2025年7月18日 (金)

Foot Fit 3 レンタル明け1週間で購入

Foot Fit 3 の2週間レンタルが終わってから1週間後、僕は早々に買うことを決めた。
もともと買おうと言う気持ち 65%ほどでレンタルを終了していたので順当といえば順当。

一ヶ月後に設定されている 4,500円クーポンの期限までにはまだ1ヵ月ある。
それでも割と早く買おうと決断した理由は、手術が決まったからだ。


手術を終えるとおよそ1ヵ月ほど、外出機会を控える日々が続く。
これまでだってほとんど運動も散歩もしてないのに、これでさらに運動量が落ちることになる。

この間、気をつけたいのは、階段での転倒やなにかに頭をぶつけること。
そうしたリスクを避けるために、安定して立てる筋力を維持したい。
それにはFoot Fit 3 が好適だと考えた。


MTGのオンラインサイトは配送日の指定ができない。
今のうちに注文しておけば、手術日前後に届くかな。できれば前日までがいいなと思っていたら、なんと翌日に届いた。
「アマゾンかっ」
と突っ込んだが、早いに越した事は無い。


いつもならば、新しい機械が届くと、慎重に箱を開けて、まず説明書を読み、恐る恐る初電源を入れる。
使い始めるまでには、一定の手間ひまが必要だけれど、この機械は1度レンタルで経験済。

慣れ親しんだ実家に帰ってきたかのように箱をスイスイと開け、電池を入れて、すぐに使い始めた。
説明書は一切読んでいない。


レンタル品との違いは輸送箱の梱包がちょっと丁寧だったことくらい。
(といってもクラフト紙が数枚多い程度)
細かい事が気になるのが僕の悪いクセでいうと、レンタル品は本体にも電池がセットされていた。たいしたことではないが。

本体そのものは底面手前部品の色が1部分違うような気がした。(勘違いかもしれない)


箱の中には、南こうせつやさだまさしが出演する「加山雄三トリビュートライブ」の応募チラシが同梱されていた。
未だ見ぬ"中学生時代のアイドル"2人を1度に見られることに惹かれたが、日程が用事と重なっていて泣く泣く見送った(泣いてないけど)


新しい月から使う「トレーニング記録紙」には、Foot Fit 3 の項目を追加した。
「コンディションニング」「トレーニング」コンディショニング」
それぞれレベルの数字を書き込むようにした。

そして、レンタル中は(暫定で)欄外に書いていた「右と左の筋肉量」についても新たな欄をつくった。

これで、レンタル前2週間からレンタル期間(2週間)を経て、これからまた使い始めた後のデータが溜まっていく。


レンタルの2週間では、比較できる従前データが2週間分と少ないこともあってか、全くと言っていいほど「効果が数値化されなかった」

これから1ヵ月、2ヶ月と長く使っていく中で、数値の変化、比較考量ができる。
現在は「タニタ体組成計」で左右の足ともに「9.0」前後の筋肉量が、どのような数値変化をたどるか楽しみ。

有為な数値変化があれば、ここでお知らせしたい。
ダメだったら、あえて言わないかも知れない。

Foot Fit 3 のお話 いったん *おわり*

Foot Fit 3(もくじ)

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2025年7月17日 (木)

レンズはテクニスオデッセイです

白内障情報収集に務めてきたこの1年間「白内障手術の映像は見ない」と決めていた。
(日本のYou Tubeでは手術そのもの映像はNGらしい)

どのような手順で手術が進むのか、見てもしょうがないからだ。
僕が執刀する側ならば、しっかり学ぶけれど、僕は結果を受け取る側。見たことでネガティブなイメージを残したくなかった。
僕ができることは、信頼できる医師を見つけて委ねるだけだ。

と言いつつ・・
目を瞑るわけにもいかないので、ぼんやり見ていたDVDのなかで「レンズが目に入り位置を落ち着かせる場面」は、ポジティブな気持ちになった。


再び診察
ここで、先生から手術に関するリスクの説明。
この下りは、数十冊読んだ大半の白内障書籍に書かれていたので頭にはあるが、ここはしっかり聞く。

ここで先生が「メヲガード」を取り出す。
「おぉそれそれ」とは言わなかったが、手術が決まったらすぐ買いに行こうと想っていたやつだ。

寝ている時に外れないか心配なのでバンドと取り替えられるハイブリッドタイプを選ぶ。
試着してピタリのサイズが選べた。これで眼鏡店に行く手間が省けて助かった。

相変わらず、商品名が出てこないまま
先生
「何か質問はありますか?」
moto
「レンズは何ですか?」
先生
「ジョンソン・エンド・ジョンソンのテクニスオデッセイです」
moto
「あぁよかった」

これで、めでたく全て決まった
それでも、まだあの話がない

moto
「レンズを決める時は中間は65cm、近方は何センチと焦点ごとに異なるレンズがあるわけではないのですか?」
先生
「ないです」

ここは、この日1番驚いたポイント
僕の理解では、同じオデッセイでも以下【例】のようにレンズが分かれているのだと考えていた。
【例】
「遠方視力1.2 中間65cm 近方40cm」
「遠方視力1.2 中間55cm 近方40cm」


乱視対応については確認したが、マイクロモノビジョンはとかは言わなかった^_^


帰りの会計で同意書にサイン
「手術に向けた点眼の説明」「術後の日常生活」の資料を受け取る
手術当日の支払方法を確認。
保険診療部分は現金、レンズ代はカードが使えた。
高額療養費については、マイナンバーカードの提示で専用書類は不要であることを再確認。

さて帰ろうかとした時、肝心な質問を忘れていたのを想い出した。
「手術名は水晶体再建術で合っていますか」
医療保険会社から給付金をもらうために、ココはとても重要。
スタッフさん、先生に確認に行って戻って来た
「水晶体再建術でまちがいありません。暗記していらっしゃるんですね」
笑顔のやりとりは、どんな時でも嬉しい


門前薬局で処方された目薬2種類を購入して日程を終えた。

(心の声)
眼にレンズを入れることに怖じ気づいたあの日(後述)から一年
いつも、心の何処かにうっすらと白内障手術のことがあった。消しゴムで消しても消えない消し残しのように
いやぁ、こんな一気に決まってしまった

中間の距離とか近くの距離とかを狙って細かく決めてレンズも違うのかなって思っていた。
度数と乱視対応が決まれば、同一銘柄でレンズは1種類だと言うことだな。

「家から近い眼科」「オデッセイを使用」
の条件はクリアした。これで間違いないって言う安心感があるからとても幸せだ。
これから、手術に向けてきちんと準備をしていこう。

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2025年7月16日 (水)

手術日決定


受付で白内障手術の相談と告げる
マイナンバーカードの顔認証にてこずり、マスクを外し、オーバーグラスを外してようやく[OK]

眼科のお約束、いつも通りの検査からスタート
ランドルト環の開いているほうを口述する視力測定では「右かな」とか「右のような」といった言い方はしない。ダメ元でも言い切ってよいと某眼科医の動画で教わった。

診察に呼ばれる
久しぶりに会う藤岡先生、いつもと違う気がするというのは思い込みか
先行のターンは僕。まとめておいた時系列の記録をみながら経緯を話す。
つづいて先生のターン

藤岡先生「(白内障が進行している)右眼だけ手術すると左とバランスがとれなくなるんです・・」
そこは一年前に玉田先生から聞いて納得済みなのだが、遮ったりせずぼくのターンが来るのを待つ

上司に「卍固めは最後に出せ」と教えられたことを思い出す。
SEを始めたばかりの頃、クライアントの話をじっくり聴かない僕を見かねて言った。

「早く言いたい気持ちはわかるけど、もっと相手の話に耳を傾けて。猪木だって始まってすぐ卍固めは出さないでしょ?」

ひととおり、僕の知識では織込済のお話がつづき「多焦点眼内レンズのお誘い」的な説明が始まったところで少し間が空いた。

「多焦点の優位性」を説かれる前に、僕の立場をもう少し明確にした方がよいと想い、印刷してきた「距離データ」を手渡す。

先生笑った
特に何も言わない

悪く言えば「一笑に付す」がピタリ。
「鼻で笑う」というほどではない。

moto
「(その通り)パソコン時間が長いので、この距離に合わせたいです」
先生
「それはもったいない。(多焦点眼内レンズでは)せっかく遠くまで見えるのに」

言葉足らずで、先生の誤解を招いたらしいのですぐ訂正

moto
「遠くは普通にみたいです、それで中間近方合えばと」
先生
「それでは多焦点レンズで手術ということで」
moto
「はい」

ここまで、まだレンズの商品名は登場していない。
「中間は何センチを狙う」とった話もこれから出るのだろう

手術日程は直近の9日後にちょうど空きがあった
「善は急げ」いつも母から言われて僕は大人になった^_^

先生
「今日検査を終えれば間に合います、この後時間ありますか?」
moto
「はい」 即答

「白内障ですね」の診断を受けてから1年あまり。
今日ここで決まるとは想っていなかったので、この事実を受け容れることにしばらく時間がかかった。

つづいて白内障手術に向けた検査を受けながら「レンズは何なんだろう」と考えていた。
もしも「オデッセイは扱っていない」と言われたら、そこでこの話しは終わってしまう。検査が空振りに終わりはしないか?
考えても仕方ないので、視るように促された「白内障手術のDVD」に集中した。

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2025年7月14日 (月)

白内障手術と費用 「高額療養費」 「給付金」

最新技術の登場を待っているが、日々の暮らしで右眼が辛い。
そろそろ、予算を出していこう。

■白内障手術と費用
以下に目安をまとめた。
僕の場合「選定医療」または「自由診療」を予定している。
選択したレンズが「自由診療」の場合、高額療養費の対象外。
「医療費控除」は通常医療費と同様、確定申告する。

Cx_cost

ここで、しらべる不明点は2つ
【1】高額療養費制度
【2】医療保険の給付金


【1】高額療養費制度
ある眼科医のウェブページにこう書かれていた

すでに申請をされたことがある方は「限度額認定証」や「限度額適用・標準負担額減額認定証」を窓口に提示していただくことで、窓口での負担額が限度額までになります。

【疑問点】
「限度額認定証」と「限度額適用・標準負担額減額認定証」はどう違うのか?

【結論】
ほぼ同じ。
どちらも医療費の窓口負担を軽減。
後者は入院時の食事代(の減額)も含む。

今回の白内障手術で、僕は入院しないので食事はない。
従って、どちらでも同じということになる。


【疑問点】
手出しはおよそいくらか?

【結論】
「**(居住自治体) 高額医療費 金額」
で検索すると具体的な数字がでてきた。

そして、居住地区のウェブページに以下の文言をみつけた。
「マイナ受付ができる医療機関等でマイナ保険証を利用した場合、限度額適用認定証の提示が不要となります。」

なんだ、めちゃ便利じゃないか。マイナンバーカード
デジタル政府の恩恵、大きいな。

後日、手術を決めた眼科医の受付で「高額医療費は、マイナンバーカードを提示でいいんですよね」と尋ねると「そのとおりです」と即答を得た。


【2】医療保険の給付金

加入している保険会社に問い合わせて、以下3つのことがわかった。

1,僕が入っている旧い保険では「自由診療」でも対象となるが、現代の保険では「自由診療」は対象外
 ↓↓
自由診療でも給付されることはレンズ選択の幅が広がるので嬉しい

2,手術毎に給付されるので、左右を別の日におこなうと2回給付
 ↓↓
白内障手術は一般的に左右が別の日に行われるので、このレギュレーションは白内障患者にとって有益

3,給付対象となる手術名は「水晶体再建術」
 ↓↓
後日、手術を決めた眼科医の受付で「手術名は水晶体再建術で合っていますか」と確認
「その通りです。暗記されているのですね」と言われて嬉しかった^^;)

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2025年7月12日 (土)

夢のモジュラー式眼内レンズ 白内障手術の進行を止めて待ちたい

「右眼は白内障ですね」と言われてから1年
「画期的な新しいレンズの登場」を待ち、情報収集しているのだが、その中に1つだけ「段違い」「頭ひとつ抜けた」未来情報があった。

それを知ったのは、白内障について調べ始めて1ヶ月めのこと。
当時、書き留めておいたURLにアクセスして「新技術」のレンズを見返す。
名前は「Juvene IOL」
モジュラー式眼内レンズ
なんと毛様体をそのまま使い、レンズ交換もできるという。

詳しくは
2023年10月 真鍋眼科You Tube「新しい次世代型眼内レンズ!!」

特徴
・単焦点眼内レンズと同等のコントラストを維持
・遠方、中間、近方も良好な視力を得る
・ハロー・グレアがない

LensGen(米国カリフォルニア州)が開発
FDAが治験用医療機器免除(IDE)承認
市販承認(PMA)取得をめざしている。


「モジュラー式レンズ」としては
OmniVu Lens System(OLS)の情報もみつかった。

Atia Visionが開発
2025年5月、FDAが治験用機器免除(IDE)承認


ちなみに「FDA」とは・・
Food and Drug Administration
米国食品医薬品局

アメリカの食品や医薬品、医療機器などの規制・承認を行う政府機関
日本で同様の役割を担うのは厚生労働省、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA: Pharmaceuticals and Medical Devices Agency)


「IDE」とは・・・
Investigational Device Exemption
治験用医療機器の適用免除

臨床試験で人体に使用される医療機器はFDA未承認。
安全性と有効性のデータ収集、革新的な医療機器の開発を後押しする目的で、体に埋め込む機器など、重大リスクを伴う医療機器の臨床試験を行うための免除を与えている。
*日本では「治験届」


「モジュラー式レンズ」
この技術が市販されたら、ぜひこれを入れたい。
果たしていつ頃だろうか。
それまで、右眼の白内障の進行を停めて待ちたい・・・


まずは「進行を停める」ところを徹底しようとしらべる
Geminiに問いかけると、5項目にわたり詳細に教えてくれた。

そのトップに書かれている点眼薬「ピレノキシン」は既に先日かかりつけの眼科で処方を受けたものだった。
唯一、僕の見解と違ったのは「ブルーライトカットが有効」というところだけ。
どれも「これは納得」というものばかりで、これらは全て取り入れることにした。

アドバイスの中でGeminiは「炭酸飲料はよくない」と言っているが、僕は日々「炭酸水」を愛飲している。
「無糖の炭酸水はどうなの?」とさらに尋ねると「それは心配ない」と言われ安堵した。

「motoの白内障手術日記」 多焦点レンズ体験談

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2025年7月10日 (木)

眼科一覧表 白内障プロジェクトは長期戦へ

2024年5月
多焦点眼内レンズを手がける眼科のウェブサイトで「オデッセイ」の紹介が載るようになった。
眼科によって「今秋から取扱予定」「年内に取扱開始」と多少のずれはあるが、年明けには使えるようになっているだろう。

白内障プロジェクトは2025年以降を睨んだ長期戦にはいった。


白内障手術では「レンズ」と「執刀医」が2大選択
「レンズ」はオデッセイあるいはそれ以降に登場するものを候補としよう。

「執刀医」については空白。ネットでしらべた候補が3軒。いずれもウェブサイトでオデッセイについて言及していた。
ひきつづき、ネットで候補をみつけ「渡り歩く旅」を楽しんでいこうと想い「ここはいいな」と想った眼科を集めた「眼科一覧表」をエクセルで作った。


■眼科一覧表
項目は以下にあげる通り

名称
自宅からの所要時間
最寄駅
住所
ウェブサイトURL
医師氏名
著書
出身大学
取扱最先端レンズ
手術費用
自分のコメント

新しい眼科医を見つけたら、この表に書き込む。
自分のなかでの優先順位をつけて降順でソートした。
この表も「レンズ一覧表」と同様に、最終的に手術を決める日まで、日々アップデートした。

 

「右眼は白内障ですね」とは言われたものの、生活に支障はない。
相変わらず左目がツライけれど、それはここ数年続いている「ドライアイ」に因るもの。それとこれとは別の話だ。
(この時はそう想っていた)


PC距離(65cm)でつくった眼鏡で、スマホを見る時(30cm)つい眼鏡を外している。
手術したらこの距離は(レンズが入った裸眼で)見たい。
①PC距離 ②スマホ距離 ここは譲れない。

今見ている距離はどれくらいかに興味を持つようになり、メジャーが手放せなくなった。

一概にパソコン距離と言っても、ノートパソコン、大型モニターによって距離が違う。
同じノートパソコンでも、作業する場所によって微妙に違う。

「スマホ距離」も「読書距離」とは微妙に違う。
近方距離はたいてい30cm~40cm
「近方に強い」という触れ込みの多焦点眼内レンズは大抵が「33cm~40cm」と紹介されている。

そこで、段ボールを長さ40cm×幅2.5cmに切り、近方距離測定定規をつくった。
目盛りは30cm、35cmのみ
これならば、眼のそばに合わせても怖さがない。

自分が「何センチの距離でモノを見ているか」というのを意識したことがなかったので、最初のうちは予想と実測にずれがあったが、半年も使っていると、ずれがなくなっていった。


スマホをiPhoneに替えて以来、持ち歩きの便利さ優先で、大きさは「iPhone13mini」の大きさまでとこだわっていたが、大きい画面に買い換えれば、見づらさが改善できるかも知れない。
スーツのポケットに入れて移動ということももうないので、miniサイズにこだわらず、大型のものに替えた。

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2025年7月 5日 (土)

白内障界デビューからの情報収集

白内障診断から1週間

3年前から「ドライアイ対策」をしらべるなかで眼科医 大洋医師(仮名)の著書はとても勉強になった。
「患者はなにを知りたいのか」という相手目線がしっかりしている。編集者も腕利きの人がついているのだろう。

僕が白内障手術をしらべたためか、You Tubeを見ていると「白内障手術」動画のオススメが上がるようになった。そのなかに大洋医師のYou Tubeもあった。

「積極医師を避ける」
「大学病院は手術もしないのになんでウチに来るのと思いがち」

これまで You Tubeで最新事情を知るという習慣がなかった僕は(←時代遅れ)この言葉をきいて、身構えた。


深作秀春医師の著書「白内障の罠」には、こう書かれている。
(引用ここから)
「多焦点レンズは光を多くの焦点に分けることになり、ある場所の焦点に行く光の量は、単焦点レンズなどより少なくなるのです。この光の少なくなる分を、カプセルを磨くなどの手術の精度を上げることで補わないと、視力が十分に出ないのです。」
(引用ここまで)

「白内障界」にデビューして間もない僕は、この文章の前半は理解できなかった。
それでも後半部分は心に響いた。「執刀医の腕」次第で術後の視界が変わる。「一生に1度」の手術ならば、より上手い人を探したい。


「右目手術から左目手術の間、右レンズをガラスにする計画」を考えた。
考えには個人差があるが、僕は人一倍「飛躍型」なのかもしれない。手術をすることしか決めていないのに、もう術後1週間のことを心配している。
ただ、この心配は手術が決まった日に再燃するまで忘れていた。


紹介されたABC総合病院のサイトで情報収集。ポイントは2つ。
【1】鈴木医師の実績・人物像
実績豊富で信頼できそう

【2】手術費用
両眼およそ100万円


白内障診断から1週間

大洋医師のYou Tubeを見て、単焦点レンズに気持ちが動く
・見え方は多焦点眼内レンズより優れる
・近方など(合わない距離)はめがねを使えばよい

この後、1年にわたりしらべるなかで「多焦点眼内レンズ(特に回折型)は光透過率が落ちるため単焦点レンズと比べるとコントラストが落ちる」とを理解した。


白内障手術に関する文献には「眼鏡が要らない」ことをメリットとして挙げるものがある。
中学生の頃から50年、眼鏡を一度も掛けない日はなかった僕にとって、それは劇的なことだ。

ただ、現在困っているのは「眼がツライこと」
ドライアイなのか、白内障進行のため、それ以外?なのか特定できない。
玉川先生の門を叩いたのも「眼がツライ」をなんとかしたかったから。
「眼鏡が要らない」は僕にとってメリットだが、最優先目的ではない。レンズ種別選びは一旦、ここでゼロベースに立ち返った。


 ↓↓
しかし、その1週間後、以下の文言をみつけ、再び「多焦点」志望に戻った。

「人生が変わる白内障手術」
(引用ここから)
単焦点レンズの方がメガネをしても、多焦点レンズのように遠くと手元の焦点が同軸状で合っている効率の良い見え方にはならない。
(引用ここまで)

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2025年7月 4日 (金)

多焦点眼内レンズ一覧表

玉川先生から紹介状をもらって家に帰ると、その日のうちにABC総合病院(仮名)に電話予約を入れた。

予約の日までちょうど 1週間
しらべることが「3度の飯より好き」な僕はここから白内障の調査に入った。

だが、僕が思っていたほど白内障は簡単じゃなかった。
まず衝撃だったのは、目の中の濁った水晶体を取り出して、人工のレンズを入れること。
そして、そのレンズは模様体がピントを合わせてコントロールするのではなく、光の加減によって"脳が焦点を判断"すると言うこと。

*"脳が焦点を判断"は専門書にそう書かれているのではなく僕の解釈

そして決定的なことは、白内障手術は基本的には「生涯で1回」しかできないこと。
「手術したけどレンズが合わなかったから、取り出してまた違うレンズを入れる」と言うことができないらしいというか、原則的には難しいらしい。

そういえば、白内障だと言っていた唯一の知人が、いつも色つきの眼鏡をかけていたことを想い出した。
いったい、それがなんという手術で、どんなレンズを入れて、なぜ色つき眼鏡なのかは聞かなかった。
健康についてつっこんだことを聴くのは礼を失するし、なにより、関心がなかった。

診断を受けてすぐ、姉に電話して「身内で白内障手術をした人がいるか」を尋ねてみたが「誰もいない」とのことだった。従って、話しを聞ける経験者は僕にはいなかった。
このブログを読んでいる方にとって、この経験談が少しでもお役に立てればと想う。
今すぐは関係ないとしても、70歳を超えたら100%が"なんらかの症状が出る"といわれる白内障。
「眼はとても大事だよね」
というところに共感していただけるならば、ひきつづき一読をお勧めしたい。


図書館の蔵書で「白内障」と名の付く書籍は全て読んだ。
現代社会ではネットで蔵書を検索して予約、都内の他館にある蔵書でも取り寄せてくれる。
取置の書籍を受け取った時、そこには「白内障」のタイトルが積まれていた。

その中から以下にあげる 4冊の本を手元に置こうと思い(書籍またはKindleで)購入した。

1,嘆く白内障患者たち 山口大輔(たまプラーザやまぐち眼科)
2,人生が変わる白内障手術 山﨑健一朗(大宮七里眼科)
3,白内障の真実 深作秀春(深作眼科)
4,スゴ腕眼科医が教える白内障治療改訂版(5人の医師共著)

「白内障の真実 」は白内障手術の実情について、よいこともよくないことも書かれていて、勉強になった。

5人の意思がレンズについて語る「スゴ腕眼科医が教える白内障治療 」は多焦点レンズの現状、個々にどのような特性があって、どう比較するのかといったこと、そういう観点を僕に教えてくれた。
僕はその本にヒントを得て「レンズ一覧表」をエクセルで作った。


■レンズ一覧表

項目は以下にあげる通り

レンズ名
自分の評価
登場年
近距離(cm)
中間(◎ ○ ×)
遠距離(◎ ○ ×)
強度近視対応可・不可(○ ×)
乱視対応レンズの有無(○ ×)
形式(回折型・EDOFなど)
光透過率(%)
自由診療(いずれかに○)
選定医療(いずれかに○)
保険適用(いずれかに○)
費用(万円)
出典(みつけた文献)
紹介ページURL
自分のコメント


新しい情報が入ったらこの表に書き込み「販売が終了する」と知れば、候補外に移動・・・
この表はこれそれから約1年間、最終的に手術を決める日まで、日々アップデートした。

この時点で「単焦点眼内レンズ」は選択肢から消えた。

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2025年7月 3日 (木)

白内障の診断を受ける

「右目は白内障ですね」
久しぶりに再会した先生は開口一番そう言った。
あ、そうなんですか・・目が点になる僕を尻目に先生はつづける

手術をお勧めします
motoさんの年齢ならば、決して早くはないと想います
左目は大丈夫なんですけど
左右のバランスがとれなくなるので、右目だけっていうわけにもいかないんですね
やるときは、左右ともに手術されることをお勧めします

「じゃあ、それお願いします」

僕は即答してしまった
とても簡単に考えていたからだ。

かつて同僚に白内障の手術をしたという方が 1人いた。
僕の生涯では、その人 1人だけで、それ以外に白内障と言う言葉を聞いたことはなかった。

以前「緑内障の疑いあり」と言われた時、文献をしらべると「白内障」という言葉も出てきて両者の違いは、その時に把握した。
端的にいうと緑内障は視野が欠ける症状で、最大限できることは「いまの視野の維持」であって「治る」「完治」ということはない。
白内障は眼のレンズが濁る症状。手術により改善することができる。


だから白内障と言われても、さほど衝撃はなかったし、実際に手術した人が身近に 1人いたから、じゃあ僕もそれを! という軽い気持ちだ。
もしそれでドライアイも連動して治るのであれば、それはいいなと空想した。

「じゃあ話を進めてください」
ということになると、先生は意外なことを言った。

「ただ、ここはお家から遠いから。近くで診てもらったほうがいいと思います」

それなりに利益は出るはずなんだけれども、その手術を「ウチではなく他で(近くで)受けた方が良い」と言ってくれる先生は相変わらず僕の信頼できる先生だった。


玉川先生(仮名)は、以前「緑内障の疑いがある」と言われた総合病院でお世話になった。
先生は医者というよりは優しいカウンセラーのよう。
とてもよく僕の話を聞いてくれた。
半年に1度の定期的な視野検査をおよそ3年。
結果的に視野欠損はなく、無事検査終了となった。

その数年後、左眼がとても疲れる症状が始まった。
パソコンをしていると、目を開けていられないほど辛い。
「目を開けていられない」というのは、生活の全てを奪ってしまう。
自由な暮らしを送るには「眼の健康」が、どれだけ大切か。
痛感する日々が3年ほど続いた。


僕はこれは「ドライアイ」だと想い、いろいろと対策を打ち(別の記事で記載)近所の眼科を2軒まわったが、改善は観られない。

そこで、僕にとっては「最後の切り札」
藁にもすがる想いで、ウチからはちょっと遠い玉川先生の病院まで遠征してきたのだった。


ウチの近所に、どんな眼科があるかを聞いたうえで、じゃあここに紹介状を書きましょうと言って紹介状を出してくれた。

入院施設もある総合病院だ。

以前、その眼科にかかったことがあり信頼感があったし、何より家から近かった。

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2025年7月 2日 (水)

「motoの白内障手術日記」最先端レンズ・最高の医師・最善の手術 追究の記録 白内障手術体験談

一生に1度?の手術「白内障手術」
できれば、最先端レンズ×熟練医師 で手術を受けたい

・白内障手術に向けてしらべる記録

・レンズと医師を選んだ経緯
・手術に向けた準備

・実際の手術体験
・片眼手術後の暮らし
・術後の暮らし

・術後の見え方

ブログ目次


年月

できごと

note

**年**月

左目のドライアイが始まる

ドライアイ講座

**年**月

右眼が白内障と診断される
 

2025年初夏

夢のモジュラー式眼内レンズ 白内障手術の進行を止めて待ちたい


2025年6月

知らなかったコロネオ現象 対策のサングラスを選ぶ
 

2025年6月

オーダーかっと想ったシーガルのオーバーグラス

跳ね上げオーバーグラス

2025年6月

白内障手術の予算


**年**月

手術医を絞り込む
 

**年**月

レンズ・手術方法を決定


**年**月

白内障手術当日
 

**年**月

白内障手術から1ヶ月
 

2025年*月

こうすればよかったと想うこと


**年**月

白内障手術から1年・2年・3年
 

現時点では上記のもくじは暫定です。

これからロードゴーイングで書いていきます。
白内障は「70歳以上の100%の人がかかる疾患」
このページを「お気に入り」に登録して、時々読みに来てください。

*できるだけ、ど素人!でもわかりやすい言い方をします。僕は専門家ではないので、理解と言い回しに齟齬があるかもしれませんので、お含み置きをお願いします。


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より以前の記事一覧