2025年2月 3日 (月)

日本の政治は怖すぎる 僕の国会中継の原風景

日本の政治は怖すぎる
国会中継はいたたまれない


NHKニュースをつける

与党の会見映像が流れる
つづいて議席数順に野党党首が映る
話しにならない、憲政史上前代未聞、国民を馬鹿にしている、倒すしかない
その人の個性によって、タイプの違う罵詈雑言のダイジェスト

世の中の悪意博覧会を見せれるのはたまらない
ある頃からニュースは録画して見ることにした。その後「NHK+」で見るようになった。
見たくないシーンを飛ばせるからだ。

午後のニュースを見ようとして「国会中継」が映るとがっかりする

与党が発言する
野党が野次る
野党の質問は相手が言ってもないことを、さも言ったかのように仕立てて言う
それに対して与党は地雷を踏まないよう安全策をとる

学校の生徒会で「原稿見ないで話せよ」「ちゃんと説明しろよ」
と野次が飛んでいたら、先生は、その親はどう想うだろう

と呼ぶ者あり

という言葉がある
国会本会議、委員会の議事録にはよく登場する

これは発言者以外の、主に野次について記す慣用句である。
そもそも、有権者に選ばれた代議員たちは国民の代表。
「代表」は選んだ人たちによき見本を見せたほうがいいと想う。
残念ながら、こんな自明なことでも(考えには個人差があります)という注釈が要る。

大人になってから「国会中継」は見ていない
「怒り」を突きつけられるのは、不愉快だし、居たたまれない
そこには、ユーモア、笑顔、真摯、親切、優しさがない

「有権者にいいとこ見せよう」と怒るのはもう古い
国民のためを想い、自分の当選や党勢拡大を二の次にして、政治に取り組む人を選びたい。
(考えには個人差があります)


子どもの頃、国会中継はカッコイイと思っていた
ウチに遊びにきた姉の友達が、居間で国会中継に見入っていた
僕は尋ねた
「なんで、こんなの見てるの」
すると友達はこう言った
「政治に関心を持つことは大切だと思うから」

子どもは漫画や特撮を見るものだと想っていた僕は衝撃を受けた
いつか僕も政治に興味をもち、国会中継をみて「うんうん」と頷いてみたいと

一緒にみていると、おもしろいおじさんがいた
稲葉法務大臣といった
「そんなこと言ったって、ホントなんだから仕方ないじゃないか」
そんな言葉が心に残っている

大人になってから、1人だけあけすけに喋る政治家がいた
小泉純一郎総理大臣
あれだけ本音で話して宰相に上り詰めたのは、日本の奇跡だと想う
(僕が物心ついてからの)


結果を出さず、怒りを出すばかりの人たちを選ぶのはもう古い
誰かを揶揄することに執心せず、自分はこう役立ちたいと語る人を選びたい
そんな風潮が蔓延して欲しい

ど素人!政治経済講座

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2024年12月30日 (月)

「話し合い」「改革が進む」ひと味違う国会 しらべるが選ぶ2023年の5大ニュース【3】

2024年は多くの国で政権選挙が重なり、大半の国で与党が勢力を失った。
 
与党が敗れるのは有権者が現状に強い不満を抱いている現れ。
多くの国でその不満の共通点は「生活苦」であり、その根源は2020年以降に世界で起きた出来事による物価高にある。
 
パンデミック、地政学リスクは現政権の責任ではない。
だが民意の反意はそこに向かう。
それはメディアと野党が「ものごとの陰の部分」を強調し、それがさも現政権の責任であるという仮構を作り出すからだ。
 
野党が「ものごとの陰の部分」を与党のせいにするのは理解できる。
それが得票、生業につながっている。
 
メディアは僕の記憶がないほど昔から「レジスタンス」に執心している。
現政府を監視するという役割が、いつしか「いつでも対決のスタンス」を取るという習慣になっているようだ。
要因は情報を受け取る側の特性にもある。人々の努力、ものごとの光の部分を取り上げても反響は限定的で、ものごとの陰の部分を「深掘り」して「犯人捜し」をしたほうが、売上につながるだろう。
 
 
■2024年10月27日 第50回総選挙
 
・前回2021年10月総選挙から3年、石破茂内閣発足後の解散で行われた
・インターネット選挙運動に各候補が注力した(解禁は2014年12月の総選挙より)
・定数:465 小選挙区289 比例選挙区176(2017年10月の総選挙より)
・選挙権年齢18歳以上(2017年10月の総選挙より)
・「10増10減」区割り変更後、初めての総選挙
 
攻防ライン:与党過半数 233議席
結果:与党過半数割れ 215議席
 
 
【時系列の記録】
 
2022年12月28日
公職選挙法改正 「一票の格差」是正のため、衆議院の小選挙区の定数10増10減が決定
 
2024年9月27日
自民党総裁選 石破茂選出
 
10月9日
衆議院解散
 
10月15日
選挙公示
 
10月27日
投開票 
20:00投票終了時、NHKG「自民過半数割れ確実(191) 与党過半数微妙(215) 立民大幅議席増(148) 自民153-219(191) 自公174-254(215) 立民128-191(148)」と予想
*( )内数字は確定値
 
前回総選挙の「20:00予測」では数値を大きく外したNHK、今回は曖昧な表現と幅を広げた数字で結果を枠内に収めた。
 
 
先の臨時国会は「話し合い」「改革が進む」ひと味違う国会となった。
ここまで、与党が勢力を失うことの悪影響は出ていない。
特筆に値するのは、ここ十数年与党をディスる言葉のオンパレードだった一部の野党党首から、政策・改革に取り組む言葉が聞かれるようになったことだ。
国民民主党、日本維新の会が与党と政策協議をして結果を出しつつあるなか、対岸でディスっていたら取り残されると、ようやく気付いたようだ。
 
政治(立法機関)は財政・防衛・経済。国民の財産・いのち・暮らしを守るためにある。
世界の保守が減衰するなか、日本の国会は次なる光明を探している。

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2024年12月29日 (日)

最高値更新とブラックマンデー しらべるが選ぶ2023年の5大ニュース【2】

2024年の株式市場は[史上最大の**]と冠が付く値動きで乱高下
同年に始まった新NISAで投資デビューした個人投資家にとって、いきなり「大きな学び」のある1年となった。
 
 
3連休前日の2024年2月22日
日経平均株価の最高値を35年ぶりに更新した。
開場3時間前、米国市場が閉じた後に発表されたNVIDIAの決算が市場予測を大きく上回った。
時差の関係でその影響を世界で最初に受ける市場となったことで、東証は寄付から大幅高となった。
 
まず前場で「終値ベース最高値」更新後、一旦反落。
後場寄り付きで反発して「最高値更新」して一気に39,000円台乗せ。
終値も39,000円台を維持して終えた。
 
 
■前回高値>バブル崩壊から 時系列の記録
 
1989年12月29日(大納会)
ザラ場 38,957.44円 [旧最高値]
終値:38,915.87円 [旧終値最高値]
 
2008年10月27日(月)
終値:7,162.90円 [バブル後終値最安値]
 
2008年10月28日(火)
ザラ場 6,994.90円 [バブル後最安値]

(時は流れて) 

2024年2月19日~21日
3営業日続落
NVIDIA決算発表を控え市場に警戒感があり、直近3営業日は続落していた。特に半導体銘柄は売られていた
 
2024年2月21日(水)
WBSの取材に対して岩井コスモ証券の担当者は「NVIDIA決算次第では"大暴落・世界同時株安"もあり得る」と、とても証券会社員とは思えないネガティブワードを使い幼気な投資家をびびらせた。暴騰はその翌日に起きた。
 
2024年2月22日(木)
6:20 NVIDIA決算発表 市場予測を大幅に上回る好決算
10:16 38,924.88円 [終値旧高値を更新]
12:30 後場寄り付き 38,987.90 [ザラバの過去最高値更新]
12:31 39,000円台をつける
14:48 39,156.97円 [高値]
終値 39,098.68円 [終値として新高値]
 
2024年3月1日(金)
14:50 39,990.23円 4万円台にあと10円弱まで迫る
終値 39,9910.82円 [終値として新高値]
 
2024年3月4日(月)
9:00 寄付 [初めて4万円台に乗る] 40201.76円
終値 40,001.55 [終値として初めて4万円台]
 
2024年3月5日(火)
ザラ場新高値 40,226.99
 
2024年3月19日(火)
日銀の金融政策変更発表
終値で4万円台を回復 40,003.60
 
2024年3月21日(木)
ザラ場新高値 40,823.32
終値新高値 40,815.66
 
 
日本企業のPER株価収益率は、バブル期70倍に対してこの時16倍。
「まだまだ出遅れ感が強い」と言われた日本株だったが、5ヶ月後に大暴落が起きる。
 
 
2024年8月5日(月)
日経平均が過去最大の下げ幅(4,451円)を記録した
*従前の最大下げ幅は、1987年10月19日(火) 米国ブラックマンデー翌営業日の 3,836円下落
 
 
■日本発ブラックマンデー→4万円回復の記録
 
2024年7月31日(水)午後
日銀政策決定会合後、植田総裁が「政策金利を0.25%程度引き上げる決定」発表
*市場が織り込んでいないサプライズ
日経平均終値:39,101.82円 対前営業日 +575.87円
 
2024年7月31日(水)夜
FOMCを受けFRBパウエル議長「9月の会合で利下げが議題に上る可能性がある」と9月利下げの可能性を示唆
 
8月2日(金)
日経平均終値:35,909.70 対前営業日 -2,216.63円
[史上2番めの下げ幅]
 
8月2日(金)
米国雇用統計が市場予測を大きく下回る
NYダウ終値:39,737.26$ 対前営業日 -610.71$
 
8月5日(月)
日経平均終値:31,458.42円 対前営業日 -4,451.28円 [史上最大の下げ幅]
1$ 141円台をつける
 
8月5日(月)夜
NYダウ終値:38,703.27$ 対前営業日 -1,033.99$
 
8月6日(火)
今回の暴落を主要メディアは「米国景気後退懸念が発端」と報じる
日経平均前場:+3,453円 [史上最大の上げ幅]
日経平均終値:34,675.46円 対前営業日 +3217.04円 [史上最大の上げ幅]
1$144円~145円台で推移
NYダウ終値:38,997.66$ 対前営業日 +294.39$
 
8月7日(水)
日経平均-900円で始まる
10:30 日銀内田副総裁講演発言「金融市場が不安定な状況で利上げすることはない」を受けて(対前日一時)+1100円
 
8月13日(火) 3連休明け
日経平均終値:36,232.51円 
場中に[半値戻し(35,280.12円)]
 
相場の格言に「高値と底値の中間まで値戻ししたら、その相場は高値まで戻す」という意味の「半値戻しは全値戻し」がある。こうした数ある"格言"を誰が言ったか知らないが、素人にとっては目安になる。
 
9月27日(金)
日経平均初始値:39,108.27円
日銀が利上げ発表した7月31日の終値 39,101.82円 を回復 [全値戻し]
 
 
2024年12月27日(金)
外国人投資家が休暇に入り薄商いと言われるなか「終値4万円台(40,281円)」を回復したのは意外だった。
この日が初日となった"2年めの新NISA"資金なのだろうか(受渡日が2025年1月となる日からNISAの年度も替わる)
相場は素人にはさっぱりわからない。
 

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2024年10月27日 (日)

2024総選挙 注視する2つの視点

2024年10月27日
第50回総選挙投開票
 
注視する視点2つについて述べたい。
 
【1】メディアの予想数値の存在意義
 
・実例
2021年10月31日 前回の第49回総選挙
20時の投票締切時刻、NHKは予測値を大きく読み違えた。
 
[予測]
与党過半数確実
自民単独過半数(233)ギリギリの情勢
自公 239~288
立民 109~144
 
[実際の結果]
与党過半数
自民単独過半数 261
自公 293
立民 96
 
[予測⇒結果]
自民 233⇒261 +28 (+11.2%)
自公 239~288⇒293 +54~+5 (+22.5%~1.7%)
立民 109~144⇒96 -13~-48 (-12%~-33.4%)
 
夕刊紙の見出しではないので、ここは"飛ばす"ところではない。
調査を元に独自の変数値で算出した予測がこれだけ外れたことに驚いた。
算出方法を見直したNHKがきょう20時に出す「予測」とあす確定する「結果」の差違に注目している。
 
そもそも「世論調査」の名の下に各社が報じている数値に存在意義があると想えない。世論調査をみて「何処に入れよう」と決める人がいるとは想いたくない。
各社が飛ばしたり、予測した数値について、後に自社検証結果の報告を望みたい。
 
 
【2】大震災・感染症の世界的流行・侵略戦争
 
2009年8月、第45回総選挙では民主党が308議席を得て政権を担った。
2009年と2024年 「2つの世の中」の違いは 生命と財産を巡る惨事「大震災」「感染症の世界的流行」「侵略戦争」の前と後であること。
「物価も賃金も上がらない」時代が「物価も賃金も上がる時代」となったこと。
 
「賃金が上がっても物価高騰に追いつかないのが問題です」
メディアでは識者から局アナまでがそう言うが
「デフレを脱却して物価も賃金も上がり始めた。戦争による物価高騰という要因に対してさらなる政府の施策を。まずは戦争を停めるための外交努力を」と話す人は滅多にいない。
 
人は誰も命と財産が惜しいと僕は想っている。

選挙講座選挙用語集

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2024年9月27日 (金)

自民党総裁選2024

自民党の総裁選が公選(現在の制度)となったのは、小泉純一郎退任を受けた2006年総裁選より(安倍晋三が選出された)
任期満了による総裁選2024「The MATCH」が9月27日13:00より自民党公式You Tubeで生配信される。
 
 
■自民党総裁選2024 各党代表選挙の記録
 
2024年8月14日
岸田文雄総理が総裁選に出馬しないと表明
同日中に石破茂が出馬意向表明
 
8月19日
9月12日告示→9月27日投開票の方針と報道される
小林鷹之 出馬表明会見(正式表明第1号)
 
8月24日
石破茂 出馬表明(2人め)*鳥取県初の総理大臣をめざす
 
8月26日
河野太郎デジタル大臣 出馬表明会見(3人め)
 
8月終盤
台風10号(サンサン)の影響で多くの候補者が出馬表明を延期
 
9月2日
石破茂「(株式の配当や売買にかかる20%の)金融所得課税の強化を実行したい」BS日テレ番組で発言
 
かつて、岸田文雄首相が 2021年総裁選で「金融所得課税見直し」を公約。
当選後株価が下落して「当面は触ることは考えていない」と軌道修正した。
岸田文雄は年間所得が1億円を超えると所得税の負担率が下がる「1億円の壁」を問題視し、金融所得課税の見直しを主張していた。
 
9月3日
林芳正官房長官 出馬表明会見(4人め)
 
9月4日
茂木敏充幹事長 出馬表明会見(5人め)
 
9月6日
小泉進次郎  出馬表明会見(6人め)
中期・長期の公約を掲げた後、早期に衆議院解散することを言明
 
9月7日
立憲民主党代表選挙告示 野田佳彦、枝野幸男、泉健太、吉田はるみが立候補届出
 
同日、同党議員より以下2つの情報発信があった。
いずれも(20人の)推薦人の名前貸しと推察される。
 
①吉田はるみ候補の推薦人である玄葉光一郎衆議院議員
自身のFACEBOOK
「野田元首相を支持する」「女性、若手による幅広い論戦をしなければならない」と投稿
 
②泉健太候補の推薦人である逢坂誠二代表代行
自身のホームページ
「(泉候補は)推薦人確保の取り組みを進めていた」「人間中心の経済の実現を訴えている」枝野前代表支持
 
9月9日
高市早苗経済安全保障担当大臣 出馬表明会見(7人め)
 
9月10日
加藤勝信 出馬表明会見(8人め)
 
9月10日
公明党山口代表が任期満了による退任表明
 
9月11日
上川陽子外相 出馬表明会見(9人め)
唯一残存する派閥「志公会(麻生派)」が自由な投票行動を認めたため、麻生派からの推薦人を得て推薦人が20人に達した
野田聖子、斎藤健経済産業大臣は推薦人が集まらず出馬断念
 
9月12日
告示 史上最多9人(過去最多5人)が立候補届出
 
9月18日
公明党代表選告示 無投票で石井啓一幹事長選出
 
9月23日
立憲民主党代表戦
投開票:野田佳彦267、枝野幸男206、泉健太143、吉田はるみ122
決戦投票:野田佳彦232、枝野幸男130

 9月27日
自民党総裁選投開票
1回め投票:高市早苗72+109 石破茂46+108 小泉進次郎75+61 林芳正38+27 小林鷹之41+19 茂木敏充34+13 上川陽子23+17 河野太郎22+8 加藤勝信16+6
決戦投票:石破茂189+26 高市早苗173+21

10月1日(見通し)

臨時国会で首班指名

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2024年8月 1日 (木)

西南学院大学の会報誌で知った片渕茜とモーニングサテライト

その雑誌は1年に1度しか発行されない

「1年に1回」だと気づいたのは、今年の春だった。
前回分を大切にとっておいたからだ。
奥付をみると前号が2023年3月24日、新刊は2024年3月22日。

雑誌は読んだら捨てる。
メルカリで売る手もあるが、手数料と送料を差し引くとほとんど手元に残らない。その手間暇が取引が無事終わるかとドキドキする不安と見合わない。
この雑誌を捨てずにとっておいた理由は、掲載されていた辰見鴻之介選手の記事。いつか彼が大物に化けた時、貴重だと想った^^)

辰見鴻之介は西南学院大学から43年ぶりに指名されたNPBアスリート。
2023年4月に送られてきた会報誌「赤煉瓦通信vol.12」「Re:SPIRIT vol.12」でその存在を知った。
さすがにイースタンリーグを応援には往かないが、微力ながら応援し始めた。
今季は春先に一軍出場があり、いきなりお立ち台に上ったが、それ以降は二軍暮らしとなっている。

西南学院大学から43年ぶりのプロ野球選手誕生 楽天イーグルスの辰見鴻之介を応援しよう!


2024年春に届いた「Re:Spirit No.13」の奥付を見て、この会報誌が年刊だと知った。
「思い出の一皿」が特集されていて、西南大OBがそれぞれの一皿を紹介する趣向。
僕が好きだった学食のオムライスは載っているかなとページを開くとトップバッターは片渕茜さん。
既視感がある人だなと想ったらテレ東のアナウンサー。西南大卒で顔が売れている人は少ない。
有名なのはチューリップの財津和夫さんくらいだ。
(考えには個人差があります)

ちなみに片渕さんが紹介していたのは学食の「ささチー」ことささみチーズカツ。かなり年下世代の話しなので当然僕の時代にはなかったメニューだ。

これは応援しなければと想ったら、ちょうどその月から彼女は「モーサテ」のキャスターに抜擢されていた。


【片渕茜の略歴】

1993年7月26日
佐賀県生まれ
2012年
西南学院大学文学部外国語学科英語専攻(英専)入学
2012年11月
学園祭のイベントで「西南学院大学ミスキャンパス」に選ばれる

2016年4月
テレビ東京入社
2016年9月~2024年4月
「開運!なんでも鑑定団」アシスタントを務める
2021年1月~2024年3月
「出没!アド街ック天国」4代めMCを務める
2024年4月~
アナウンス部から報道局へ異動
「Newsモーニングサテライト」月~水メインキャスターを務める


平日の日課である「WBS」に加えて「モーサテ」を見始めると、これがなかなかいい。いやすごくいい。無料放送の域を超えている。
マーケットについてのわかりやすい解説は素人にとってありがたい。ゲストによる攻めた発言は市況判断の"参考"になる。
そして、片渕さんの滑舌がいい。
「一流のアナウンサーはえ゛~を言わない
というのが僕の持論だが、彼女は滅多に言わない。
ゲスト解説者とのやりとりでは、彼女が日頃から経済への造詣を深めようと努力している姿が窺える。

「モーサテ」をすきま時間にスマホで見たいと想い「テレ東BIZ」(月額550円)に加入した。
これは便利だ。アーカイブ配信ではCMがカットされているのも便利。人々がスマホで動画をみる気持ちがようやくわかった^^;)

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2024年7月 4日 (木)

蓮舫Rと小池百合子

2024年6月20日
東京都知事選の告示日
史上最多の56人が立候補を届け出た
直近2回と比べて異様な増加であり、当選すること以外の目的を感じる。
2020年 22人(当時史上最多)
2016年 21人(当時史上最多)

告示日から選挙ポスターが貼り出せるため掲示板は、それ以前に設営される。過去に掲示枠を都知事立候補者が超えた例はない。
準備された掲示枠「48」に対して「56人」が立候補を届け出たため、告示当日に東京都選挙管理委員会は「掲示板が不足する場合(届け出順49番以降は)候補者自身で増設してもらう」と発表した。

掲示板に選挙ポスターを貼るのは選挙事務所側の仕事。
都内津々浦々(14,000か所)すべての掲示板にポスターを貼る陣営は少ない。

届け出順49番以降の陣営に「クリアファイル、画びょう、テープなどを支給。掲示板の端にクリアファイルを画びょうなどで固定、その上にポスターを貼る」と報じられたのには驚いたが賢明だ。
選挙広報も戸別配布されており「ネット環境がない」「(政見放送する)NHKを見ない」人にも情報は届く。
デジタル庁に「選挙掲示板全廃」の議論を主導してもらいたい。


以下はしらべるで以前から作成している「蓮舫R」「小池百合子」の記録を掲載する。

■蓮舫R
前参議院議員

1967年11月28日
東京都生まれ 当時中華民国(台湾)国籍

1974年(7歳)
この年に台湾国籍を抜いたと説明していたが、2016年まで籍が残っていることを隠していた。法務省は2016年9月「国籍法違反に当たる」見解を示す

1985年1月(18歳)
国籍法改正により母方の日本国籍の取得が可能となり、日本国籍も取得
もしも1974年に台湾籍を抜いたという"記憶"がその通りだとしても、この手続き時点で自分がこれまでの11年間「無国籍」ではなく「台湾籍」だったことに気づいていたはず。2016年に「7歳で台湾国籍を抜いた」は虚偽の説明ということになる

2004年7月
参議院初出馬、初当選

2009年
9月、政権交代で民主党が政権を取る
11月、スーパーコンピューター「京」を事業仕分け「2位じゃだめなんでしょうか」と発言

2010年6月
菅直人内閣において、内閣府特命担当大臣(行政刷新担当)
法律で禁止されている二重国籍の状態で閣僚を務めた

2010年10月
撮影目的を虚偽申請して国会内でファッション誌「VOGUE」の撮影
参院で追及されると「事務方に示唆された」と虚偽の答弁
「ご疑念ご懸念をおかけして真摯に反省」という決めぜりふに終始した
自民党丸川珠代は「大臣としての資質の前に蓮舫大臣の人間性を疑います」と委員会発言した

2010年11月16日
ブータンのジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王夫妻を迎えての宮中晩餐会前、皇居宮殿内で携帯電話を使用。問題視されると「確かに使用したが配慮した」ので問題なしと述べた

2016年
6月、2016年東京都知事選挙民進党内からの出馬要請を拒否
7月、参議院選挙三選 ポスターに「蓮舫R」と名前に「R」をクレジット。2024年都知事選ポスターでも「R」をクレジットしている
9月6日、中華民国籍を除籍手続き
9月13日、党員・サポーター郵便投票締切 投票率が40.9%にとどまる。蓮舫は167ポイントで2位の前原(52ポイント)に大差をつけた
9月14日、会見を開き「台湾国籍はない」が「記憶違いだった」と述べた。
9月6日に除籍して(党代表選の)地方投票終了まで隠していたことについて、松原仁衆院議員(当時民主党)は「党首選挙をやり直すべき」とした
9月15日、国会議員投票で民進党代表に選出された

2024年5月27日
2024年東京都知事選挙出馬会見


■小池百合子
初の女性東京都知事

1952年7月15日
兵庫県生まれ

1979年~
民放テレビでキャスター

1992年
参議院初当選(日本新党)

1993年
衆議院初当選(日本新党)

1997年
小沢一郎と行動を共にして自由党設立

2002年
自民党入党

2003年
小泉内閣で環境大臣

2005年9月
"郵政民営化選挙"で刺客として兵庫から東京へ選挙区を移す

2007年
安倍内閣で防衛大臣

2016年7月31日
東京都知事選挙 初当選

2020年7月5日
都知事選当選 2期めに入る

2024年6月12日
都議会本会議最終日に三選出馬を表明

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2024年7月 3日 (水)

都知事選が4月ではない理由 東京都知事選の歴史

2024年7月7日、任期満了に伴う東京都知事選挙が行われる。

知事(と地方議員)の任期は4年(地方自治法)
阪神淡路大震災、東日本大震災発生時の2回だけ、任期が延長されたことがある(政府が成立させた特例法)

任期が終わる前の30日以内に知事選を行う(公職選挙法)

大半の知事選挙は統一地方選スケジュールの4月に行われるが、知事の途中辞任があった場合(辞任通知から50日以内に選挙が行われるため)時期がずれる。
知事選挙が4月以外に行われている都道府県は、過去に途中辞任があったということになる。


■戦後の東京都知事
1947年5月~安井誠一郎 3期
1959年4月~東龍太郎 2期
1967年4月~美濃部亮吉 3期
1979年4月~鈴木俊一 4期
1995年4月~青島幸男1期
1999年4月~石原慎太郎 5期途中で辞任
2012年12月~猪瀬直樹 1期途中で辞任
2014年2月~舛添要一 1期途中で辞任
2016年7月~小池百合子 2024年6月現在2期め在任中


■東京都知事選挙の歴史 2011年以降

2011年4月10日
任期満了に伴う都知事選
石原慎太郎が4選

2012年12月16日
石原慎太郎が国政復帰のため辞任したことをうけた選挙
ここで東京都は統一地方選スケジュールから外れた
猪瀬直樹が初当選

2014年2月9日
猪瀬直樹辞任を受けた選挙
舛添要一が初当選

2016年7月31日
舛添要一辞任を受けた選挙→政治資金規正法
小池百合子が初当選

2020年7月5日
途中辞任が3回つづいたため9年ぶりの任期満了選挙
小池百合子が2選

2024年7月7日
任期満了選挙


■2024年都知事選 時系列の記録

2024年5月15日
自民党が独自候補の擁立を見送ると報道された

5月16日
広島県安芸高田市の石丸伸二前市長が立候補表明

5月25日
小池百合子都知事が3選出馬の意向を固めたと報道された

5月27日
立憲民主党 蓮舫参議院議員が出馬会見

5月29日
共産党 田村智子委員長 会見で「蓮舫議員を全力で応援する」と述べた

5月31日
田母神俊雄元航空幕僚長が立候補表明

6月2日
東京有楽町の街頭演説で立憲民主党 蓮舫参院議員「七夕に予定されている都知事選に蓮舫は挑戦します。皆さんのご支援、どうかよろしくお願いします」立憲民主党 枝野幸男衆院議員「蓮舫さんを勝たせましょう」と発言

6月初旬~中旬
日本共産党制作による「蓮舫参院議員 都政に挑戦!」「小池都政をリセット!」などを謳うチラシが都内でポスティングされた

6月5日
社民党 常任幹事会 蓮舫参院議員支援を決めた

6月6日
参議院総務委員会 NHK党 浜田聡委員が「蓮舫議員の街頭演説は事前運動だという意見が多数を占めている」として政府に調査を求めた

6月12日
小池百合子都知事が都議会本会議最終日に三選出馬を表明

6月12日
日本維新の会 馬場伸幸代表が独自候補の擁立を見送ると表明

6月12日
蓮舫参院議員が立憲民主党本部に離党届を提出

6月20日
告示 56人が立候補届け出(史上最多)

6月21日
本庁舎で期日前投票受付開始

6月30日
最寄りの特別出張所で期日前投票受付開始

7月7日(日)
都知事選挙投開票

つづく

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2023年12月13日 (水)

これまで日本株投資をしてきた人にとっての新NISA

あと2週間ほどで、新NISAが始まる。
これまでNISA(以下旧NISA)も使いながら日本株投資をしてきた人にとって「新NISA時代」とどう対峙するか。
「新NISA時代」から日本株投資デビューするという方も視野に入れてしらべてみた。


■まず、始めに「NISAの歴史」

2014年1月
NISA開始 当初非課税枠は100万円だった

2015年
年ごとに金融機関を換えることができるようになった

2016年
非課税枠100万円→120万円に拡大

2023年
NISA終了
*旧NISA制度の終了であり、利用済みNISA枠について(非課税の)恩恵が終了するわけではない

2024年
新NISA制度開始


■旧NISA⇔新NISAの違い
*つみたて投資枠は含まず

  旧NISA 新NISA
年間投資枠 120万円 240万円
生涯投資枠 600万円 1200万円
非課税期間 5年 無期限
枠の再利用 できない できる※1


■旧NISAを使っている人にとっての新NISA
2023年までにNISA口座を持っている場合、自動的にその証券会社で新NISA口座が作られる(従って手続き不要)

旧NISAで使った投資額は新NISAの「生涯1,800万円」には含まれない。2024年分より起算して生涯1800万円のNISA枠が使える。

株・投資信託(成長投資枠)だけで生涯1,800万円を使うことはできない(1,200万円まで)
「つみたて投資枠」だけで生涯1,800万円の枠を使うことはできる。

日本株投資の枠は「成長投資枠」
1年につき240万円(生涯1200万円)までの新規投資について売却益が非課税となる。

そして、新NISA最大の長所が「枠の再利用」※1
旧NISAでは、NISA枠で買った株を売っても、その枠は再利用できなかった。
新NISAでは、新NISA株で買った株を売ると、その枠が再利用できる。

非課税保有限度額(年240万円)は買付残高=株の購入金額(手数料含まず)で管理される。
NISA口座内の商品(株・投資信託)を売却した場合、買付残高(簿価)分を再利用できる。


■新旧共通 NISA口座の解説
・売却益だけでなく、配当も非課税
通常は売却益と配当に対して20.315%課税される。NISA口座で投資した場合、これが非課税になる。

(年2回程度の)配当が非課税なので、NISAは高配当株を長期保有することに向く。
このことから「新NISA組」からは「高配当」株が買われるだろうと予想されている。


新NISA枠での株取引手数料が無料の証券会社を探したところ、SBI証券、松井証券、楽天証券が見つかった。

ど素人!株投資講座

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2023年2月 1日 (水)

石原慎太郎さん 一周忌

2022年2月1日、作家であり東京都知事を務めた石原慎太郎さんが亡くなった。
石原さんの功績が数あるなかで、僕が特に記憶していることが4つある。


【1】首都移転を防ぐ

メディア露出が少なく、あまり知られていないが、日本の首都*は東京から何処かの地域へ移転することが法律で決まっていた。
日本は法治国家なので、ものごとは法律の後ろ盾を必要とする。
法律に規定されたことは、そのとおりに遂行されなければならない。

*日本の首都は法制化されていない。従って正式な首都はない。東京は事実上の首都

法律で決まった移転の受け皿として、全国で4地域が名乗りを挙げ「首都招致合戦」を繰り広げるなか、唯一首都移転反対を唱えたのが東京都。
石原さんは都庁内に専門チームを置き、自らも「国会等の移転に関する特別委員会」に参考人として出向き意見を述べた。
この特別委員会に出席した参考人の中で、首都移転反対を述べたのは石原さんと僕の2人だけ。
石原さんは僕を知らないだろうが、僕は首都防衛の同士だと勝手に想っている^^;)


【2】尖閣諸島の購入

1895年
日本(明治政府)が領土として沖縄県に編入

1978年
石原慎太郎衆議院議員を中心とするグループ(青嵐会)が魚釣島に灯台を建てた

1992年
中国が領海法を制定。尖閣諸島を中国固有の領土とした

2012年4月16日
石原慎太郎東京都知事が東京都が尖閣諸島の土地を所有者から購入すると発表
尖閣諸島購入のために東京都に寄せられた寄付金は14億円を超えた

2012年9月
政府(民主党 野田政権)が地権者から3島(魚釣島、北小島、南小島)を購入した後、国有化を閣議決定


【3】マラソンブームの発端となる東京マラソンを立ち上げ

2003年に東京マラソンを構想を発表。東京都と日本陸連の協力で2007年に実現した。
東京マラソンの成功。特に商業的な成功により、全国の政令市がこれに続いた。
長年、あまり「陽が当たらない」レースを走っていたランナーには「陽の当たる」レースが増えた。
それまで500mすら走ったことがなかった人も、42.195kmを目指して走り始めた。
運動不足の人が減る→病気が減る→健康保険の負担が減る
というのは自明であり、市民ランナーの数を増やした石原さんの功績は大きい。


【4】東京2020(オリパラ)招致

2005年、2016年夏季大会の招致を表明(リオに敗れる)
2011年、スポーツ基本法成立を受けて2016年夏季大会招致を表明
国政復帰のため2012年に都知事を退任。猪瀬直樹氏に後を託した
2013年、招致決定

安倍晋三さんが亡くなった時、テレビ各局は五輪招致にまつわる映像を使っていたが、石原さんが亡くなった時、五輪招致の発起人的存在であり功労者であるという論説は見かけなかった。


現代社会では、批判・評論する者が「説明責任を果たせ」「エビデンスを示せ」と、小うるさい。
非難を恐れず、嫌われる勇気を持つことが難しい時代だ。
確固たる信念に基づき、明快な言葉で端的に話す石原さんは、とても清々しかった。

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