比例名簿不足により「14議席」譲渡 自民党は「330」議席をとっていた
かつて、ある政党が圧勝した時「地滑り的勝利」という言葉が使われていたが、今回の選挙では聞かない。
もっぱら「歴史的大勝」と表現する一因は、2010年代以降に起きた大災害への配慮かと推察する。
2月9日、テレ東「昼サテ」はトランプ大統領が高市早苗総理に対して「地滑り的勝利を祝福」と伝えた。これは原文を直訳したものと想われる。
Landslide Victory
ニュアンス:反対勢力を圧倒的な重圧で押しつぶし、地形(勢力図)を一変させてしまうほどの勝利
ところが、この地滑り的勝利。
実際にはさらに大きな勝利だった。
自民党の比例名簿候補者が足りず、自民党が獲得していた比例区の「14議席」が他党に配分されていたのである。
■名簿不足譲渡数 第51回総選挙 選挙区別
①自民
東京ブロック 5
→中道(2) 維新(1) 参政(1) みらい(1)
南関東ブロック 6
→中道(2), 維新(1), 国民(1), れいわ(1), みらい(1)
北陸信越ブロック 2
→中道(2)
中国ブロック 1
→維新(1)
②みらい
近畿ブロック 2
→中道(1) 維新(1)
*みらいは2議席譲渡されて、2議席を譲渡(±0)
これらを反映した表が以下の通り
■名簿不足譲渡前の獲得議席⇔実際の当選者数
自民党の得票による獲得は「330議席」
対定数占有率は70.96%
自民・維新 与党の得票による獲得は「362議席」
対定数占有率は77.84%
4分の3を超えていた
■過去の名簿不足
現行選挙制度下では、過去に4度「名簿不足譲渡」が発生したが 4度合計でも5人。今回の「16人」は突出している。
2005年 第44回衆院選 東京
自民党→社民党
名簿最終順位候補者が小選挙区で供託金没収点未満だったため、比例当選資格を失い欠員
2009年 第46回衆院選 近畿
みんなの党→公明党
2017年 第48回衆院選 東海
立憲民主党→自民党
2024年 第50回衆院選 東海
国民民主党→自民党
2024年 第50回衆院選 北関東
国民民主党→公明党
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