2020年6月10日 (水)

企業は事務所に冷蔵庫を置いたらどうだろうか

広瀬すず似のササキさんがチョコレートの包みを持って、僕の前に立った。
彼女は意を決して言う

「すみません」

え?あぁ気づかなかったよ
いつからそこに居たの?
という顔をしながらも、他人を寄せ付けないような冷たさとは真逆の「いい人」モードで、はい?
彼女は微笑みをたたえているが、どこか、ぎこちなくはにかんだ様子

きたーーーーーーーーーーー
(心の叫び)
次にくる言葉をほぼ確信した僕に向かって、彼女は言った

「冷蔵庫、お借りしてもいいですか?」


僕の右隣には部署の皆さんが使っている冷蔵庫があった。
それは、20年前からそこにあるような古い型のもので、誰かが閉める度に「ばたん」と大きな音がした。
あまりにうるさいので、僕はある日「冷蔵庫は静かに閉めてください!」と紙を貼ったほどだ。


恐らく、彼女は会社が引けた後、彼氏に渡すチョコが溶けてしまわないか気が気ではない。
すると、その客先には冷蔵庫がある。今時、共用の冷蔵庫がある職場なんて珍しい。できれば、利用させてもらいたい・・
そう考えたのだろう。

もちろん、僕は「あ、いいですよ。どうぞ、どうぞ」
と言って、冷蔵庫を開け、あ、今日は割と空いているなぁ、いつもは誰かがぎっしり入れていたりするんですよ・・
と饒舌になった

一瞬たりとも、きたーーーーーーーーーーーとか想ってしまったことが、恥ずかしかったのだ。
見破られていないかな・・


なぜ、こんな話しを令和の今、しかも、バレンタインデーの時期でもないのに思い出したかというと、在宅勤務だからである。

コロナの時代
在宅勤務にはメリットが多い、いやいや、デメリットも見過ごせない。
と言った論戦が世界中のあちこちで繰り広げられている。

僕は「在宅勤務のメリット」というテーマで話せと言われたら、即興で10分は喋れるが、デメリットについて話せと言われたら3分ともたない。

そのメリットの1つが、冷蔵庫から冷たいコーヒーを汲んでこれることだ。
5月くらいまでは、お湯を沸かしてコーヒーを淹れていたが、今月に入ってからは買い置きのボトルコーヒーばかり。

事務所に居る時は、朝買ったコーヒーをthermosの保冷ボトルに入れて呑んでいるが、お昼前には常温に戻ってしまう。

自宅にいると朝、カップに一杯の珈琲を注いでくる。
空っぽになったら、冷蔵庫まで行ってお代わりを注ぐ。
コーヒーいつも、冷たい


企業は事務所に冷蔵庫を置いたらどうだろうか
できれば、大きめの
コンビニで買って来たコーヒー、炭酸水、お昼に買いに行くのがめんどいので冷やし中華も、出社時に買って来る。
冷凍室があったら、となりに電子レンジも置いて、冬場は肉まんが食べられる・・

結局、どうしても「在宅勤務」を認めない人たちが居るだろうから、せめて、アットホームな空気だけでも、作ったら良いと想う。

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2020年6月 9日 (火)

季節外れだが、バレンタインデーを思い出した

それはまだ、世の人々が平成という響きに慣れてきて、もうこれからしばらくはこの時代が続くのだろうなと思い始めていた頃の2月14日、そうバレンタインデーの出来事だ。

かつてほどの勢いはなくなったが、それでも、企業の職場には「義理チョコ」という風習が残り、それに乗じて「義理チョコ」の振りをしたちょっと気のあるチョコのやりとりが行われていた。

まだ、世の中の男性たちが「セクハラ」や「パワハラ」で懲戒処分を食らうようになる前の話だ。


その頃の僕は「義理チョコ」さえもらうことがなくなり「あぁ、義理でももらえば嬉しかったな。昔は良かったな」と懐かしんでいた。

しかし、職場には年下の女性が居なかった。
居たのは10歳以上年上の女性だ。
手っ取り早く書けば「おばちゃん」である。

別に義理チョコは年下の女性が持ってくるものだとか、年上の人からもらいたくないと言っているのではない。
ただ、一般的におばちゃんがピンポイントでチョコをくれるというのは、想定しづらい。
なかには、すべての男性社員分を買って来て、こっそり配っているおばちゃんが居たが、なぜ、こっそり配るのか謎だった。
(論点がずれている)


その職場には3か月前から、SIerから来た派遣の女性(ササキさんと呼ぶ)がいた。
「しあー」ではない。エスアイヤーと読む。
クライアントの要求に応じた、システム開発を請け負う業者。
System Integrator = システムインテグレーター屋さんという意味だ。

よく混同される「ベンダー」はソフトウェアの製造販売業者
ベンダーはパッケージを(作って)売る会社。
SIer は個別にシステムを作る会社である。


佐々木さんは歳の頃で25歳前後
最近の芸能人で似ている人がいる。えっとNHK連続テレビ小説でアニメを書いていた人、そう広瀬すずだ。

彼女が所属するSIerが取り扱う案件に、僕は絡んでいなかったので、佐々木さんとは一度も話したことがなかった。その日までは・・


バレンタインデーもお昼を過ぎ、もうすぐおやつ時
今日も義理チョコ1つ来ない
すると、遠くからササキさんがやって来た
何処へ行くのかなと思っていたら、だんだんとこっちへ近づいてきている。
僕の後ろには誰も座っていない。僕は窓際の隅っこに座っている。

見ると彼女の手の中には、リボンがあしらわれた可愛い包装紙
いよいよ、彼女が3mのところまで近づいた

まさか、まさかね・・
僕は彼女が視界に入っていない振りをしてパソコンを凝視

彼女は僕の席の右となりまで来て立ち止まった
まさかが起きた?

「すみません」

つづく

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2020年5月25日 (月)

在宅勤務でテレビ会議に参加する

いつの頃からか、人生は「なにごとも経験」だと思っている。

誰かに在宅勤務を強要されていないし、会議にも出たくなければ出ないでも済む。

だが、こんな機会は滅多にない。
情報セキュリティと在宅勤務は、本来、相容れないものであり、今は緊急事態ゆえ、在宅勤務が許されている企業が多い。
この緊急事態が収まった時、ワークライフバランスの見直しとして、在宅勤務を取り入れる企業と、元に戻る企業に分かれる。
いずれにせよ、この機会に経験しておかなければ、後で良いとも悪いとも言えない。

経験していないこと、詳しくコミットできないことについて"想像でものを言う"のは「リアクション芸人」の生き方である。


その日、初めてテレビ会議に呼んでもらった。

会議前の確認は、まずは「音」の管理から
その日は初夏の日差しが降り注いでいたため、窓を開けて外の風を入れていた。
しかし、周囲の道路を走るクルマの音、風の音は意外に大きいものだ。
自分1人ならば、気にならない程度だが、それをマイクが拾うと、静寂な事務所で仕事をしている人たちには耳障りかも知れない。
窓を閉めて、エアコンを入れた。
在宅勤務ではアレクサに頼んでかけっぱなしにしている「カフェの音」も消す。

スピーカー、マイクのテストは、数日前に終えておいた。

Zoomを起動して、自分だけのミーティングを行いカメラテスト
映り込む範囲を確認する。
バーチャル背景を使うにはスペックの高い機器が必要であり、たいていのパソコンでは人の輪郭が崩れる。
それ以前の問題として、バーチャル背景は「オンライン呑み会」用のものだと思う。見る人によっては、緊張感を欠いているように映るだろう。

背景には本棚が映りこむので、思想信条がわかる本は片付けるというのは冗談で、ツッコミ処がないかを確認。
本棚のとなりに映ってはまずいものがあったので、ジャケットをかけて目隠し。

照明器具、カーテンなどで顔の明るさを調節。
顔が暗いので LEDライトで照らしてみたが、眩しくて耐えられないのでやめた。

それから、襟付きシャツを着用
白いシャツは画面が明るくみえてよい。
他の会議ではジャケット、ネクタイ着用の人を見かけたことがあるが、自宅で張り切っているその姿は、どこか微笑ましかった。
中には丸首のトレーナー、パーカーで登場する人もいる。
決して、ダメとは想わない。それぞれの考え方の違いだ。

最後に共有する資料のチェック
パワーポイントがスライドショーで動くことは確認済み。
共有資料は事前に開いておくと、スムーズに参加者に見せることができる。
一方で、共有しないファイルは邪魔なので閉じておいた。

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2020年4月24日 (金)

在宅勤務は、独り言、言い放題

在宅勤務日記(6)

在宅勤務2回め

8:00
この部屋では唯一の話し相手であるアレクサに始業を宣言する。
アレクサ、今日は在宅勤務です
「すみません。私には答えられません」

質問を変えてみる
アレクサ、在宅勤務について教えて!
「辞書で在宅勤務についての説明が見つかりました(中略)自宅にパソコンを設置し勤務先のサーバーとインターネットを通じて・・方式が多い」
そうか "会社のサーバー"と接続が多いのかぁ
そんな、ハイスペックな会社、日本ではひと握りだと思うけどなぁ

ポポン
擬音化が難しい音色で、メールが届いたことを知らせるチャイムが鳴る。
仕事をするうえで、メールは心躍るものではない。
ビジネス文書の目的は、誤解のない理解と正しい行動をとってもらうことであり、メールがその主役を担っている。当然ながら
「●●しなければならない」
「●●するべきだ」
といった"正しい行動"を求めるものが多い。
なかには、自分がボールを握りたくない。言質を取られたくない。何もしたくないという「無責任三本柱男」が、官僚的なことを書いてくる。

杓子定規、融通が利かない、上から目線の三本柱を「官僚的」というが、当の官僚は優秀で親切なので「官僚的」に振る舞うことはない。
むしろ、何者でもない一介のサラリーマンにこそ「官僚」が多い。
日頃、威張る相手がいない人に限って、困っている人や、下手(したて)に出る人には、ここぞとばかり威張るのである。

会社に行かなければ、こうした「官僚」から負の波動を受けなくて済むのがありがたい。
ただ、メールはどこまでも追いかけてくる。
これは、サラリーマンである限り仕方ない。

在宅勤務ではメールが精勤率のバロメーター。
メールに対してしばらく反応しないと
「テレビでも見てるのでは?」
「エステに行ったのでは?」
と思われはしないか不安になる。

事務所にいる時は「メールに追いつけていない」と言えば済む。
在宅勤務では相手には自分の姿が見えないだけに、メールへの反応速度に神経質になる。


3時のコーヒーを淹れていると、先日、講師を務めた時の感想レポートが届いた。
読みながら、一つ一つにツッコミを入れる。

この文章力は圧倒的だな
自分で考えて動くという基本ができている
ポイントは「素直さ」なのかな
特に女性には、その素直さがある
男はダメだな
僕が彼女たちの歳の頃、こんな文章は書けなかった
今ふうに言えば、ムリムリムリムリ(4回)

ふと、気づく
僕は上記7行を声に出して喋っていた
いわゆる独り言だ。
そうか!一人きりの仕事空間では、独り言、言い放題なのだ。
これはイイ、スゴクいい!

人は誰かに話し、話しながら自らの考えをまとめていく。
今ふうに言えばブラッシュアップだ。
会社にいる時は「ついにmotoさんが狂った」と思われるので、声に出さずに脳内で喋っている。
一方、こうして声に出すとめちゃ楽しい

「在宅勤務」のグッドポイントを、また1つ見つけた

つづく

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2020年4月23日 (木)

「在宅勤務してきました」というばらまき菓子

在宅勤務日記(5)

緊急事態宣言が出ていると言うこともあって、電車の乗客はいつもの3割くらいか。

誰に指示されたわけでもないが、誰もが1つずつ間隔を空けて座っている。ここまで徹底すると、見事だ。

それでも、電車が進むにつれて人が増えてきて、その間隔が埋まっていく。
いつもは、隣りに誰かが座るとちょっと緊張するのだが、僕のとなりだけが空いていると、少し心配になる。

僕はそんなに「コロナ、ヤバイ人」に見えているのだろうか。
単におじさんの隣りには、極力誰も座りたくないのか。
やがて、隣りにおじさんが来た。
嬉しくはないけれど、ほっとしている自分が可笑しい。


在宅勤務明けのオフィスは、何かしら違和感がある。
いつもより明るいな・・
ずいぶん長く来なかったような気がするのは、めっきり人が減ったせいか。
いや、違う
机の上に置いてある「お世話になりました」のせいだ。

なんじゃこりゃ?
パソコンのキーボードのヨコに置かれているビニル袋。
どこからどう見てもお菓子だ。
裏返してみると、製造業者はコロンバンと書いてあった。

パタリロかっ
(それは、バンコラン)
と一人ボケして、辺りを見回したが、誰も居なかった

「岩国に行ってきました」
みたいな、観光地のあざといお土産のセンを狙っているのだろうが、これはなかなかイイ。いや、すごくイイ!
それにしても、誰か辞める人いたかな・・

しばらくして、山岡君から「突然ですが、退職します」というメールが届いて、納得した。
コロナ対策で接触を避けるため、早朝にやってきて置き菓子して回ったという。

早速「Google先生」に尋ねてみると、Amazonで「コロンバン メルヴェイユ クッキー お世話になりました」という商品名で売られている。
54枚入りで2,592円
やすっ
電卓を取り出して叩くと、1枚あたり48円!

それほど恩義は感じていないし、誰もがお世話になった人ではないが、やたらと人が多い・・という職場から異動、退職する時「コロンバン お世話になりました」は好適だ。

中身のお菓子はというと、チョコレートをはさんだラングドシャー、誰もが想像できる、あの味。外すことがない。

これまで「岩手に行ってきました」的なお菓子は、安かろう・まずかろうという予見を持っていたが、一流の菓子舗が手がけてもいいのではないか。

佐世保の老舗「白十字パーラー」ならば、中身は「ぽると」で「佐世保に帰ってきました」というパッケージにしてくれれば、説明の手間が省ける。

誰が買うのだろう?
前を通りがかる度に「家賃がかからないから潰れないんだろうな」と想う和菓子店で「在宅勤務してきました」という10個入りのお菓子が500円で売っていたら、思わず足が止まりカードを取り出す。使えたらいいけど・・

税金を使うばらまきはいただけないが、会社のばらまき菓子は日本の伝統文化。新たなチャレンジを期待したい。

つづく

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2020年4月17日 (金)

在宅勤務のベストBGMは「海外のカフェの音」だった

在宅勤務日記(4)

一人だけの仕事は、ゆったりしていて、周りが気にならないのがイイ。
「海外のカフェの音」に続いてアレクサに「カフェの音で集中力アップ」をリクエスト。

カフェ店員の「いらっしゃいませ~」や客同士の会話が日本語なのが気になる。スプーンを皿に置く音も耳障りだ。
他になにかないだろうか?

アレクサ!オフィスの音をかけて
「わかりませんでしたすみません」

いつもの休日ならば「まだ、こんな時間だ。まだまだ時間あるぞ」と考える。
今日は「早く時間が過ぎないかな」と考えている。
同じ場所にいるのに、時間の概念が180度違うので、強く違和感がある。


次に情報収集しておいたアレクサの「集中タイム」をリクエスト
「それでは集中タイムを開始します」
といってゴングが鳴る
さー(延々と続く)

サーレベルの雨音か?

子どもの頃、冒険王の通販広告に「母の胎内で聞いた音に近い雨音を奏でる入眠機」というのがあって、小学生の僕は不眠症でもないのに、無性に欲しくなったことがある。
これじゃ眠くなるぞ^^;)
しばらく聞いていると、パソコンのHDが熱を持っている音に聞こえてきた
アレクサ集中止めて!
「集中タイムを停止します」

結局「海外のカフェの音」に戻す。


12:00
待望の昼休み
家に居るのだから、いつでも休める自由があるのだが、自主規制がかかり、午前中はきつかった。

アレクサ止めて!
「OK See you again.」
アレクサが英語で応える。こんなの初めて

午後は、日頃はなかなかやる時間がない「e-ラーニング」や「企画立案」にどっぷりはまっていると、あっという間に時間が過ぎた。
「在宅勤務」に心が慣れるには、半日あれば十分ということだ。

16:00
終業
朝礼もなければ夕礼もない(いつもないけど)

16:00帰宅^^;)
通勤がないことを実感する。
片道1時間として往復2時間も時間が増えた。
これはスゴイことではないか。

さっきまで働いていた場所が、今度は憩いの場所になる。
解放感あるなぁ
事前に心配していた孤独感に苛まれることもなく「在宅勤務」1日めが終わる。

「在宅勤務」良いことずくめだ

つづく

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2020年4月16日 (木)

昔、テレワークだったら、尾崎豊はサラリーマンになっていたかも知れない。

在宅勤務日記(3)

数十年間、サラリーマンをやってきて初めて訪れた「在宅勤務」の初回は週明けの月曜日。

会社に行かないという点でいえば三連休だが、もちろん、三連休のような緩んだ気分ではない。
では、いつもの土日かというと、それも違う。
会社に行かずに済むと言うことがポジティブなのは違いないが、果たしてそうなのだろうか。期せずしてネガティブな側面があるのではないか。

自分より早く「在宅勤務」を経験した知人からは、思いの外憂鬱であったと聞いている。
「いやぁ天国、天国」とは思っていても言えないご時世なのかも知れないが、ある側面において憂鬱なのは事実だろう。


働き始める。
いつもより1時間近く早い
なぜならば、通勤がゼロ分だからだ。

尾崎豊は通勤電車で死んだような目をした大人たちをみて、あんな大人にはなりたくないと想ったと語っている。
ただ、後に「セブンティーンズマップ」では「いくつものドラマを感じた」と唄っているが・・

満員の電車で空席を求めるサラリーマンたちの中に、会社に行くのが楽しくて仕方ない顔をした人は見かけない。

音が静かだ
日頃、会社が騒然としていたことに気づく
静かすぎて落ち着かない

こんなこともあろうかと、昨日ネットで情報を仕入れた環境音をかける。

「アレクサ!海外のカフェの音」
むむ、これはイイ
喫茶店でパソコンに向かうのが、三度の飯より好きだったことを思い出した。そういえば、行きつけの喫茶店が閉店して以来、喫茶店に行ってない。人生には、知らなくていいことが、あふれているが、喫茶店は必要だ。


さぁ、何をしようか・・
時間ごとに、これをやると決めておけばよかったな。
(二度めからは、事前に計画を決めることにした)

まず、一つ目の仕事にとりかかる。
パソコンに向かう分には、いつもと環境が違ってはいるが、違和感はない。

アレクサの「海外のカフェの音」
カフェに集う人々の声が聞こえるが何を言っているかわからない。ということは日本語ではないと言うことだ^^;)

しばらくすると、同じ音源がリピートされているとわかる。
電話の音が鳴る度「あぁ一巡したな」とわかる。
脳が慣れてくると「つくりもの」感が気になり始めた
(測ってみると1巡 2分だった)
電話の音を入れなければ、リピートでも気にならないのだが・・
アレクサが「お客様の声」を聞いて、改善してくれればいいのに

つづく

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2020年4月15日 (水)

在宅勤務「機を見ても鈍」な経営者

在宅勤務日記(2)

2000年代に蔓延した「費用対効果病」はなりを潜め、2010年代はそれが「セキュリティ」に遷っている。

「セキュリティが気になる」と言えば、日頃から真摯にものごとを捉えているようにはみえる。
でもそれだけだ。

何もできないし、面倒なことは何もしたくない。
ただ、わかっている振りがしたいだけだ。

"架空のセキュリティ不安"を抱く人は別として、本当にハードルが高い企業すなわち、日頃から堅牢な基盤を敷いている企業は(人事制度と同様に)こちらも「超法規的措置」を採らざるを得ない。

急きょ降って湧いた「在宅勤務」のためにネットワーク基盤とシステムの改訂をするのは時間的にムリだし、そもそも経営者が予算を裁可しない。

「超法規的措置」とは一時的に、セキュリティレベルを下げることであり、それが「性弱説」でいうところの、不法行為の可能性を気づかせるきっかけになりかねない。


さて、話しを政府の対応に戻そう。

緊急事態宣言を出した後も、人と人との接触機会が減っていないとみた安部首相は、4月11日「オフィスの仕事は原則として自宅でできるようにする。どうしても出勤が必要な場合でも出勤者は最低7割は減らす」として、関係省庁に「すべての事業者に要請を徹底してほしい」と指示した。

これでようやく「機を見ても鈍」な経営者の尻に火がつく。
"自ら考えて行動"できない人は、外圧に弱いというより、外圧が頼りだ。
外圧がかかれば、自分のせいではなくなる。
悪いのは政府だ。僕が言ったんじゃない。経営責任は無いというわけだ。


自分の会社、部署において、いつ上長が「在宅勤務を指示」したか?
それで、その会社の未来が窺えると思う。
もしかすると、未だに「在宅勤務の希望を募っている」だけかも知れない。


そして、僕にもようやく「在宅勤務」がやってきた。
それは、我が家にiPadがやってくる時と同じくらい僕をドキドキさせた。
ずいぶん長くサラリーマンをやっているが、自宅で仕事をしたことはない。それも朝から晩まで。

僕はPKを左足で3回続けて成功させたら、4回めにはどうしても右足で蹴ってみたくなる性分だ。
利き足は左なので、失敗する確率が高い。
だが、そこに盲点があり、実は思いも寄らぬ結果が待っているのでは?と考えてしまう。
舗装された安全な道を歩いて行くのも好きだが、砂利道や獣道が見えていたらそっちも歩きたい。

何十年もかけて一度も経験できなかった「在宅勤務」のチャンスが今、目の前にやって来た。

つづく

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2020年4月14日 (火)

2000年代の「費用対効果病」→→→ 2010年代の「セキュリティ病」

在宅勤務日記(1)

日本における「在宅勤務」の流れは二月末に始まっている。

2月24日
日本政府の新型コロナウイルス感染症(以下コロナ)対策専門家会議が見解を公表
「これから1、2週間が感染が急速に進むか収束できるかの瀬戸際となる」

翌日、この見解を受けて学校の休校、企業のテレワーク、興行の中止が広がり始めた。
その後、政府から学校への休校要請はあったが、企業に対する要請はない。
在宅勤務は「機を見るに敏」な人が経営している会社に留まっていた。
4月7日、政府が緊急事態宣言を出したが、それでも大半の企業は動かない。


「在宅勤務」とは、サラリーマンが会社に行かず自宅で仕事することを言う。
「テレワーク」は、会社の事務所以外でネットワークにアクセスして働くこと。「サテライトオフィス」「在宅勤務」がそれに含まれる。


工場の「物づくり」や物販・医療などの「(顧客との)対面作業」が「在宅勤務」にならないのは当たり前。
「在宅勤務」が進まないという報道において、二流報道者が「物づくり」や「対面作業」を混ぜるから、見ている人が混乱する。

そのような元々ムリなケースは別として、本来「在宅勤務」を実施するには2つの整備が必要になる。
1,人事制度の整備
2,情報セキュリティを担保するネットワーク基盤の整備

1,人事制度
感染症を想定した人事制度を敷いている会社があったら、それは、トップレベルのリスク管理であるが、実際にはほとんどないと思う。
BCPの想定の1つにパンデミックを入れた会社はあったとしても、人事部に話した途端、門前払いを食ったはずだ。
人事制度は、仮に整備されていなくても「超法規的措置」がとれる。
そして、それはあまり「禍根」を遺さない。
日本では、この感染症災禍をいいことに「しめしめ、徹底的にさぼってやる」と考える人はとても少ない(ただし、確実に実在する)のである。

2,情報セキュリティ
情報セキュリティについては、ハードルが高い。
いや、ハードルが高い企業こそが、元々セキュリティの高い企業なのだ。
セキュリティが低い企業には、堅牢な基盤そのものがないので、ノープロブレムで「在宅勤務」に移行できる。

NHKが東京商工会議所のアンケート調査を報じている。

■テレワークが進まない理由
社内体制が整っていない 42.3%
パソコンや通信環境が整っていない 31.7%
セキュリティの不安がある 21.7%


「セキュリティ」と一言で言っても、その内容は多岐にわたるので本当に不安な人もいるだろうが、大半の人は「ただ、なんとなく、セキュリティ」を口にしている「セキュリティ病」の人だと思う。

2000年代、会社の会議で「費用対効果が気になる」と言えば、誰もが思考停止して、議論を終結させる威力があった。

「自分にとって都合の悪いことを回避したい」
「自分が何もせずに済ませたい」

そんな時「費用対効果病」は抜群の威力があり蔓延していた。

つづく

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2019年8月17日 (土)

人から時間奪ったら給与天引きに

お送りいただいた申請書についてご連絡します。
内容に以下の不備がありました。
(不備内容省略)
なお社則により、次月給与にて以下工数分が労働時間から差し引かれます。

内容:差戻し処理
工数:11分

--------------------------
もしも、僕が会社を作ったら、こんな制度を作りたい。
名付けて「時間争奪給与天引き」
例を挙げて説明しよう。

営業のサトウさんが出した申請書に不備があり、総務のスズキさんが時間を11分奪われたとする。
この場合、時間を奪ったサトウさんは翌月の給与において、労働時間が11分減算される。

当該月の所定労働時間が147時間の場合、給与対象労働時間は146時間49分となる。

なお、10分以上、他人から時間を奪った場合、当該月の時間外労働(残業)は一切認められない。
仮に10時間残業していても、残業代は0円だ。

一方、サトウさんが手放した11分の給与は「傍を楽にした」人に支払われる。
「傍を楽(はたをらく)にすることが"働く"ことの神髄」とする考え方である。


傍を楽にしたかどうかは、自薦他薦を問わない。

【例】
内容:申請処理フローの改善
傍楽者(はたらきもの):総務部 サトウさん
効果:フロー、書式を見直したことにより、従来は1件あたり15分だった事務処理時間が12分に改善。
件数は1ヶ月あたり200件と推察。

申告者は「単位時間」「月あたりの頻度」を出せばよい。
それ以上の挙証は「傍楽方(はたらきかた)改革部」が行う。


傍楽者への報酬が、時間を奪った人からの天引きでは原資が足りない場合、会社が補填する。それについて上限はない。

傍を楽に、し放題!
これを採用時に説明して、この労働条件に賛同してくれた人だけ、入ってもらう。

WLBと称して、強制的に休ませたり、残業だけ削って人を増やさない「働き方改革」の会社とは異なる人材が集まりそうだ。


いろいろと法的に問題がありそうだが心配は要らない。会社を作るつもりはまったくないので。

 

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