2023年2月 4日 (土)

27年めで初めて開かなかったエクセル アプリケーションを正しく起動できませんでした(0xc0600142)

その日も、いつものようにエクセルのアイコンをクリックして、一日を始めようとすると、見慣れないダイアログが開いた

Officeを更新しています

見慣れたエクセルの緑の文字はなく、さっぱりしたMSOfficeのビジュアル
戦慄が走る

1995年暮れ、Windows95に移行した際、Lotus1-2-3から乗り換えて以来26年余。
エクセルが起動しなかったことは、一度もないからだ。

何事もなく、ほんの気まぐれであってくれと祈りながら待つこと、およそ1分
しかし、期待は裏切られる

[アプリケーションを正しく起動できませんでした(0xc0600142)]


非常事態が起きている。
情報セキュリティを仕事にしてきたので、これが、悪意のある何者かの仕業だとかそういうふうには考えない。
何らかの原因があるから、昨日とは違うことが起きている。
現状を打開する知恵を「Googleの泉」に探しに行く。

エラーメッセージで検索すると、対処方法を記したページが見つかった。
まずこれで「自分は1人じゃない」ということがわかり安堵する。

だが、当該ページに書かれていた方法は、自分の環境では見つからなかった。
自力で可能性を探らなければならないのか・・・
再び、路上に放り出されたような緊張が走る

そういえば、最近、Windows11のアップデートをスルーしていたことを思い出す。
Windows Updateの画面を開くと「Windows11 Version 22H2」のダウンロード案内が出ていた。
とりあえず「ダウンロード」をクリック
ところが、とてつもなく進行が遅い。10分過ぎてもまだ5%を表示している。

待っている間に、その次の策を考える。
万策尽きた場合、コンピューターの製造元であるVAIOへの[問合せ]だが「それはアプリケーション(MSOffice)のことですから、お力になれません」となる可能性もある。

スマホでも同様に「Google先生」に尋ねててみた。
アプリケーションを正しく起動できませんでした(0xc0600142)
すると、先ほどパソコンで見たものとは異なる解決策が表示された。
Windows11PCとiPhoneではそれぞれ異なる解決方法が出るようだ。


■手順
・Windowsアイコンを右クリック
・アプリと機能
・右ペインにある Microsoft 365(Office)の右端にある「︙」(縦の3点リーダーという名前のボタン)
・詳細オプション
・[修復]

ここで、エクセルアイコンをクリック
[アプリケーションを正しく起動できませんでした(0xc0600142)]
状況は変わらず

そこで、パソコンを再起動
「Windows11 Version 22H2」のダウンロード中ではあるが、ダウンロードを中断することは問題ないだろう

満を持して、エクセルアイコンをクリック
[アプリケーションを正しく起動できませんでした(0xc0600142)]
少しずつ心に落胆の雪が積もる

だが、次の瞬間、エクセルが立ち上がった
あっという間に雪は溶け、心は春を迎えた。
その日が節分だったから、そう感じたのかも知れない。

ある程度、パソコン知識がある僕が解決するまでに32分。
エクセルはパソコンに詳しい人も、そうでない人も、否応がなく向き合わなければならないアプリ。エクセルが開かなければ、まさに「仕事にならない」

現代社会では堅牢なエクセルですら、こうしたトラブルに見舞われるのか。
以前、勤めていた社内ヘルプデスクであれば、日々こうした[問合せ]という名のクレーム・恫喝の嵐で、まさに「仕事にならない」だろう。

ど素人!エクセル講座

| | | コメント (0)

2022年3月17日 (木)

ブックは破損しているため、Microsoft Excelで開いたり、修復はできません

その日、エクセルブックが壊れて、1ヵ月分のデータを失った。
それは、日々の記録をこと細かく記したもので、それに纏わるメモやリンク先などが記されたとても大切な記録だ。

このブックは「記録2022A」「記録2022B」のように(末尾のアルファベットを)リネームすることで世代管理しており、日々のバックアップは取っていない。
なぜ、クラウドに置かないのか?
と言う人がいるかも知れないが、クラウドというのは、大切な金庫を金庫の開け方に精通している人の家に預けているようなものだ。
旅行で撮ってきた風景写真ならば置いてもよいが、大切な情報を置くのは躊躇する。

さて、前回のリネームはいつか?とフォルダーを覗いてみたところ一ヶ月前。つまり、1ヵ月分のデータを失ったということになる。


エクセルのファイルを開いたまま、パソコンをシャットダウンしてしまうのはよくあることだ。
そんな時、次にエクセルを開くと左ペインに修復候補のファイルが表示される。
その候補を開いて、念のためにファイルをリネームしておけば、安全に復旧することができる。
いつもはそうしていたが、その日は違うことをしてしまった。


「記録2022B」を開き、セルに記入しておいたURLをクリックすると、エクセルが(反応なし)となり、エクセルを強制的に終了させた

▼ALT+CTRL+DEL
▼タスクマネージャー
▼エクセルを選択
▼タスクの終了

再びエクセルを起動すると、左ペインに修復候補が表示されている。
ここまではよくあることだ。
この時「まだ、何もデータ入力していないからいいや」と、その候補を閉じた。
再び「記録2022B」を開こうとすると・・
「ブックは破損しているため、Microsoft Excelで開いたり、修復はできません」

まさかの展開だ。
まだ何もデータ入力していないし、上書保存もしていない。それでもブックは壊れていた。

エクセル側に言わせれば「あなたは修復を断ったじゃない。もうムリよ」ということである。

そこで困った時の「Google先生」
先生に次の2つの方針で尋ねてみる

1.自分でできる方法
2.業者に頼む

1.自分でできる方法 については、マイクロソフトのヘルプページが見つかったが、その方法で試しても「ブックは破損しているため~」の状態を脱することができなかった。

2.業者に頼む方法は、時間とお金がかかるし、データの性格上、頼みづらかった。


失ったものは仕方ない。すぐに気持ちを切り替えた。
1つの前の版である「記録2022A」を開き、それを「記録2022C」として使うことにする。
壊れた「記録2022B」は他のフォルダーに移そうかと想ったが、その時はしなかった。
そして、このことが、偶然の僥倖を呼び起こす。


ここから書くことは、修復方法とは言い難い。
「方法」というからには、再現性が保証できなければならない。
従って、復旧できた事例である。


数時間後「記録2022C」を開いたまま、DAZNでV・ファーレン長崎の試合を見ていた時のことだ。
大分の攻撃中、選手の動きが突然止まった。
あぁあ、またDAZNが落ちたか。最近はずいぶん安定していたのにな・・
そう想った次の瞬間、スピーカーから「ぶーん」という音が鳴り、画面が砂の嵐になった。

一大事だ。こんなことは経験がない。心に戦慄が走る。
手も足も出ないので、強制的にパソコンの電源を落とす。
お祈りしながら、電源スイッチを押すと、何事もなかったかのように、いつもの起動画面が出た。


胸をなで下ろし、DAZNが映るのを確認して、エクセルブックを開こうとすると・・
左ペインの復旧候補に「記録2022C」と並び、壊れたはずの「記録2022B」が表示されていた。

半信半疑で「記録2022B」を開いてみると、何事もなかったかのように失ったはずのデータがそこにあった。

この事例から次のことが言える

「ブックは破損しているため~」の状態になった場合

1.破損したブックの名前、保存位置を変えない
2.任意のエクセルブックを開いた状態で、パソコンの電源を落とす(自己責任で^^;)
3.パソコン、エクセルを起動

これで、破損したブックが修復リストに表示される(かも知れない)

ど素人!エクセル講座

| |

2020年1月30日 (木)

便利なALTキーを使う

今日はALTについて。
ALTという単語は中学高校英語で出てこなかったので僕には馴染みがない。
それは、どこにあると?
と博多にお住まいのあなたがツッコんでくれたかと思うが、あるとではなくオルトと読む。

ALTと言ってもアラニンアミノ基転移酵素ではなく、パソコンのALTキーの方^^;)
Alternateを略してALT。「代わりの」という意味である。
ALTキーはWindowsキーボードの場合、スペースキーの左右のあたりにあり、ショートカットキーに用いられる。


ショートカットキーと言えば、[Ctrl]コントロールキーを押しながらの[Ctrl]+[]がよく使われる。
以前、よく使うショートカットキーのアンケートをとった時、上位の1位から9位までが、[Ctrl]+[]だった。

[Ctrl]+[C] コピー
[Ctrl]+[V] 貼り付け
[Ctrl]+[X] 切り取り
[Ctrl]+[Z] やり直し
[Ctrl]+[A] 全選択
[Ctrl]+[F] 検索
[Ctrl]+[ALT]+[Delete] 再起動
[Ctrl]+[P] 印刷
[Ctrl]+[S] 保存


他にもエクセルで使うと便利で、僕が毎日使っている[Ctrl]+[]は以下のものがある。

[Ctrl]+[;] 日付入力
[Ctrl]+[:] 時刻入力
[Ctrl]+[D] 上のセルをコピー
[Ctrl]+[1] 書式設定

ファイルを扱うエクスプローラー(スタートを右クリックで出る)では、同じウィンドウをもう一つ立ち上げたい時に [Ctrl]+[N] が便利だ。


ALTは[Ctrl]+[]のように同時押しではなく、[Alt]>[]>[]のように順次押しで用いられるものに便利なものが多い。

会議でエクセルやPDFなどをスクリーン投影した時「字が小さすぎて見えない」ということがある。
こういう時、マウスを持って来ていれば、[Ctrl]を押しながらホイールボタンを回転させればよい。だが、会議室にノートパソコンを持参した時はマウスを持って来ないことが多く「え~どうやったら大きくなるんだ~」とみんなで立ち往生することがある。
そんな時、役に立つのがコレ

[Alt]>[V]>[Z]
表示サイズを変える

共有フォルダーなどに置かれているファイルの在処=パス(path)をコピペしてメールに貼り付けて「資料はココにあります」と知らせることがあると思う。そんな時に便利なのがコレ

[Alt]>[D]
一発でパス(path)を全選択してくれる
あとは[Ctrl]+[C]でコピー。メール本文で[Ctrl]+[V]貼り付ければよい。


そして、エクセルでとても便利なのが以下の2つ

[Alt]>[A]>[V]>[V]
データの入力規則ダイアログが開くので、セルに入力する文字を全角や半角英数字に限定したい時、ドロップダウンリストを作りたい時に使える。

[Alt]>[M]>[M]>[D]
新しい名前の定義
名前の定義とハイパーリンクの挿入を組み合わせると、カンタンに手順書を作ることができる。これについては、奥が深いのでまた別の機会に詳しく触れたいと思う。

 

| |

2019年3月11日 (月)

エクセルに四角い1とか2とか勝手に入れるグループ男

ある日、チームで共有しているエクセルブックに「四角い1」とか「四角い2」という記号が付いていた。

つけたヤツの目星はついている
「グループ男」だ

聞き慣れない名前かも知れない。
それは、この後の説明を読むとわかる。


ある日、共有して使っているエクセルブックを開くと、列番号のリボンがタテに間延びしていた。
列番号の上に[1][2]といった数字や[+][-]といった記号が出ている。
(実際には[ ]ではなく□)


■鬱陶しいので、すべて消したい!

▼[Ctrl]+[A] でシート全体を選択
▼データ
▼グループ解除
▼列 をチェック
▼[OK]

これで、あっさり消える

「いや、待てよ。もしも"グループ男"がエライ人だったら、やばいな。やっぱり消すのはやめておこう」
という場合は、すぐに [Ctrl]+[Z]
これで、直前の操作を取り消すことができる。


■部分的に消したい

▼まず[+]を1つクリックして[-]に変える
「グループ化」されていた列が現れる
▼グループ化された列をすべて選択
▼データ
▼グループ解除

これで[-]と、そのグループの上に引かれていた横棒が消える。


「グループ化」は長期にわたるマイルストーンをエクセルで作った場合、便利な機能でもある。

仕事に限らず人生では「現在」と「未来」が大切なのであって「過去」を振り返ってばかりはいられない。
いつもは振り返らないので「非表示」にしておきたい場合、その列を「グループ化」して[-]をクリックして閉じておけばよい。


ただし、便利な機能であっても、それが「共有」されたものである限り、メンバー全員の「共感」が必要である。

ミーティングの席で「このようにグループ化しますけど、いいでしょうか?」と合意をとっていればよいのだが、ある日、突然、勝手にグループ化して、しかも、それを黙っているのが「グループ男」だ。

そのチームの長やブックの作者が自らの一存でグループ化するのは容認される。
だが、一参加メンバーがこれをやるから「グループ男」なのである。

「グループ男」はその名に反して、グループ行動が苦手。

「不便だったから」
「僕はいつも、こうしています」
「便利にしておいたのですが、何か?」

「グループ男」は企業組織がIT化された後に社会に出た。
IT前世代とIT後世代が混在する平成の世の中では、生きづらいかも知れない。

| |

2018年7月31日 (火)

エクセルで「気が利かないやつ!」と思われないために(拡張子)

添付ファイルをご覧ください

今日もそんなメールが届く

添付されていたのはエクセル
ファイルを開く
するとファイル名の右側に「互換モード」と書いてある
まぁいいか
ファイルの一部を修整して、上書き保存
しようとすると

このブックで使用されている次の機能は、以前のバージョンのExcelではサポートされていません。・・・・省略

「互換性チェック」のダイアログが開く
そこで[続行]とクリックすれば済むことだが、そのファイルを多くのユーザーが利用している場合、皆が同じ手間を踏むことになり好ましくない。


エクセル2007より、エクセルブック(エクセルで作ったファイル)の拡張子は.xlsxに変わった。
(マクロありの場合は.xlsm)
それ以前のバージョンで作ったファイルの拡張子は.xls

エクセル2007が発売されたのは2007年1月
すでに10年が過ぎており、多くのユーザーは「拡張子が.xlsx」になる(エクセル2007以降の)エクセルを使っている。

※ここでは以下、エクセル2007以降を「新しいエクセル」、それ以前のものを「古いエクセル」と呼ぶ


新しいエクセルでも、古いエクセルで作った.xlsのブックは開くことができる。
他人がつくったブックに数字や文字を入力するといった限りでは、特段の不便はない。

だが、ファイルを開く度に「互換モード」と表示され、保存する度に[続行]をクリックしなければいけないのはストレスだ。
また古い形式は、脆弱性が発見され、それが悪用されるというリスクが、新しいものよりも相対的に高い。

業務効率を追求している人
セキュリティ意識が高い人
そんな人たちは思う

こんな古いブックを新しい形式に変えようとしないのは、気が利かない、面倒くさい、問題意識がない、知識がない、そんな人なのだろうなと。


ブックを新しい形式に変えると拡張子が変わる。
そのブックをネットワークで共有していて、ファイル名のフルパス(full path)を開示している場合(末尾にxがつくので)パスが変わってしまい「みつかりません」となってしまう。

知識はあるけれど、問題意識がない「中途半端な人」は、それをエクセルの形式を替えない言い訳にすることがあるが、
大抵、後付けのへりくつに過ぎない。


拡張子を変えた場合、古い.xlsブックは以下のようにすればよい
▼内容をすべて削除
▼ブックを開いてすぐ見える位置に以下のように記す

**のブックは改訂しました。最新版は以下より入手してください。
*********.xlsx ←ネットワーク上のフルパス or URL

| |

2018年1月10日 (水)

エクセル緑の三角に3年ごとに再会する

エクセルを「エクセル2016」に変えたところ、いつも使っているブックに、緑の三角がお目見えした。
久しぶりだ!
えっっと、君の名は?
確か、なんとか、なんとか、なんとか
つまり、3つの単語で構成された名前だったことしか思い出せない。
それはエクセルのバージョンが上がったからではなく、設定が初期値に戻ったと言うことなのだろう。


そこで、しらべるを検索する
"エクセルを消したい"
1件の記事がヒットした
しかし、その記事はエクセル2013で検証したもの。
そこで、エクセル2016環境で実際に作業してみる。


緑の三角は「エラーチェックオプション」という名前だ。
それを消す方法は、一つ一つ対処するアプローチ(簡単)と根本的に対処するアプローチがあった。

まず、はじめに「一つ一つ対処」

▼緑の三角が出ているセルを選択
▼<!>アイコンが表示されるので!をクリック
▼エラーを無視するをクリック
緑の三角が消える

以下のほう方法でも、同様に期待した効果が得られる

▼緑の三角が出ているセルを選択
▼<!>アイコンが表示されるので!をクリック
▼エラーチェックオプションをクリック
▼エラーチェック欄
 次の色でエラーを示すの色を背景色と同じにする(通常は白)
▼[OK]
緑の三角が見えなくなる


ど素人がエクセルを使う場面では、エラーチェックそのものが要らない
ならば「根本的に対処」する方法は次の通り

【A】【B】どちらで操作しても結果は同じ

【A】
▼緑の三角が出ているセルを選択
▼<!>アイコンが表示されるので!をクリック
▼エラーチェックオプションをクリック
▼エラーチェック欄
 バックグラウンドでエラーチェックを行うのチェックを外す
▼[OK]
緑の三角が消える

【B】
▼ファイルタブ
▼オプション
▼左ペイン>数式
▼エラーチェック欄
 バックグラウンドでエラーチェックを行うのチェックを外す
▼[OK]
緑の三角が消える


これで、次のエクセルが出るまで緑の三角は忘れるだろう。
そしてまた、なんとかなんとかなんとか・・
というに違いないので「みどりのさんかく」で単語登録しておくことにした。

| |

2016年12月 8日 (木)

正体不明 エクセル「謎の枠」

マイクロソフト認定エクセル検定の級をもっている僕をもってしても、マウスで捕まらない列だけは、歯が立たない。

仕方なくA列の左に列を挿入。
そうすると、今度は[B][C]となった列番号の間をつかむことはできた。
しかし、依然として[A][B]の間はつかめないまま。


「えぇっ、なんで?」
ここで画面に顔を近づけて、目をこらすと、列番号[A][B]の間になにやら謎の枠がみえる。
うっすらと亡霊のように。




列番号の間をつかめないのは、恐らくこの「謎の枠」が原因だ。
そこで、1度そのブックを閉じて、再度開いたが事態は変わらない。
別のブックを立ち上げて、そこに内容をコピーしてみたら、謎の枠までついてきてしまった。


これは、妙なものを見つけたぞ。
恐らく、同じような珍現象は世界中で起きているに違いない。
エクセルに謎の枠を潜ませる、おかしなものでなければよいのだが。
とにかく、ここは「Google先生」の出番だ。


"エクセル 謎の枠"
しかし、キーワードがあまりにマニアックだったのか「Google先生」の反応が鈍い。


ならば"エクセル A列とB列の間が選択できない"
それでも「Google先生」知らん顔
こんな時は、あまり捻らず素直に目の前で起きていること、あるいは自分の要望をぶつけることが有効だ。
「Google先生」は正直正ちゃんが大好きだからだ。


"エクセル 列幅が変えられない"
繰り出した最終兵器(キーワード)をもってしても「Google先生」聞こえないふりをしている。

そこで、エクセルを一旦終了。
パソコンの再起動はせず、エクセルを再度立ち上げる。
そして、先のブックを開く。
すると「謎の枠」は消えていた。

なんだ、消えちゃうのか。
もっと、手こずらせてくれれば、いろいろと新たな発見ができたかも知れないのに。
果たして「謎の枠」の正体はなんだったのか。
いつか、答えを見つけたら、ここにリンクして新記事で報告しよう。
それは、数年後になるかも知れないし、明日かも知れない。

| |

2016年12月 7日 (水)

エクセルに謎の枠 A列とB列の間が選択できない

「しらべる」にはど素人!エクセル講座」があるくらいなので、エクセルは苦手ではない。
いや、むしろよく知っている。精通とまで言えるかはわからないが、もう使い初めてから21年が過ぎた。
その前にLotus1-2-3を5年使っていたので、ワークシートソフト歴は26年である。

目の前で起きていることの、たいていのことは経験済みで把握している。
時折、わからないこともあるが、それはネットで「Google先生」に尋ねると、すぐに答えが見つかる。

たとえば、昔使っていた機能を久しぶりに使う時、現在使っているバージョンでのやり方がわからない時などだ。
ところが、そんな僕でも「何それっ!」と気持ち悪くなる出来事が起きた。



その日、エクセルを開き、あるワークシートでリストを作っていた。
A列には「氏名」
B列には「メールアドレス」
が入っている。
C列以降は割愛する。


CSVファイルをエクセルで開いたので、どの列も幅が狭い。
A列は名前の後半が見えていない。
B列はメールアドレスの3分の1程度しか見えていない。


少しだけ、A列の幅を広げよう
いつものように、何気なく[A][B]という列番号が書かれている境目あたりにマウスポインターを当てて、ドラッグしようとした。

ところが、ポインターの形状が変化しない。
いつもならば ←┃→ のような形に変わり、ドラッグすることで列幅を変えられるのだが、ポインターは通常の矢印のまま。
従って、列番号の右側をつかむことができず、列幅が変えられない。



「なんか、ちょっと、疲れてんのかな」

桜井和寿の気分になる。
はじめはマウスの当て方が甘いのだろうと思い、2度めをトライした。
つづいて3度め。
やはりダメだ。

医者からドライアイと診断されているので、目の焦点がずれているのかも知れない。引き出しから目薬を取り出して1滴たらす。
ぎゅっと目をつぶって、再びトライ。

しかし、何度やってもダメだ。
いつもならば、つかめるものが全くつかめないというのは、とても具合が悪い。
おでんの玉子を突き刺すのははしたないので、なんとか箸でつかもうとするのだが、何度やってもつかまらない。
あの時の気持ちに似ている。

つづく

| |

2015年9月11日 (金)

パソコンでファイルを見つけるのに手間取っていることがストレスならば

今日のお話しの対象は、パソコンでたくさんのファイルを入れている方です。
仮に、あなたのパソコンにはMy Documentsの下に20個のフォルダーがあり、そこにはあちこちに500くらいのエクセルファイルが入っているとしましょう。
あなたは自分の作ったエクセルのファイルが、パソコンのどこにあるかわからない!ということはありませんか?
いや、だいたいの場所はわかってはいる。
でも、いざ使おうと思った時に、それを探すのには数分かかるかな。
ショートカットをデスクトップに並べているから大丈夫!
でもこんなこと(下図)になっている。

Dtp

どのフォルダーに入れたか?そのフォルダーはどれだったか?
毎回、探すのに手間取っているよ。
そういう方へのご提案です。
いやいや、探すのには1~2分かかるけれど、それくらいどうってことないよ。
時間がかかった方が、残業代が稼げるし。
そういう方は、また明日お越し下さい。

使うのは「単語登録」です。
前提として以下の作業はしておいてください。

準備ができていたら、ファイルを探していきます
まず、エクスプローラーを開きます。
[スタート]右クリック>エクスプローラーを開く
[Windowsキー]+[E]でも開きます。
エクスプローラーのアイコンがタスクバーに出ている場合、それをクリック
ファイルの在処を探します。
右上に出ている検索窓にキーワードを入れて探すと、速くみつかります。
在処が見つかったら、アドレスバーを左クリック。
すると、アドレス欄の「パス」が反転表示します。
ここでは例として、以下のパスとします。
C:\Users\Documents\重要資料
そこで[Ctrl]+[C]
つづいて[Ctrl]+[F6]
(ATOKでは[Ctrl]+[F7]です)
「単語登録」ダイアログが出ます。
「単語」欄には C:\Users\Documents\重要資料 が出ています。
「読み」は以下の条件で考えます。
・自分が覚えていられる、自分にとってわかりやすい読み。
・できるだけ少ない文字数
よみのネーミングルールとして、お勧めなのは頭文字です。
「じゅうよう」の頭文字「J」しりょうの「S」で「JS」
会議資料ならば「KS」情報共有ならば「JK」です。
「読み」欄に「js」を入力
ただし、ここでWindowsパソコンにはじめからついているMS-IMEを使っている方は、あとひと手間が必要です。
「品詞」欄で「顔文字」を選びます。
(ATOKの場合不要。品詞は名詞のままでよい)
MS-IMEでは、品詞を「名詞」のままで登録すると、パスの半角部分が全角で登録されてしまうからです。
全角の文字列は、パスとして機能しません。
最後に[登録]をクリック
(ATOKの場合[OK])
これで次回から「js」と入力すると「C:\Users\Documents\重要資料」が変換候補に現れます。

| |

2015年6月18日 (木)

エクセル 0で始まる数字を表示する

今日は、ど素人!エクセル講座

皆さんの会社の中には、データベースのキーとなる情報の先頭が0で始まるというケースがあるかと思います。
IT部門のまともな人が設計すれば、こういうことはしません。
IT部門の人でこういう設計をする人がいたら、かなりやばい人です。
大半のコードは数字4桁なのに、0で始まるコードも混在している。
コンピューターのデータベースでは問題ありませんが、そのデータをエクセルで加工する場合が問題です。


セルに「1234」と数字を入力すると
[A1]のセルのように、1234 と表示されます

Ex1


しかし、セルに「0123」と数字を入力すると
[A2]のセルのように、123 と表示されます


セルに「0123」と数字を入力して、0123 と表示させるには
セルに「'0123」と入力します
先頭にコーテーション(SHIFT+7)です。

Ex2



通常の数値は右寄せ表示が標準ですが、コーテーションを先頭につけた「文字列」は左寄せが標準

Ex3


数字として右に揃えるためには、セル[A1]を選択して「文字列を右に揃える」ボタンをクリックする必要があります。

文字列のセルには先頭にコーテーションがはいっています


Ex4




ここでセルを選択した状態で [Ctrl]+1
[Ctrl]を押しながら[1]を押下
「セルの表示形式」を確認すると、標準のままになっています

ここで標準を 文字列 に変えておくと
以後、そのセルではコーテーションを打たなくても、
セルに「0123」と数字を入力すれば、0123 と表示されます

キーとなるコードの先頭に、0で始まる番号が含まれる場合
予めその列の「セルの表示形式」を 文字列にしておくとよいでしょう

手順
列番号をクリックして列を選択
[Ctrl]+1
表示形式を文字列に変更
[OK] クリック

| |