2024年1月11日 (木)

ネットに載っている写真と実物の色があまりに違いすぎる問題-後編-

萌え出でる緑にビビッときて購入した「エクスペディションドライドットジップハイ(以下ジップ)」
実際に届いたカラーは「水色」と言えるものだったが、これはこれで気に入った。
こういうのを人は「自分ではなかなか選ばない色」と言う。まさにそれだ。

ジップのMサイズは通常Sサイズの体にもフィットした。
着心地はゆったりしているが、着丈・袖丈ともにさほど長くない。これならばアウターの下にギリギリはみ出さない。

そして、驚いたのは「薄くて軽いのに暖かい」ことだ。
極寒の日のバスケ観戦。部屋着として肌寒さを感じない。
トレーナーのように固い着心地がないし、水分を吸って重くなることがない。
もっと、早くに出会いたかった。
「冬はトレーナー一択」という子供の頃からの固定観念はなんだったのだろう。

■固定観念
(fixed idea)絶えず意識を支配し、それによって主として行動が決定されるような観念。(広辞苑第七版より)


固定観念を覆すお気に入りに出会った僕は、すぐに「他にもそんな出逢いがあるのではないか?」と考え、ある外国メーカーのミドルレイヤーをネット購入したのだが、これが大失敗だった。
希望通りのSサイズが買えたのに、届いた品はXLかと想うほど大きかったのだ。
サイトの返品受付フォームには、プルダウンリストの中に「サイズが異なる」があった。返送料は勉強代になったが返品できたのは幸いだった。


ジップ(TT)を買ってから1ヶ月。
やはり、実績のある品で色違いを買おうと思い立ち、カラーを探す。
THE NORTH FACE(Goldwin)のサイトに出ている現行品にはビビッとくるものがない。
探索を他の通販サイトに広げると「黄色」と思しきカラーにビビッときた。


カラー:ミネラルゴールド(ME)

「これは、即ゲットだ」
萌え出でる緑を見つけた時と同様、すぐに在庫を探す。
あいにく通販サイトでは見つからなかった(正確にいうと、手に入る確証があるサイトがなかった)が、フリマサイトに出品を見つけた。

ただ、ここで直面したのが「ネットの写真と実物のカラーがあまりに違いすぎる問題」
通販サイトとフリマサイトに載っているカラーは、とても同じ色とは思えなかった。フリマサイトの写真はゴールドというよりは、暗い黄土色に見えた。
憶測だが、このカラーをネットで買った方には「ネットとカラーが違う」と想った方が多かったのではないか。


Goldwinの通販サイトには、以下の但し書きがある。
(引用ここから)
※商品の品質不良、ご注文商品と異なる商品(購入した商品の仕様、配色が画像と著しく違う場合など)が届いた場合などは返送手数料は当社で負担します。
(引用ここまで)

「ネットの写真と実物のカラーがあまりに違いすぎる」と消費者が感じた場合"返送手数料は当社で負担"するというのは、大変良心的だ。


恐らくミネラルゴールド(ME)に関しては、フリマサイトに掲載されているカラーが「肉眼で見るカラー」に近いのだろう。

ミネラルゴールド(ME)を見送った僕に、ある仮説が浮かんでいた。
ネットに載っているカラーは今イチでも、実際に届いて見たらビビッとくるということがあるのではないか。


オーバーングレーズ(AU)

そこで、THE NORTH FACEのサイトに載っている現行品から「ジップオーバーングレーズ(AU)」に目を付けた。
本来念頭にあった薄いオレンジの「レトロオレンジ(RO)」は既に「在庫なし」
一方のAUはネット上では"オレンジがかった赤"だが、これの実物が薄い色だったら・・

ジップトランスアンタークティックブルー(TT)が想っていたよりかなり薄い色だったので、その仮説に乗ることにした。
こちらはいつも買っているSサイズが買えた。

結論からいうと
「ネットの写真と実物のカラーはほぼ同じ問題」
"実物は薄い色"を期待していたが、実際には"実物はやや濃い"赤に近いカラーだった。

サイズについてはSでも可動域など支障はないのだが、Mを先に着ていたせいか、そのゆったり感の方に惹かれた。

「エクスペディションドライドットジップハイ」はカラーを変えて継続している定番品。
新シーズンにどんなカラーが出るか楽しみだ。
ジップで3着めを買う時は在庫があるうちに、店頭でカラーとサイズを確かめて買おうと想う。

おわり

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2024年1月10日 (水)

ネットに載っている写真と実物の色があまりに違いすぎる問題

ネットの販売サイトに載っている写真と、実物の色があまりに違いすぎる問題に直面している。

それはこの冬、最強のミドルレイヤーをみつけたことに始まる。

冬場の部屋着と言えば「トレーナー」だと想っていた。
それは子どもの頃からで、そこを疑ったことはなかった。

ところが、今年になって、トレーナーというのは「楽しく着られる寿命」が短い服だと気づいた。
基本的にトレーナーは丸首で、さほど口径も大きくない。
そのため早ければ2シーズンめから首元がよれてくるのだ。

お気に入りトレーナーは着ることが楽しい。
そのローテーションが回ってくると嬉しい。
だが、首元がよれてくると着る時に「あぁ・・もうよれてきたのか」と想う。
少しずつ心に落胆の雪が積もり、やがて楽しくなくなる。


3シーズン前に買ったお気に入りトレーナーの首元がよれている。
去年も薄々気づいていて、できるだけ考えないようにしていたが、今年になってそれは自分の目をごまかせないレベルになった。

そこで、僕は考えた。
丸首の服を買う限り、また同じことになる。
丸首以外で普段着に使えるものは、ないだろうか・・

人は興味のアンテナが立つと、その情報に敏感になる。
初めて子どもができた夫婦は、外に出ると「町はこんなに妊婦で溢れていたのか」と思う。
「一生に1度は富士山に上りたいな」と想った途端、登山用品の記事や登山番組が目に飛び込んでくる。

脱トレーナーを考えた日、THE NORTH FACEのサイトで素敵なウエアを見つけた。

ページトップに掲載された写真で、登山中のモデルが着ているレイヤーは、新緑が萌え出でる季節を想起するような鮮やかな緑。
日の光を受けて、鮮やかに輝いている。
首元はハーフジップなので、脱ぎ着しているうちによれることもない。
それが「エクスペディションドライドットジップハイ」だった。


■エクスペディションドライドットジップハイ
メーカー:THE NORTH FACE
品番:NT12122
価格:14,300円
メーカーの説明
「行動時間や運動量が多い遠征や、気温や天候変化が激しい高所での着用を想定したテクニカルベースレイヤー」


「これは、即ゲットだ」
ビビッときた僕はそのまま GOLDWIN WEB STORE に進み在庫を探す。
ところが、在庫どころか、そのカラーそのものが載っていない。
「載せているカラーが売っているカラーと違う問題」である。


旧シーズン製品なのか?
amazonやヨドバシを探してみるが、これにぴったりのカラーは見つからない。
強いて言えば「トランスアンタークティックブルー(以下、TT)」が近い。


カラー:ジップトランスアンタークティックブルー(TT)

「ネットの写真と実物のカラーがあまりに違いすぎる問題」
ということもあるのではないか。
届いてみれば、望んでいる鮮やかな緑ということもあるかも知れない。
旧シーズンモデルはどこも品薄。希望しているSサイズは「品切れ」で「残りわずか」のMサイズを購入した。


そうして届いたTT。期待をいい方に裏切ってはくれなかった。
ネットで見た商品の色よりもやや薄い。
ビビッときた新緑の緑とはほど遠い。
そして、ここに載せている写真と肉眼見る色も違う。

写真では「ミントグリーン」に見えているかも知れないが、実際の色は「水色」「aquamarine」に近い。
インターネットでモノを買う時の「カラーが違う問題」は複雑だ。

-後編へつづく-

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2024年1月 6日 (土)

鼻毛男と図書館の本-後編-

図書館のユーザー・データベースは、返却後、図書情報を削除している。
僕がこの地区の図書館で、どれだけ多くの本を借りても「貸出番付」は作られないし、僕の嗜好・思想・信条がばれることも無い。
だから、次に本を借りたユーザーが「鼻毛がついていた」とクレームを入れても、遡って誰かにたどり着くことはない。


3ページめには鼻毛がなかった。
しかし安堵もつかの間、数ページいくと鼻毛攻撃が再開した。
さすがに、すべての鼻毛を除去するのは断念した。
さらに鼻毛攻撃がつづく

だんだん、僕は「速読」を始める。
いくらなんでも200ページに渡って、鼻毛を抜き続けられる人間はいないだろう。
いたら、いたで「連続して200本鼻毛を抜き続けた人」としてギネスブックに載るかも知れない。
速読してできるだけ、この鼻毛コーナーを早くやりすごそうと想う


そうして10ページほど速読すると、鼻毛が途絶えた
ところが、それと同時に筋が見えなくなった
鼻毛コーナーの間に、1人称で語る主役が2度交替したのだ
この作家の特徴でもある。


筋が見えなくなると共に、読むのを断念しようかと考え始める。
「この小説はおもしろくないんじゃないか」疑惑だ。
もしかすると、鼻毛が途絶えたのは「鼻毛男」が読むのをやめてしまったのではないか。
そんな風に考えると、余計に読みたくなくなる。

いつまた、鼻毛が復活するのか
それも、僕の気を重くさせていた
この次、鼻毛が登場したら、僕は怒りの感情をもって、読み進めるのをやめる決断をしそうだ。

すると、そこにタイトルにもなっている主人公のキャラクターが登場した。
その描写だけで、それが、彼であることがわかる。
気持ちがのってくる。読み進めるのが楽しくなる。


75ページを読み終えたところで、この本を投げ出さず、読み進める決断をした
それと同時に、安心を手に入れようと考えた。
またいつ、どこに鼻毛が出てくるか?
そう想いながら読むと、読書に集中できない。
今のうちに、最後まで鼻毛スキャンをしておこう。

いつもの「速読」よりもさらに速く、ページをパラパラ漫画でめくっていく。
幸い、鼻毛はない
本の中盤に10ページにわたり水濡れがあった。
本を雨に濡らしたりすると、本全体がよれよれになる。
読んでいる時に水でもこぼしたのだろう。10ページほどは紙が撓んでいるが、それより外側には及んでいない。


本は終盤にさしかかる。そうなると今度は「速読」の能力で、筋を読んでしまうことが危惧される。
少し薄目にして焦点をぼかしながら、鼻毛スキャン。
鼻毛は最後まで見つからなかった。


「鼻毛男」は序盤で鼻毛を抜きながら読み、抜くべき鼻毛が絶えて読み進めたのか。それとも、鼻毛を抜くくらい序盤が退屈で、そこで読書をやめてしまったのか。
もちろん、知る術は無い。

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2024年1月 4日 (木)

「世界でいちばん透きとおった物語」という体験

東京に来てから図書館という強い味方を得て、毎年1,000冊読むようになった。
とにかく東京の図書館は品揃えがいい。
「何でもある」と言ってもいい。
ないものはリクエストすると都内の他市区郡から取り寄せてくれる。
新刊で未蔵書のものは買ってくれる。

漫画や写真集のようなものは原則買ってくれないが、FCバルセロナの豪華本を買ってくれた時は、ホントに買うのかとちょっと驚いた。


ここ数年は500冊にペースを落としている。

読書量は忙しさと比例する。
「逆でしょ。反比例じゃないの?」
というのが一般的な考えだと想うが、実際には「比例する」

サラリーマン時代、読書に充てられるのは土日祝日だけだったが、その時のほうが、空いた時間に「さぁ、読む時間だ」と意欲がわいた。

今は「読もうと想えばいつでも読める」
だが、実際に時間がたくさんあるということは、そう簡単ではない。

なにか、有意義なことをしなければという強迫観念がある。
それと、忙しい時のような「さぁ読書で切り替え」というスイッチが入りづらい。


2023年終盤には、SNS上の友達が紹介していた本をいくつか読んだ。
実用書、小説。タイトルと友達の感想をみていると惹かれる。
以前ならば、仕事帰りに立ち寄った本屋の棚で見つけていたのだろう。

その中から1冊、とても特異な本に出会った。
それが「世界でいちばん透きとおった物語」


この本をしらべるではこう定義した。
「一切の情報を遮断して読みたいネタバレ厳禁の物語」

■概要
著者:杉井光
版元:新潮社
発売:2023年5月1日
価格:737円

■特徴
文庫のみの発売
帯には「電子書籍化不可能!?」「"紙の本"でしか体験できない感動がある」と書かれている


結論からいうと「本が好きです」「趣味は読書」という方ならば、読むべきとは言わないが、読んだほうがいいと想う。

いつも大半の本を電子書籍で読んでいる僕は、新刊を探す時にKindleで検索する。
だが、このタイトルは出てこない。
それどころか新書版でも出ていない(文庫だけ)


なにか言うと、それが心の端に引っかかってしまう。
実際、僕は友達の書き込みがチラチラと頭をよぎって仕方なかった。
だが、その友達が紹介してくれなければ、この本に出会えなかった。


ダマされたと想って読んでみるしかない本だ。
書評や評価・評判、ましてやレビューなど読んだら台無し。
なにか一家言ぶってやろうという無粋な輩の余計な言葉をひろってしまう。

僕もその余計な一言を言わないよう、ここまでにしよう。

読書

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2023年12月30日 (土)

鼻毛男と図書館の本-前編-

その本を読むのは、ずっと楽しみだった
人気推理作家の作品だが、ここ数年、ご無沙汰していた間に刊行されていたタイトルで、僕はその発売を知らなかった。

amazonで検索して購入を検討する。
そこで、ふと想った。
既に旧刊になっているということは、図書館にあるのではないか。

図書館には大抵の本があるが、新刊のうちは予約が殺到して、なかなか順番が回ってこない。
人気の高い作品の場合、500人超えということもある。
仮に複本が25冊とした場合、500÷25で20番め。
貸出期間は最長2週間なので、14×20で280日。
9ヶ月待たなければならないことになる。


図書館で検索すると、既に文庫が出ていた。
お出かけの時に読めるように文庫本の予約にチェックを入れる。
出版から年数を経ていることもあり、予約順位は1位だった


いくつかの実用書を片付けて、その作品にとりかかる。
小説なので、いつものように速読から入らず、ゆっくり読み進めていく。
すると、10ページめに異物があった。
誰がどう見ても、それは鼻毛だった・・


図書館には「書き込み被害」というのがある
これまでも何度か鼻毛の本はあった。
ティッシュを1枚抜いて、鼻毛をつまんでゴミ箱に捨てる。
糊の部分が紙面に残った。さすがにそれをこそぎ落とす気にはなれない。
僕はそこまで献身的ではない。


不愉快ならばほおっておけばいいのだが、図書館にいつもお世話になっているので、つい、できることはやりたくなる。
端が三角に折ってある本は、全て元に戻す。延々と折ってあると気持ちが萎えるが、1度始めると、途中でやめられない。


鼻毛をくるんだティッシュをゴミ箱に捨て、ページをめくる。
次のページには鼻毛が2本あった
これも、ティッシュで除去した
その次のページには鼻毛が3本あった

おいおい

犯人はどこかのおじさんだろう・・と独りごちる
鼻毛=おじさん
これは古今東西、誰もが思い描くイメージでは無いだろうか
(考えには個人差があります)

小ぎれいな女性がこの鼻毛を付けていたら・・
女子高校生がこの鼻毛を付けていたら・・・
想像できない。やはり、おじさんだろう
その人の名を「鼻毛男」と呼ぼう。
鼻毛の色は黒いので、老人ではないのだろう

そして、奇異なことに、鼻毛が短い
まだ生育途中という短さだ。
鼻から出ている鼻毛を抜いた場合、こんなに短くはない(僕の場合)

よほど、鼻の穴深く指をツッコンで抜いたのか。
それとも、まだ鼻毛が短い若い人なのか。
そんなことを考え始めると、この本が嫌になってきた。

-後編-

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2023年9月15日 (金)

「仮面ライダー旧1号の日」宣言から20年、庵野秀明によって「仮面ライダー旧1号のリメイク」が実現した

毎年 9月15日は「仮面ライダー旧1号の日」である。
旧1号(きゅういちごう)=915の語呂合わせだ。

この記念日を知っているのは「仮面ライダー旧1号ファンクラブ」メンバーなど915人...と言いたいところだが、100人もいないと思う。

あなたも"8月31日は野菜(やさい)の日"のような、語呂合わせの記念日を耳にしたことがあると思う。
日本における記念日には「手続きを踏んだもの」と「勝手に言っているもの」がある。

日本には「国民の祝日に関する法律」はあるが「記念日制定法」のような法律はないので公的な手続きはない。
民間の手続きを請け負う組織に一般社団法人「日本記念日協会」があり、申請に応じて記念日を制定している。

□日本記念日協会
Japan Anniversary Association
発足:1991年4月1日
本部:長野県佐久市
記念日情報の総合窓口として「記念日文化」の定着に努めている。
記念日の登録は、専用の申請書で申請する。1件15万円。


「仮面ライダー旧1号」は1971年4月3日に始まった「仮面ライダー」の1話~13話に登場した初期の1号。
藤岡弘が10話ラストシーン撮影中のバイク事故で負傷して11話より休養。
12~13話は変身シーンなしでしのぎ、14話からは佐々木剛の仮面ライダー旧2号に交替した。
放送当時は「1号」と呼ばれた。その後、装いを新たに「新1号」が登場したが、劇中で当初の1号に言及する必然性はなく「旧1号」という呼称が劇中で使われたことはない。
1997年頃からコレクター市場で「仮面ライダー旧1号」という呼称が定着した。


1991年発売 京本コレクション1の商品名は「仮面ライダー」


□「仮面ライダー旧1号の日」 時系列の記録


2003年9月15日

しらべるが記念日を宣言
2005年1月
ミクシィ(現在はMIXI)にコミュニティ「仮面ライダー旧1号」開設
当時ミクシィでは初めての「仮面ライダー旧1号」のコミュニティだった。その後、数多くの仮面ライダー旧1号コミュニティが作られた
2006年9月15日
「仮面ライダー旧1号」ファンクラブ設立宣言
2007年~2023年
記念日にちなんだイベントなし


我々(主語大きくないか)「仮面ライダー旧1号ファンクラブ」のスローガンは「仮面ライダー旧1号をリメイクせよ!」

バンダイの前で座り込みをしようか?
もう1人の自分といつも相談していた。
バンダイの本社が遠い(2004年栃木に移転)こともあるが、穏健な言論で訴えることにした。

□言論の記録

2016年4月7日
仮面ライダー旧1号をリメイクせよ!

2016年4月8日
2021年 仮面ライダー50周年こそ、仮面ライダー旧1号をリメイクせよ!

2017年9月15日
石原さとみと要潤で「仮面ライダー旧1号」をリメイクせよ!


我々の主張が届いたのか、2000年のミレニアム(懐かしい)以降「仮面ライダー1号」
のリメイクは2度行われた。

2005年「The First」
2016年「仮面ライダー1号」

「The First」は旧1号に寄せる意図を汲むことはできたが、見た目は超合金ライダーであり「元通りでは出さない」という意図が感じられた。
「仮面ライダー1号」は藤岡弘を起用したものの、ライダーは「桜島1号」に寄せたものだった。残念ながらいずれも「旧1号のリメイク」とは呼べない。

本当のことをいうと、僕は「旧1号のリメイク」を熱望し公言していたが、もう1人の自分は「旧1号そのまんまのリメイクはあり得ないだろう」と考えていた。
ところが2023年、庵野秀明さんが「シン・仮面ライダー」でその奇跡を起こしてくれた。
変身ベルトのデザインは大きく異なるものの、それ以外は「そのまんま旧1号」だった。

もうそれだけでいい。今ふうに言えばそれだけでご飯三杯は行ける。
シン・仮面ライダーが出てきて、浜辺美波とちゃぶ台で2時間語り合い、西野七瀬のハチオーグがちょっとお邪魔する。ただそれだけ。それでも1,800円を払って映画館に行っただろう。
多くは望んでいなかったのに、実際の作品は再現性・整合性・物語性を高次元で融合した傑作だった。

NHKで放送された「ドキュメント「シン・仮面ライダー」~ヒーローアクション挑戦の舞台裏~」で、旧1号とは似て非なるラフ・スケッチに対して庵野秀明さんが「それもいいね」と評するシーンがある。
だが、できあがったのは「そのまんま旧1号」 庵野秀明さんも、これがやりたかったのだと僕は勝手に想っている。


2003年に「仮面ライダー旧1号の日」を制定してから20年。
「仮面ライダー旧1号をリメイクせよ!」というスローガンは達成された。
それを記念して「勝手に言っている」だけではなく「手続きを踏んだ」記念日にしたい気持ちが芽生えた。
それには、まず15万円を貯めなければならない。

仮面ライダー旧1号情報

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2022年10月 1日 (土)

西九州新幹線開業 佐世保には新幹線が来なかった理由

2023年9月、今も佐世保駅前の看板にはこう書かれていた。

「新幹線で創ろう 私たちのまちと未来」
「佐世保にフリーゲージトレインを」

(写真は以下の記事に掲載)
佐世保に新幹線が来る日

佐世保に新幹線が来なかった理由は、フリーゲージトレイン(以下FGT)の失敗に尽きる。


順を追って説明しよう。

■線路幅の違い
日本の鉄道の線路幅には、主に「狭軌(1067mm)」と「標準軌(1435mm)」の2種類に分かれる。標準軌は狭軌と対比して広軌ともいう。

・標準軌(1435mm)
新幹線、大半の私鉄
西九州新幹線は武雄温泉~長崎 66km に標準軌を敷いている
新幹線ルートを標準軌で整備することは「フル規格」と呼ばれている

・狭軌(1067mm)
JR在来線


新幹線整備計画に則り、フル規格で新幹線を通すには標準軌の線路を別ルートで敷く必要がある。
ただ新幹線は通したいが、線路を敷く予算が取れないということがある。

その場合の代替案は3つある

1.リレー方式
利用者が駅で列車を乗り換える
今回の西九州新幹線では、こちらを採用
利用者は武雄温泉駅で列車を乗り換えている

2.ミニ新幹線
在来線の線路を標準軌に敷き替える
山形新幹線が採用
東京発→山形行きの場合
東京→福島:東北新幹線
福島→新庄:改軌された奥羽本線(148.6km)

3.FGTを使う
FGTとは、車輪の間隔を変えることできる電車
JR在来線(狭軌)、新幹線(標準軌)の両方を走ることができる
略称:FGT 軌間可変電車

実用例としては2005年よりスペインで、軌間可変電車「AVE S-120」(高速線の最高時速250km/h)が運行されている。

東京都大田区の 新空港線(俗称:蒲蒲線)計画では「フリーゲージトレーン」「三線軌条」の両方を検討している。


2016年、特急みどり号に乗った時のことだ。
佐賀平野に差し掛かった時「ガタンゴトン」という線路の継ぎ目の音がしないことに気づいた。
それは新幹線(FGT)の走行を見越したロングレール化を進めているのだと推察した。

有田早岐間の単線区間では、線路の南側に複線化するためと思われるスペースができていた。
こうした、新幹線乗り入れに向けた複線が敷かれていたのだ。

しかし、FGTの開発はうまくいかなかった。

■FGT開発の歴史
1994年
国交省が研究開始

1997年
2007年までに開発を終える計画で開発開始

2009年
11月、事業仕分けの席で、三日月大造・国交政務官が長崎ルートのFGTについて「技術開発を続けるかどうかを2010年度に見極める」とした
12月、直線270km/hを記録 しかし、曲線では目標130km/hに対して80km/h

2010年9月現在
国交省専門家委員会の評価
・新幹線・在来線直線は270キロで走行可能
・在来線カーブ区間は80キロ程度
・在来線はレール設備の補強が必要
・台車の改良が必要

2010年
この時点で240億円を投じていたが、実用化の目処は立たず
JR四国が導入に向けて、走行試験を始めた

2011年
3月末、FGTの開発継続可否を判断するタイムリミットだったが、明確な可否についての情報は見つからなかった
4月、JR四国が予讃線で試験走行開始
11月、国の技術評価委員会による「中間評価」が行われる

2014年4月19日
3モード耐久試験に使用する第三次試験車を報道公開。造成費43億円

2014年10月19日
軌間変換装置を備えた接続線での試験開始。標準軌、狭軌、軌間変換装置の3モード耐久試験開始

2017年7月25日
JR九州の青柳俊彦社長がFGT導入断念を名言


■今後の選択肢
リレー新幹線として開業した西九州新幹線
新鳥栖-武雄温泉間が全線開通して、1本の電車となるための選択肢

【1】ミニ新幹線の採用

【2】フル規格でのルート整備

現在【1】の議論は出ておらず【2】に向けた交渉が難航している。
それをもって、一般論としての「全線開業は見通せない」となっている。

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2022年9月23日 (金)

祝!きょう 長崎新幹線開業 5分でわかる西九州新幹線の歴史

長崎県を愛する皆さん、長崎新幹線の開通おめでとうございます!


新幹線限定の「乗り鉄」「撮り鉄」「調べ鉄」としては、郷里の長崎県が「新幹線が通る県」になる日は特別なものだ。

「長崎新幹線」は、長年使われていた九州新幹線西九州ルートの通称で、現在の正式名称は「西九州新幹線」
ここでは、2005年から追いかけてきた「長崎新幹線」が「西九州新幹線」に至る歴史を、5分で読める分量でご紹介しよう。


【新幹線長崎ルートの歴史】

2007年6月当時
佐賀県の一部自治体の反対により着工が見合わされていた
新幹線長崎ルート開業後、JR長崎線 肥前山口―諫早間がJRから経営分離されることに佐賀県の自治体が反対
長崎県は2007年度を勝負の年として着工を目指していた
*参考文献 
「ながさき夢百景36号」長崎県発行 2007年6月 ~2007年6月記~

2007年12月
佐賀県と長崎県が、新幹線長崎ルート開業後もJR長崎線 肥前山口―諫早間をJRから経営分離しないという修正合意
2008年度予算案に事業費が計上され、着工が決まった

2008年4月
武雄温泉-諫早間 着工

2009年
民主党が政権を取ったことで、工事の先行きに暗雲がたれ込めた

2010年9月現在
「カーブでも高速走行できるフリーゲージトレインの開発」「肥前山口―武雄温泉間(14km)の複線化」2つの課題を抱えており、現行案の先行きが怪しい状況

2010年12月21日
馬淵澄夫国土交通大臣(当時は民主党政権)が、諫早―長崎間(21km)について年内の着工判断を見送った

2012年8月18日
諫早―長崎間(21km)着工

2012年12月
第46回総選挙で自民党に政権交代

2016年2月
フリーゲージトレーンの開発遅れにより、2022年度の全面開業予定が難しくなった
これを受けて長崎県と国交省は、武雄温泉で「かもめ」から新幹線に乗り換える「リレー方式」で2022年開業を迎える案の検討にはいった

2016年3月8日
国交省が佐賀県と長崎県に「リレー方式」での2022年開業を提案
*当初、2018年が九州新幹線長崎ルートの運用開始目標だった

2018年3月28日
国交省が「全線フル規格」の試算を公表
追加費用5,000億円、佐賀負担1,000億円超、工期12年

2020年10月
使用車両N700Sのイメージデザイン公表

2021年4月
JR九州が路線名を「西九州新幹線」と発表

2022年2月22日
JR九州が長らく「2022年秋」としていた開業日を9月23日と発表

2022年6月10日
開業時ダイヤ発表

2022年9月23日
「リレー方式」で武雄温泉-長崎間が開業


西九州新幹線は、最終的には九州新幹線の「新鳥栖」と「長崎」をむすぶ新幹線だが、新鳥栖~武雄温泉間は着工の目処が立っていない。

初めて長崎新幹線に乗るのは、長崎スタジアム(2024年夏開業予定)での初観戦か、長崎平和マラソン(2025年開催予定)出場の時にしようと目論んでいる。

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2022年8月20日 (土)

マンションで「熱弁」の隣人に気遣いながら、ラジカセを聴く

スタジオ1980が届いた時、その音の大きさに驚いたことを以前に紹介した。
ボリュームスライドが10段階の3(音が小さい方から3目盛り)の位置でも「隣人から壁を叩かれはしないか」と心配になる。

それが、スタジオ1990に代わってからは、さらに音圧が高まった。
1990においても10段階の3 「目盛り3」が限度だ。それ以上に上げるのは心臓によくない。

パソコンに入っている音楽をBOSE M2(オーディオ用ステレオ・スピーカー)で聴いている時は、その不安は感じない。
割と大きい音にしていてもだ。
数値で示せないが、同じ音量でも、ラジカセの音のほうが大きく感じる。

スピーカーとラジカセ、なにか違うのだろうか。
調べてみたが、その他の「カセットの謎」同様に文献は見つからない。
そこで、理由を素人なりに推測してみる。

ラジカセは音像が1点に集中している。
音の塊がスピーカーの前に発生する。
一方、オーディオ・スピーカーの場合、音が部屋中に拡散する。
壁に反射した音も含めて、耳に届くので柔らかい音になる。

つまり、音をどう耳に届けるかという音像の作り方、その設計の違い。
耳から受け取った音を脳が「ラジカセの音、大きい」と知覚する理由が、そこにあるのではないだろうか。

せっかく聴くならば、迫力ある1990の音は「目盛り3」で聴きたい。
そこで、隣戸対策として、いくつかの工夫を凝らしている。


まずは置き場所
隣戸との壁を背にした向きで、スピーカー面、つまりラジカセの前面を自分に正対させる
そしてなるべく自分の近くに置く。最初は120cmほどだったが、現在は90cmほど。


窓、カーテンを締める
窓を開けていると、音は廊下づたいに隣戸へ漏れる。
コロナ禍以降、在宅勤務が増えたことによる「音」の問題が起きた。
隣人はいつも窓を開けてオンライン会議を行っており、日中は「熱弁」が聞こえてくる。
なんとなく話しているなというものではなく、聞き取ろうと想えば、話しの内容さえ理解できそうなレベルだ。

ちなみに、この隣戸からの音漏れ対策については、怒鳴り込む、壁を叩くという方法ではなく、アレクサに頼んで「カフェの音」を流すことで対応している。
はじめは、音楽を流して「熱弁」をかき消そうとしたが、曲間や音が小さいところで「熱弁」が耳に届く。
一方「カフェの音」は断続的なカフェでの会話。切れ目がないので「熱弁」が耳に届かない。会話は会話に打ち消されることがわかった。

在宅勤務当時は「カフェの音」を仕事中にかけていた。
断続的な話し声やノイズが、目の前の仕事に集中させてくれる。


物理的な対策として、ラジカセと壁の間に吸音材を置いた。
壁内に吸音・遮音材を施すような本格的なものではなく、手軽にできるものはないかと探して、見つけたのが「ホワイトキューオン」

■吸音・防音材 ホワイトキューオン
・音漏れを減衰させる吸音材
・メーカー:東京防音(埼玉県朝霞市)
・サイズ:多種あり
 300mm×415mm×厚さ50mm 560円

商品説明には「壁に立てかけてオーディオの音などの室内の反響を抑え 、外部への音漏れを減衰」と書かれている。
遮音材ではないので、音を遮断する能力はない。
説明書には「吸音材と遮音材を併用すると防音効果が高まります」とも書かれている。

「熱弁」の隣人に「これくらいの音、うるさいですか」と尋ねていないので、効果の程は不明だが、対策しているという安心感は得られる。


憧れのスタジオ1990でラジカセ+音楽カセット生活を手に入れた

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2022年8月 7日 (日)

ラジカセ生活は、ラジカセ+音楽カセットへ

ラジカセ生活再開後の2台めとなるスタジオ1990を手に入れて以来、カセットは鳴らすものから聴くものに変わった。
1990で豊かな音を聴いていると、それまでのスタジオ1980では、カセットから音が鳴るというノスタルジーを楽しんでいたのだと想う。

かつて聴いていた、自分にとっての名盤をもっと1990で聴きたい。
当初はカセットを鳴らすための備品だった「音楽カセット」は、音楽カセット集めという趣味に昇格。
ラジカセ生活は、ラジカセ+音楽カセットへと変貌した。


「音楽カセット」という言葉は広辞苑 第七版には載っていない。
しらべるの定義は、音楽家の作品をカセットテープに録音した商品。
その大半はレコードで発売される内容と同じ音源で、レコードの新譜発売と同時期に発売されていた。
シングルカセットも少しだけ存在するが、大半はアルバムカセットである。

レコードに「輸入盤」があったように、カセットにも日本版と輸入版がある。
ただ、カセットが現役で売られていた時代に、カセットの輸入版を見かけたことはなかった。
欧米に比べて日本のレコードは高価格だったため、海外から入ってくる輸入盤は3割程度安く買うことができた。そのため、音楽雑誌には輸入業者の通販広告が掲載されていたし、そこには海賊盤も含まれていた。
一方、音楽カセットはレコードに比べて買い手が少なく、カセットの輸入版という市場が成り立たなかったのだろう。

現在ヤフカリで販売されているものは「日本版」「外国版*」と表記されている。
*外国版はUK版、US版のように国名で表記されることが多い

コンパクトカセットは世界統一規格であり、外国版も日本のラジカセで問題なく聴くことができている。ただし、外国版で「これは!」という高音質のカセットには未だ巡り会っていない。


「日本版」の音楽カセットは日本のレコードメーカー、音楽カセット専門メーカーが発売していた。
アポロン音楽工業株式会社は後者の1つで、ワーナーパイオニアが発売するレコードの音楽カセットを販売していた。
蒐集した日本版カセットにも「販売元アポロン」のものが多い。

■アポロン発売のカセット例
QUEEN、LED ZEPPELIN、DEEP PURPLE、アンルイス、太田裕美、沢田研二、森進一、山下久美子

同タイトルでも「クイーンのすべて」のように、ワーナー・パイオニア版とアポロン版が別々に存在するものもある。
現時点では、音楽カセットについて詳しく書かれた文献が見つかっておらず、どのような棲み分けが行われていたのかはわからない。

日本版は、ラベル(レコードジャケットに相当)、ハーフラベル(カセット本体に貼ってある)が日本語表記。
多くの商品に折りたたんだ歌詞カードが同封されていた。レコードのそれに比べると、かなり文字が小さいため、これを広げて曲に合わせて歌っていた人は、あまり居ないと思う。
レコードに封入されるブックレットやライナーノートは省略されている。

外国版はラベルがシンプル。ハーフラベルは英語表記(ただし、日本人アーティストの香港版は日本語表記)
日本版ではケース外に折り返したロングラベルが散見されるが、外国版はケース内で納まるものがほとんど。
ちなみに中古品では、ロングラベル(ケース外の部分)が切り取られたものが多いが、大半の出品者はそれに言及しないか、そもそも気づいていない。


■蒐集したカセットから予測した「音楽カセット」発売の開始と終焉

1972年頃から
レコードと同時にカセットが発売され始める
1972年に井上陽水名義で再デビューした井上陽水の場合、2nd「センチメンタル」以降が発売されているが、1st「断絶」の単独タイトルは発売されていない。

1982年
音楽CD発売
徐々にアナログからデジタル音源へ移行していく。
カセットに落とす音源が、どのように推移したのか興味深い。文献の登場を待ちたい

1992年頃
国内版カセットの販売が終了
佐野元春は1992年の「sweet16」まで

1995年頃
外国版カセットの販売が終了
QUEENは 20th(last)アルバム「MADE IN HEAVEN」がカセット発売されている

つづく


憧れのスタジオ1990でラジカセ+音楽カセット生活を手に入れた

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