2024年6月 1日 (土)

コロナ咳に効いた薬 コロナ後遺症の咳が止まった日数

大規模病院の高田医師が処方してくれた「レルベア」の服用を始める。

■レルベア200アリプタ30吸入用
効能・効果
・気管支を広げる
・気道の炎症を抑える
用法・用量
1日1回 1吸入

プラスチックケースに入っていて、フタを開けて吸入口に口をつけて吸入する薬。メカニカルで楽しい。

1日に1回しか吸えないので、1粉たりとも無駄にしたくない。
フタを開ける前に肺活量検査のように息をすべて吐ききる
フタを開けて口を付ける
一気に吸う
蓋を閉めて仕舞う

結論からいうと、このレルベアがコロナの咳を止める決定打となった。
これまでにのんだ市販薬の咳止め、都心クリニックの処方薬は全く効かなかったが、レルベアは嘘のように咳が止まっていった。
ちょうど、この頃が咳が止まる時期だったのかも知れないが、効果があったことは疑いの余地がない。

レルベアを5日連続で服用して2日休む。
1週間後に大規模病院で呼吸機能検査の予約があり、高田医師から「検査の2日前からレルベアの服用を休止するよう」言われていた。


45日め
大規模病院で呼吸機能検査
朝のレルベアをこの日も吸っていないが、咳が出ていないことに気づく。

検査室で呼吸機能検査のあと、高田医師の診察。
「咳も出ていないようですから、このまま様子見で終わりになると想います。次回予約します?」

お願いします!と即答する。
人気の高い病院なので一旦予約が途切れると、とりづらくなる。
念には念を入れる。
17日後に診察予約を入れてもらった。
その日は罹患から62日め、咳が出始めてからちょうど8週間にあたる。

8週間までは「遷延性咳嗽」
それを過ぎると「慢性咳嗽」
その境目となる。

帰宅して、1日1回のレルベアを再開した。

46日め
咳は一切でなかった

47日
咳が出てレルベアを想い出して吸う^^;)

48日~49日
夕方になると少しだけ咳が出た

50日め
長時間の屋外活動だったが、咳は少しだけ
周囲に「咳をしている人」として不快な印象を与えずに済んだ

51~55日め
咳は一切でなかった
コロナ罹患からずっとお世話になっている「龍角散ののどすっきり飴」をなめる回数も少しになった

56日め
夕方、少しだけ咳が出た
結果的にこれが「コロナの後遺症としての咳」としては最後になった
従って、このお話のタイトルである「4年遅れのコロナ 咳がとまるまで*日間の記録」の*にはまる数字は「56」
罹患からかぞえて、ちょうど8週間で咳が止まった。

57日め
咳は一切でなかった
この日をもってレルベア吸入を休止して様子をみる
レルベアの吸入回数(日)は12回(日)だった。

58~61日め
咳は一切でなかった

62日め
大規模病院 高田医師の診察
「これで終了です。また咳が出たら来てください」

患者に寄り添う、その一言が嬉しい。
名残惜しかった。後ろ髪引かれる思いで診察室を出た。
もしまた咳が出るようなことがあれば、市販薬や不親切なマチ医者には目もくれず、高田医師を頼ろうと想う。

おわり

4年遅れのコロナ 咳がとまるまで*日間の記録

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2024年5月31日 (金)

「コロナ後の咳」は5週間止まらず。大規模病院の内科呼吸器科にかかる

31日め
6日間のみ続けた「パブロンゴールドA」では、症状は改善しなかった。
鼻水・痰は出るし喉は痛い。
熱だけは平熱+0.3度と少し下がっている。

ここから以下の3点を投入した。
1,麦門冬湯54
2,パブロンS咳止め
3,のどぬーるスプレー(再開)


「麦門冬湯(ばくもんどうとう)」は、乾いた咳の改善に効果が期待できる漢方薬。
そのエキスを含む薬が多数でており、麦門冬湯エキス54はそのひとつ。

■品名:麦門冬湯エキス〔細粒〕54
からぜき、たんの切れにくい咳に特化した薬
第2類医薬品
メーカー: 松浦薬業
実勢価格:1,120円( 2g×12包)

水分のある痰が出ている時この薬の出番はなく、あくまで「こんこん」とからぜきが出る時の薬。

スティックタイプ個包装なので、お出かけの時に重宝する。
僕にとっての咳を止める特効薬は「龍角散」なのだが、外出時は飲みづらい。
龍角散シリーズ製品をすべて試したのだが、効果がなかったことは既述したとおりだ。


■パブロンS咳止め
大正製薬は「つらいせきや、たんの症状を改善するせき止め薬」と謳っている。


36日め
朝に「麦門冬湯54」夜に「パブロンS咳止め」といった具合に併用して6日が過ぎたが、症状は改善しない。
この間に「QUEEN THE RHAPSODY TOUR 2024」参戦があったが、咳が出て喉は痛く、ライブの間じゅう「龍角散ののどすっきり飴」をなめ続けていた。
できれば、もっとADAM LAMBERTと共に歌いたかったが、コロナに罹った時期が悪かった。


コロナ罹患後5週間を過ぎ、そろそろこの咳が「後遺症」として長く残るのではと心配になってきたので、大規模病院の内科呼吸器科にかかることにした。

数年前、頭の怪我でホッチキスを5針打ち込んだ時の病院だ。
今かかっている医療機関からの紹介状(診療情報提供書)がない場合「選定療養費」がかかるが仕方ない。


38日め
大規模病院 初診

ここまでの「時系列の記録」をエクセルで作り印刷したものを持参。
高田医師(仮名)に手渡す。
ひととおり読んで彼女は言う
「おそらく、しばらくすれば咳はおちついてくると想います」
少し拍子抜けした僕は、後遺症が残るような心配はないのでしょうかと食い下がる。
「そうしたら、ご希望であれば呼吸機能検査をしましょうか?」

おあずけをくった犬のように首を縦に振って「お願いします」と即答。
できる検査はなんでもしておく。それが僕の考え。
以前には、こちらから検査をねだって下垂体腺腫を発見してもらったことがある。

咳止め薬をリクエストしたところ、高田医師からは「レルベア」が処方された。
「リフヌア」のりの字が喉から出そうになったが、言わないでよかった。

4年遅れのコロナ 咳がとまるまで*日間の記録

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2024年5月30日 (木)

コロナ再罹患の世界記録を作ってしまったのか?

罹患から18日で再びコロナに罹るなんてことがあるのか

複数のコロナ再感染を検証した論文によると、コロナに再感染する最短期間は「19日」という発表がみつかった。
ということは僕が「18日」でコロナに再度罹患したのは"世界記録"ではないか。
一瞬、気持ちが高揚しそうになったが「いや、おかしい」とすぐに思い直し、しらべ続ける。

すると「TOKYO BUSINESS CLINIC」のウェブページに以下の文言が見つかった。
(以下引用)
PCR検査は一度陽性になるとその後1ヶ月間は陽性に出続けます(平均20日間)が、発症日より10日間経過すればすでに感染性はなく、日常生活や仕事への復帰が可能です。
コロナウイルス感染症から治癒したことを証明するために、PCR検査を受けて陰性を確認することは必要ありません。
(引用おわり)

僕の場合、罹患から18日での再検査。
そこは当然「陽性」が出ると言うことだ。
では、なぜ「都心クリニック」はPCR検査をしたのか。

クリニックの院長はPCR検査については「今日結果が届きますから参照してください」と言った。
それを聞いた時「なんか変だな」と想った。PCR検査結果は重要なはずだが、その結果を「参照してください」という言葉の軽さが引っかかった。

恐らく検査料を稼いだのだろう。
僕が「検査を希望しない」と意思表示したにも関わらず・・


25日め
「都心クリニック」で処方された薬は5日で切れていたが、再度受診する気にはなれず様子を見ている。
咳はほんの少しだが続いている。微熱(平熱+0.5度)も続いている。

ここから市販薬「パブロンSゴールドW」を飲み始めた。

■パブロンSゴールドW 大正製薬
気道粘膜バリアを強化したパブロン

・のどの痛み、せき、鼻みずなどかぜの諸症状を和らげる風邪薬
・指定第2類医薬品
いつも「早めのパブロン」としてお世話になっている「パブロンゴールドA」は44包1,880円(1包あたり42.7円)こちらは24包 1,780円(同74.2円)

「気道粘膜クリア成分のアンブロキソール塩酸塩と気道粘膜リペア成分のL-カルボシステインを配合。気道粘膜バリアをWケアするクリア&リペアRのW処方」という文言が「コロナ後遺症の咳」にフォーカスしたのではないかと(勝手な)期待感を抱かせる。


27日め→28日め
この日を境に、風邪の後遺症としての咳は「風邪症候群」から「遷延性咳嗽」へと移行する。
「コロナ後遺症の咳」はいつまで続くのかわからない。
このまま、数ヶ月つづくのはきついし、カラダに悪いと想う。

4週間を超えたら、そこからは何らかの手を打たなければならないだろうと考えていた。

4年遅れのコロナ 咳がとまるまで*日間の記録

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2024年3月14日 (木)

近寄らない・寄り添わない医師と寄り添ってくれた薬剤師

18日目
呼吸器内科受診
その日の朝になって"オンライン予約したのが「対面診療」か「オンライン診療」なのか"不安になった。
オンラインという言葉が両方に使われていて紛らわしい。
行ってみたら「来なくてよかったのに」と言われるのは悔しいので「都心クリニック」に電話を入れる。応答したのはコンピューターによるガイダンス。だと想ったらAIだった。
昨今、AIが優秀なのは知っているが、果たして僕の疑問は解消されるだろうか。
疑心暗鬼で名前と予約した時間を言い、これが対面なのかオンラインなのかを尋ねたてみたが、要領を得ない様子だった。
「IT導入」の先をいく「AI導入」は先進的だが、電話くらい人が出たらいいのに。
ウェブサイトには「スマホ診察券」を作ってきてとあったが、実際に受付でスマホを見せようとすると「それはいいです」とのことだった。


「予約しているのに待たされる」
病院とはそういうところだと僕は想っている、他の誰かと同じように。
ところが「都心クリニック」は予約時間ぴったりに「おはいりください」と診察室から声がかかった。
先進の技術を導入するだけでなく、世の中の非常識である「病院の常識」を打破しようという経営者の意気込みを見た。
だが、ポジティブなのはここまで。

診察室は透明のパーテーションで区切られている。
医師はその向こう側にいて、僕の喉を見ることもしないし、聴診器で肺の音を聞いたりもしない。

僕がWEBで事前提出した問診内容を見ながら医師が言う。
「咳止めの薬を出すのは簡単ですが、そもそも肺炎になってるかも知れないのでレントゲンを撮ります。それからPCR、インフル、血液検査をします」

問診票の設問に対して「PCR、インフルともに検査を希望しない」にチェックを淹れていたのに。
せめてもの抵抗で「先日、中山医院でインフルは陰性と言われましたが」と抵抗すると「何日経っていると想ってるんですか」と遇われた。

結局、院内では診察なしで検査3つ。これでは、ちょっとグレードの高い町医者の検査に来たようなものだ。


検査室は感染対策がシステマティックに構築されており、看護師たちがそつなく検査をこなしていく。
検査を受け終え待合室に戻ると「インフルエンザは陰性でした」とメールが届いた。

今受けた検査の結果を医師からではなくメールで知るというのは「世の中変わった」というか、なんというか。

再び診察室に呼ばれる。
肺の写真を見ながら医師が言う。
「肺炎はありません。咳止めを二種出します。インフルエンザは陰性だったのは知ってますね。PCRの結果は夜にメールで届きますから参照してください。血液検査の結果は3日後には出てますからまた予約して来てください」

「参照してください」は妙な言い方だなと想ったが、特に気には留めなかった。
後にこの一言が医師の姿勢を象徴していたのを知ることになる。
ちなみに「咳止めを二種出す」は誤りで、処方された薬の1つは下痢止めだった。これでも数日苦しむことになる。


「都心クリニック」のホームページには、医院長による呼吸器科のプロとしての知見が掲載されていた。
そうしたプロの話が聞けると想って遠くまで来たのに肩透かしを食らった気分だ。

「咳は辛いですよね」
処方薬の受け取りで訪れた門前薬局で、薬剤師さんが目を細めながら寄り添う言葉をかけてくれた。
僕らは病院に慰めの言葉を聞きに来ているわけではないが、医師や看護師が患者に寄り添う姿勢は病気ですさんだ気持ちを解してくれる。
薬剤師さんの優しい笑顔に、少し気持ちが和らいで病院の建屋を後にした。


その日の18:00過ぎ「都心クリニック」からメールで届いたPCR検査結果は「陽性」だった。

都心クリニックです。PCR検査の結果は【陽性(+)/Positive】でした。
コロナの経口治療薬をご希望の患者様は当院HPからコロナ治療薬外来の予約をお取りください。

僕は気が動転して目の前が真っ暗になったが、10秒後には光を取り戻してすぐに対応に入った。5日後に大切な約束が控えていたからだ。

「またイチからやり直しなのか」
約束相手に日延べをお願いし終えると、途方に暮れた。
ここまで18日間、隔離され制限された生活は、そう簡単ではなかった。

びっくりして咳が止まってしまいそうだったが、一旦おちつくと「コレって本当なのだろうか?」と疑問がもたげた。

4年遅れのコロナ 咳がとまるまで*日間の記録

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2024年3月13日 (水)

「コロナ後 咳が止まらない」「リフヌア 居住地」

17日目
咳の頻度が上がった。
「龍角散」シリーズはすべて試し終えた。そのアプローチでは咳を止められないことがわかったので、新たに「パブロンSゴールドW」を手に入れた。

「パブロンSゴールドW」は気道粘膜バリアを強化したパブロン
・のどの痛み、せき、鼻みずなどかぜの諸症状を和らげる風邪薬
・指定第2類医薬品
・メーカー:大正製薬
・実勢価格:微粒24包 1,780円(パブロンゴールドAは44包1,880円)

「気道粘膜バリアをWケアするクリア&リペアRのW処方」
という謳い文句に咳を止める効果を期待したが、特別な効果は体感できなかった。


そろそろ本腰を入れて現状を見極める必要があると想った僕は「コロナの咳が止まらない理由」をしらべることにした。

コロナ後の長引く咳について、「茅ヶ崎内科と呼吸のクリニック」のウェブサイトに掲載された話しがわかりやすかった。

(抜粋して引用)
このような状態になってしまう方の何割かは「咳過敏症症候群」という状態になってしまっていることがわかってきました。

「ちょっとした刺激でも、その刺激を受け取る神経が知覚過敏になっていまい、刺激が増幅されて脳に伝わることで激しい咳になってしまう状態のことです。
(引用おわり)
「茅ヶ崎内科と呼吸のクリニック」ウェブページより

このウェブページでは"8週間以上続く咳(慢性咳嗽)に「リフヌア」が有効と紹介されている。

■咳の分類
咳が3週間目まで続く→風邪症候群
3週間から8週間持続→遷延性咳嗽
8週間以上続く→慢性咳嗽

■リフヌア錠
杏林製薬
難治性慢性咳嗽治療薬
処方日数制限が2023年4月30日より解除


この時点では、僕の咳はまだ3週間未満なので「風邪症候群」
まだ「リフヌア」の域に達していない。

そこで、将来的なリフヌア処方を視野に入れて、専門医を探すことにした。
これが新たな災難の扉を開くとは思いもせずに。


「コロナ後 咳が止まらない」「リフヌア 居住地」
このワードでしらべていくと、咳についてわかりやすい知見を述べている「都心クリニック(仮名)」のホームページにたどり着いた。

徒歩で行ける中山医院と比べると少々遠い場所ではあるが、都心クリニックは「呼吸器内科」を謳っている。プロの力に頼りたいと思い、すぐにWEBから予約を入れた。


病院へいく際はいつも、症状の推移を記した「時系列の記録」をパソコンでつくり印刷して持参している。
おしゃべりな僕は、症状を口頭で伝えようとすると、ついつい余計なことまで話してしまう。病名の予測や「Google先生」にならった処方薬のにわか知識といったことまで。
シッタカブッタことを言うと、顔をしかめる医師も居る。
玄人からすれば「素人が何を言う」ってなものだ。

たいていの病院では、受付で紙を渡すと医師に回してくれて、医師はその紙を見ながらパソコンのカルテに打ち込んでいく。
「余計なことを言わないで済む」口数の少ない真摯な患者でいられるメリットは大きい。


都心クリニックのウェブサイトでは、問診の事前申告が推奨されていた。
事前にパソコンで問診内容を申告できるのは理に叶っている。
中山医院に掛かってからここまでの概況と「咳を止める処方薬を希望」という最大ポイントを記した。

4年遅れのコロナ 咳がとまるまで*日間の記録

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2024年2月11日 (日)

「大丈夫な咳」がまかり通った2008年から「咳エチケット」は周知されていた

13日目
咳が出始めてから1週間
「龍角散を全部試す」効果が出始めたのか、昨日より少し快方に向かっている。

14日目
風呂掃除をしていて、腰がぎくってなった
恐らくコロナ罹患以降、ヨコになっている時間が長く、外出もしていないため、からだ全体の筋肉量が落ちたからだろう。
「咳」にくわえて「腰」これに長年悩まされている「左目」(恐らくドライアイ)の三重苦と付き合うことになった。

「歳をとると、からだのあちこちガタが来るよね」
年寄がどこか悪いと自嘲的に言う言葉を、誰に言うわけでもなく独りごちる。
ところで「ガタ」ってなんだ?と「Google先生」に尋ねてみた。

・硬い物がぶつかり合って出す「ガタガタ」という音からきている
「ルーツでなるほど慣用句辞典」より

最近「Google先生」は応答の際、AIで生成した文言をまくらに置くことが多い。それらは、どこかのウェブページからAIが学習してきたものである。果たして、その1つ1つに許諾を得たり対価を払ったりしているのだろうか・・・


15日目
罹患以後初めて屋外活動に出る。
厚労省が示すデータに拠れば、既に感染力のあるコロナウイルスは持っていないと想うが、咳をしているのでマスクは欠かせない。

マスクなしで咳をする人に対しては、コロナ禍以前からも「咳エチケット」が周知されていた。

(以下~東京都「新型インフルエンザ予防の一手」パンフレット 2008年12月配布~より引用)

咳エチケット
○咳などの症状があるときはマスクを着用しましょう
○咳・くしゃみをするときは、周りの人から顔をそむけましょう
○咳・くしゃみをするときは、ティッシュなどで口と鼻を覆って押さえましょう

(引用終わり)

コロナ禍前は、マスクなしで咳をする人が「これは大丈夫な咳だから」と弁解していた。
咳は、体の中からばい菌を追い出そうとして出る。どこにも「きれいな咳」はない。
周囲にいる人は、その人のばい菌を吸わされることになり、やるせない気持ちになる。
その一言を言った人は、人間を見限られていただろう。

「顔をそむけても、手を当てても、周囲の人は不安で不快。周囲の人に安心感を与えるには、マスクを着用しなければならない」
*これは2009年3月にしらべるに掲載した文章


久しぶりの屋外活動
「立っている」と咳がよく出た。
自宅でパソコンの前に座っている時は「治ってきたな」と想うのだが、立ち歩き、人と話す、つまり活動すると咳が出る。

コロナめ、痛いところを突いてくるな

4年遅れのコロナ 咳がとまるまで*日間の記録

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2024年2月10日 (土)

龍角散 のど飴 ダイレクト タブレット を全部試す

9日目
(発症日を0日目として8日目)

「のど対策」だった処方薬が途切れ、代わりに「咳対策」が必要となったため、この日から龍角散を始める。

龍角散は僕が生まれるより遙か前の1871年に発売された咳止め薬のロングセラー。
「ゴホンときたら龍角散」
僕も子供の頃から愛用している。


■龍角散
鎮咳除痰剤
第三類医薬品
メーカー:龍角散
実勢価格:757円(20g)

使い方
■用量:1回さじ1杯、1日3~6回
■舌の上に乗せて飲み込む

現行品では、粉を舌の上に落としやすい「穴あきさじ」に代わっていた。
これまでのさじでは、舌の上でさじを返した時、粉がさじに張り付いていて落ちず、さじをトントンと叩いていた。
「穴あきさじ」では、若干だが粉離れがよくなっている。

■龍角散の歴史
1871年
龍角散発売

2008年
龍角散ダイレクト発売

2011年
龍角散ののどすっきり飴発売

2018年9月10日
龍角散タブレット発売


「龍角散ののどすっきり飴」は、のど痛・咳が出る時に重宝する。
喉風邪の時だけでなく、カラオケで歌い込む時にも必須。


■龍角散ののどすっきり飴
龍角散のハーブパウダー配合
のど痛/咳止めといった効能は謳っていない
実勢価格:250円(1袋100g)


11日目
入浴再開
Z世代(Gen Z 1996年以降に生まれた世代)には「おふろチャレンジ」という言葉があるくらい、おふろに入るのを面倒と想う人は多い。
僕もさほど苦にしてはいないが、面倒と思う気持ちはあるので、正直なところ、風呂に入らなくて済むのは楽だった。


12日目
この日は罹患後、初めてのお出かけ。
"持ち歩きに便利な龍角散"かと想い「龍角散ダイレクト」を手に入れた。

結論からいうと、これは"喉あれ・不快感を取り除く薬"であって咳止め剤ではなかった。
顆粒ミニスティックなので、ポーチやサコッシュにいれやすい。
水なしで顆粒を飲み込むと、一瞬すっきりするのだが、その感覚は長続きしない。
それでも一瞬の爽快感はあるので、リピートして使い続けたい。

役所の手続きで立って書類を書いていると、断続的に咳が出た。
この日から「座っているとなんともないが、立つと咳が出る」が長くつづくことになっていく。

■龍角散ダイレクト
第三類医薬品
メーカー:龍角散
実勢価格:654円(ミント 16包)
用量・用法:1日3~6回 2時間空ける


龍角散ダイレクトと一緒に「龍角散タブレット」も取り寄せた。
これは"持ち歩きに便利な龍角散のど飴"といった位置づけ。
のど飴は1個あたり10.5kcal、シュガーレスの龍角散タブレットは1袋(10.4g)41kcal
のど飴のような甘ったるさが口に残らない。カロリーが低い。というところが長所だが、こちらは僕にとって必要な場面があまりなかった。

4年遅れのコロナ 咳がとまるまで*日間の記録

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2024年2月 3日 (土)

コロナ患者の「4人に1人」が脱毛症を発症にびびる

7日目
(発症日を0日目として6日目)

朝めざめた時「おぉ生きてる」とほっとした。
こんな気持ちは初めてだ。
手術を受けて集中治療室で目覚めた時にも、こんな感情はわかなかった。
実績がある手術の場合、起こりうるリスクが事前に説明されているが、コロナはまだ得体が知れない。


枕に抜け毛がおちている・・
いつもは気にしたことがなかったので、これは明らかに多い。
ここ数日寝続けていたから、数日分が溜まったものなのか
もしかして「コロナで髪が抜けるのか」
そうだとしたらエラいことだ。
さっそく「コロナで髪が抜けるのか」をしらべる

「Dクリニック」のウェブサイト
(以下引用)
国立国際医療研究センターが実施したコロナ後遺症についての追跡調査より「(新型コロナウイルス感染症患者の)約4人に1人が脱毛症を発症」「コロナの症状を発症後、約2か月後に脱毛症が顕在化する」ことが分かっています。
(引用おわり)

しれっと強いエビデンスが出ている^^;)
「4人に1人」とはどえらい高確率じゃないか。気の弱い人ならば「禿げ確定」と塞ぎ込んでしまう。
「2ヶ月後に顕在化」というので、注意して見守りたい(いつも注意しているが)

お風呂なしが8日めとなったので手袋型の「ドライシャンプー」を使う。
これは気持ちいい。
ここでも、手袋に付く抜け毛が多い・・

なお、これらの"抜け毛"は、後日、入浴再開してからはなくなったので、長い間洗髪してなかったことにより、本来抜けるべき数日分の毛髪だったものと想われる。


今日も咳が出る
起きていると出るのか
寝ている時に、咳き込まないのは不幸中の幸い。


8日目
(発症日を0日目として7日目)

咳は少しだけ。前日と変わらず。
処方薬が終わったので、ここからはパブロンAを再開する。

罹患以降、初めてお昼にベッドから起きてパソコン前に座る。

ペットボトルの「おーいお茶」を飲むと、咳が鎮まった。
お、もしかしてお茶が咳に効くのか?
と色めき立ったが、翌日にはお茶による咳止め効果は消えていた。
恐らく、8日間カフェインを摂取していなかったため、一時的な"何らかの効果"があったものと想われる。

4年遅れのコロナ 咳がとまるまで*日間の記録

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2024年1月31日 (水)

全容がわからない病気で、自分の体に何が起きているかがわからない不安

5日目
(発症日を0日目として4日目)

コロナ陽性診断を受けた翌日以降、昼間はずっと寝ていて、その2日め。
19:00からは「バスケットLIVE」でVELCAの試合を観る。
療養中は、パソコンで「NHK+」を見る機会が増えた。
インターネットでテレビが見られると、寝室から出ないで済むので助かる。


中山医院で処方してもらった薬が効いて、喉の痛みはずいぶん楽になった。
体温は36度台後半で高止まり。


風呂に入れないのは5日め。
防災グッズとしてローリングストックしている「手袋シャンプー」を初めて使った。
□手袋シャンプー
手袋型のドライシャンプー
メーカー:本田洋行(愛媛県四国中央市)
断水時・入院時の洗髪に使える
実勢価格:5枚 364円

手袋型なので指の腹で頭皮が洗いやすい。
泡立たないので水で流す必要はなく、ノンアルコールなので安心感もある。
片面で頭の半分を洗ったら、手をいれなおして残りの片面を使う。
僕は髪が短いので、1枚で頭が2つ洗えそうだった^^)

本田洋行では姉妹品「手袋からだふき」も発売している。
2点とも使用期限は明記されていない。


6日目
(発症日を0日目として5日目)

1つめの区切りである「外出自粛」の最終日。

2023年5月に新型コロナウイルス感染症が5類感染症移行後、厚生労働省による行動のガイドラインは以下の通り。

▽発症の翌日から5日間は外出を控える
∇6日目から10日めまでは、周りにうつさないよう配慮(マスク着用・ハイリスク者との接触を控える)

「発症の翌日から5日間が経過したあとは、体内のウイルス量が大きく減少するという分析結果や、5日間を隔離期間としている海外の事例を踏まえた」期間の設定根拠が説明されている。


当初の主症状だった「のど痛」が消えた。
その代わり、少しだけ咳が出ている。
この時はまだ、この咳が一過性なのか「出始めた」という位置づけなのかわからなかった。


この日、夜中に足先がざわつく違和感で目が覚めた。
血が騒ぎむずがゆい感覚。不吉な予感がして膝下をマッサージする。

「能登地震」報道で、エコノミークラス症候群の注意喚起を毎日聞いている。
こうして、まる5日寝続けたのは初めてかも知れない。
手術入院した時は、昼間からごろごろしていると、看護師さんが来て「動けるなら動いてください」と注意された。
血流が悪くなっているのかも知れない。最悪の場合、命に危険が及ぶ。

コロナはこの世に出てまだ日が浅い。
いろいろなコトが理由と共にわかってくるのは、まだこれから。
体になにが起きているかわからないだけに怖い。

4年遅れのコロナ 咳がとまるまで*日間の記録

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2024年1月30日 (火)

コロナ罹患備品一覧

4日目
(発症日を0日目として3日目)

予め仕込んでおいた備品をテーブルに並べて「とにかく寝る」という治療体制に入る。

■コロナ罹患備品一覧

・バランスパワー(カロリーメイトのようなブロックタイプの食料)・・・10食分程度
「食後の薬」を飲むために規則正しく食事機会を確保する必要がある時、手軽に食べられる。


・「冷えピタ」・・・熱がある・喉が痛い場合
主に喉に貼って使った。
「喉が痛いとき、冷えピタを喉にはっていいですか?」
とBardに聞こうかと想ったが、面倒なので聞かずに貼った。
ちなみに後日聞いてみたところ「喉にはって問題ありません。」とのことだった。


・「龍角散ののどすっきり飴」・・・のど痛対策
炎症が起きていて喉が痛いうちは痛み止め。その後、長引く咳に対しては咳鎮めとして、今回の療養では最もこれにお世話になった。


・腋下式体温計
非接触体温計は外気温にも影響を受けるので、定点観測には向かない。
療養中は腋下式だけを使った。


・アルコールタイプのウェットティッシュ
自分が触ったドアノブ、トイレ便座などを拭く。
2020年にコロナ禍となってからずっと「ドアノブなど触った所を拭くことに、どれほどの意味があるのか」と懐疑的だった。
今回、厚生労働省のサイトなどでしらべると、金属は特にウイルスの残存時間が長いのだと知った。

エリエール「除菌できるアルコールタオル」はとても便利だった。
筒状の容器から1枚取り出すと、次の1枚がポップアップする。
上蓋のヒンジに弾力があり、パタッと下ろすだけで閉まってくれる。
頻度高く使うものなので、この手軽さは助かった。
ケース入り80枚・・444円 詰め替え70枚・・352円(いずれもヨドバシ.com)


・OS-1/ボディメンテドリンク
病気療養には欠かせない「飲む点滴と」言える経口補水液。
今回はこれに加えて薬局で安売りしていた「ボディメンテドリンク」を併用した。

□ボディメンテドリンク
乳酸菌B240入り
発売:2018年10月9日
ネット通販の実勢価格は161円(500ml)だが、薬局では108円~138円で売られていた。

OS-1と同じ大塚製薬の製品。
OS-1は脱水症の食事療法用に開発されたが、ボディメンテは「ハードなトレーニングにより体調を崩しやすいアスリート選手が試合で最高のパフォーマンスを発揮するのが難しいという課題に着目して開発された」と説明されている。

カロリー(500ml換算値)
ボディメンテ:90kcal
OS-1:50kcal

用量
ボディメンテ:特に制限なし
OS-1:成人1日500~1000ml

「OS-1」はシリアスな病状の時、「ボディメンテ」は回復期から普段使いとした。

4年遅れのコロナ 咳がとまるまで*日間の記録

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