外>みんながっぱし」という惨状となれば「ロナルド待望論」は加熱する。
ただ、それだけではロナルドは戻らない。そこに大義名分が必要だ。
【3】2030W杯 初めての母国開催に際して、代表監督からの熱烈な勧誘がかかる
母国大会に合わせ、満を持してホセ・モウリーニョに母国ポルトガルの指揮をとってもらいたい。
ロナルドに「もう一度力を貸して欲しい」と言える人はたくさん居るかも知れないが、誰もが「彼が誘うならば仕方ない」 本人も「溝が埋まった」と納得できるのはホセ・モウリーニョしかいない。
◆クリスチアーノ・ロナルドとホセ・モウリーニョ
2010-11
ロナルドが在籍するレアル・マドリー監督にモウリーニョが就任
当時2人の間では"熱い"やりとりがあった
モウリーニョ
「お前は自分のことしか考えていない。皆が走っているのに、お前は守備をサボるのか」
ロナウド
「これだけチームのために尽くしているのに、なぜそんな言い方をされなければならないんだ」
モウリーニョはチェルシー監督時(CLのライバル)FCB側から「リアクションサッカー」と揶揄されており、堅守速攻が基本
ボール支配して主導権を取りたいロナルドが不満を漏らすこともあった
ロナルドがマドリーを去った後も、モウリーニョはロナルドに苦言を呈し続けた。
しかし、年月が経過した今、代理人が同じ(ジョルジュ・メンデス)という縁もあり、互いを持ち上げる論調に変わっている。
モウリーニョ
「ゴールという名のマシーン」
ロナルド
「世界最高峰の戦術家」
現状、モウリーニョにはレアル・マドリー(復帰)と3年契約を結んだばかり。
現状は代表監督から遠のいた感がある。
現在63歳のモウリーニョ、遅くとも3年後に決断してくれれば母国W杯に間に合う。質の高い選手が揃うポルトガルとモウリーニョならば、準備期間は1年あれば十分だろう。
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