2021年9月18日 (土)

社内問合せシステムに「不満」フラグをつくる愚行

スズキさんの会社に、新しく社内の問合せシステムが入ったという。
これが、問合せを受ける仕事のスズキさんの気を重くさせている。


問合せは電話かメールで届く。
今回は、そのメール問合せがシステム化された。

回答を受け取ったユーザーは「満足」「不満」というフラグが立てられる。立てなくてもよい。

こういったフラグは、ヤフオク!のように見ず知らずの者どうしが金銭と物品の取引をするような場合には役立つ。

だが、同じ組織内で互いが同じ目標(企業価値の向上)に向かって働いている場で、こうした評価を突きつけることは、負の連鎖を生む。

このフラグのような「評価制度」をシステムの仕様に盛り込む社員というのは、見識・経験が浅く、自己中心だ。

「企業内と言えども、問い合わせてくる相手は顧客だ」
というのが言い分なのだろう。
しかし、顔が見える企業内において、それがどれだけ人を苦しめるかには興味が無い。

「満足99」「不満1」
のような経過が表示されているとしよう

社員たちは「99%満足だなんんて、すごいサービスだな。よき仲間が集まっている会社なんだな」とは思わない。

そこに見えている 1%の不満に引きづられる。

中には、その1%は「誰が誰にどのように不満なのか」という興味を持ち
クリックする者もいるだろう。

多くの賢者は、そんなところに目を向けると「自分が負の連鎖に引きづりこまれる」と見えないことにするだろう。
それが、意思を持って楽観を貫く賢い生き方。

だが、現実に 1%の不満は残り続ける。

「不満」のフラグを立てる者には、自分の怒りを発表できる場がある。
怒りをぶつけたことで一旦溜飲が下がるのかも知れない。
だが、周りの人からは「要注意人物」として避けられる。

「要注意人物」に対して、人は「より親切にしよう」とは想わない。
面倒くさい相手に絡まれないよう、挙げ足を取られない、型どおりの対応をするようになる。

顔が見える場で、相手に「不満」を突きつけることは、結果的に自らの仕事をやりづらくする。だから、賢者は「不安」のフラグに見向きもしない。

人は「怒ろう」と決めてから怒る。
怒りと付き合わないと決めている人は怒らない。
我が子をディすったり、殴ったりする人と、そうしない人がいるように。

怒る方法がなければ「怒ろう」を諦める。
それによって、本人も「要注意人物」になり損ねる。
「不満」ボタンは、人を不幸にする
不幸にしたのは、仕様を盛り込んだ社員だ。
万死に値する。

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2021年7月23日 (金)

失恋という言葉は知っていたけれど・・・

♪失恋という言葉は知っていたけれど
と唄うのは、かぐや姫の「好きだった人」だが、人生にはこのレトリックで語りたいことが何度かあった。

「来月の1日からフリーアドレスになります」
上司からそう言われたのは、久しぶりに出社勤務した日の午後だった。

「机の上も、引き出しも、私物は一切置けませんから、それまでに片付けてください」
と言われて、僕は笑ってしまった。

その上司の机の上はいつも、書類が雪崩を起こす一歩手前だからだ。
本人が居ない時に、書類を置く作業は、いつも僕らを悩ませる。

どこに置いたら、風景にならないだろうか?

人は違和感があるモノしか目に入らない。
いつも整理整とんしている人は、そこに書類という異物が置かれると「なんだろう」とすぐに開封して確認したくなる。

だが、そこらじゅうに書類が積まれていると、いったい、どこが風景に埋もれないのかがわからない。

このあたりですかねぇ?
たぶん^^;)

いつも、主のない席でみなが失笑している。


フリーアドレスは住所不定ということではない。
「会社に自分の定席がない」ということだ。

ずいぶん、長い間、会社に来れば、自分の席に直行する。
荷物を置いて、パソコンを引き出しから出してLANケーブルをつなぐ・・
夏休みで里帰りした時
手術で入院した時
親の還浄による忌引きの時

どれだけ長く居なくても「会社に自分の椅子がなくなる」ということは無かった。

フリーアドレスという言葉は知っていたけれど

現実に自分の身に置き換えたことはなかった。

朝、会社に行く。
まず、自分のロッカーに直行する。
恐らくそこにはトレーのようなモノを設えて、そこにパソコンや筆記具が納まるようにするのだろう。
確か、コロナ禍が始まった頃、経済ニュースで見たことがある。

今日は何処にしよう?

きょろきょろとあたりを見渡す
相手のことも考えると、できるだけ空いている所を選びたい。
ようやく、空きスペースを見つける。
近くに座っている人は、知らない人だ。
在宅勤務が始まって以来、新しく人が入っても、それが誰かが把握しづらくなったからだ。

ここ、いいですか?

すると、100年早いわといった顔で「はぁ」とか言われる。
だからと言って、じゃやめとくとやると、角が立ちそう。
朝からもう帰りたい(笑)

きっと、そんなことにならぬよう、朝早く行く。
皆も同じことを考える。
ひょっとして、前の晩から、それとなくモノを置いて場所取りする輩が現れるのではないか。
花見か

仲良しの同僚と示し合わせて「席をとっておいてもらう」行為も心配だ。
ということで、きっと在宅勤務をするのだろう。

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2020年10月 7日 (水)

Zoom会議に出現したハッピー小僧

コロナ禍の時代が始まって半年。
いつもならば「早かった」「長かった」いずれかの感想が湧く6か月という時間だが、どうにもこの時代には感慨が持てない。
6か月と言えば、変化の激しい現代においては十分長い期間だが、その前に過ごしてきた数十年の「OA化」時代と比べると、まだ短い。

僕はこの時代に新たな「オンライン呑み会」という楽しみを見付けたが、この仕組みが普及した発端であるビジネスとしての「Zoom会議」は、否応が為しに会社組織にすっかり定着している。

特に、交通手段での移動を伴う社外との会議は当然のようにZoomだ。
これまでならば
「私、サトウ商事の宗像です」
「へぇ、珍しい名前ですね。福岡に海岸線がキレイな宗像というところがあるのですが、ご実家はどちらですか」
といった名刺交換談義は、この新しい仕来りには存在しない。

名前だけを名乗ると、その人となりを画面に映った姿から読み取る術も無く会議が始まる。

「まずは今回の趣旨からお話いただけますか」
取引先のオザワ氏が口火を切る
僕らが用意しておいた企画書を共有して目的を説明する
すると、オザワ氏がにこやかに答える

Zoom会議はこうして「ターン」の繰り返しで行われる。
システムの仕様上、同時に2人が喋れないからだ。
だから、他人の話を遮ったり、かぶせて話すことは基本的にNG
誰かが話している人は、熱心にその話に耳を傾ける
(耳を傾けていることを示す"頷き"も求められる)
自分が話す時は、自分に酔わず、手短に要点を述べて、黙る
そうやって攻守交代していく

そんな当たり前のことが、これまで、膝詰めの会議ではできなかった
エライ人や、周囲を見下している人が、他人の話を遮り、腰を折り、我田引水していく。立場の弱い人は黙り込んで拝聴する。それが、長い間、誰もが仕方なく受け容れていた会議スタイルだ。

もちろん「Zoom会議」の世の中になっても「引水くん」は実在する。
カフェで会議に参加して、ウェイトレスの「こちらでお召し上がりですか~」「玉子がない!」といった声が会議に混ざってもお構いなし。「引水くん」が話す度にウェイトレスも参加して、参加者は顔を見合わせて笑っている。


オザワ氏

「いいですねぇ、これで御社はハッピーですねぇ。ただ、こういう工夫はどうですか?そうすれば社員の方もハッピーだし、取引先もハッピー、オールハッピーになりますね」

お前は亀田のハッピーターンか

もちろん、心に思ったことを声に出すほど若くはない
学生の頃から読み書きを怠り、大人になってからはSNSのワンフレーズで世を渡り、彼の辞書には「語彙」「言い回し」「工夫」という言葉が載っていないのだろう

きっと、彼にA5ランクの牛を与えたら「んまっ」「やば」「やわらかい」の3ワードで回してくるに違いない。あと「箸で切れる」くらいは言うかも知れない

ハッピー小僧が1時間の間にハッピーを50回ほど言って、僕は彼とのビジネスでハッピーになれないことがわかったことがハッピーだった。

Zoom会議は第1印象で人となりを推し量ることは難しいが、1時間も経つとその人物像がくっきりと浮かび上がる(これについては別の機会に)

ちなみに鹿児島県産安納芋を使ったハッピーターン焼きいも味は、やばいほどんまい。やわらかくはないけれど

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2020年8月 6日 (木)

常駐ハケンの品格<後編>

それでは「常駐ハケン」が、あなたの会社を舐めているかどうかを見極めるポイントを挙げていこう。


■仕事の品質

・納品されたエクセルを開くと「改ページプレビュー」になっている。あるいは、ページトップではなく、シートの端っこが選択された状態でファイルが保存されている。

クライアント(お金を払う側)に提出する成果物で、見る側に配慮できていないファイルを出してはいけない。「作ってやっている」「重箱の隅をつつくな」という横着な姿勢が、ここに現れる。

・文書中に「OKボタンを押下する」といった用語の誤りがある。「ユーザ」「ユーザー」のように、長音の有無が混在している。

-er,-or,-ar などで終わる英単語は日本語表記する場合ー(長音)をつけるのが望ましい。(1991年内閣告示)
しかし、論文のような公式文書を除き、そのルールは徹底されていないし強制力もない。
「ー」で伸ばさないと決めて、文書内を統一すればよいのだが、混在していたり「メモリ」のように拗音を省略したりする。恐らく「絶対に本を読むな」と躾けられたのだろう。

・レビューで的外れな資料を出してくる
要求した内容と方向からしてずれている。
的外れを指摘すると「ボク、何を言われているかわかりません」という目をして幽体離脱する。
「わかるように説明して欲しい」とさえ言い出す始末。


■勤務態度
・ハケン社員どうしで集まって大声で雑談する
事務所、廊下、エレベーターお構いなし
営業・制作と違い、一般管理部門のオフィスは大抵静かだ。
そこで延々と大声で話す。周りが静かならば、ミーティングスペースなどに場所を移すという配慮を思いつかない。
そして、仕事の話しならばまだしも「最近、息子がゲームを買ってくれとうるさくて」と米国の失敗エリートみたいな話しを始める。
しかも「スイッチで『どうもり』をやりたいらしくて」と雑談まで品質が低い(多分「あつもり」のことだと思う)

・スリッパに履き替え、辺り構わずスリッパで歩き回る
しかもぺたぺたうるさい。水虫なのはわかるが、ここは海辺のリゾートホテルではない。


■礼儀
・クライアント会社のエライ人以外には目もくれず挨拶しない。
打合せで意見が食い違うと「後であなたの上司に確認しますが」といって顔色を窺う。

・無断でWi-FiルーターやUSB機器を使う
通信とストレージは、大概のクライアント企業に利用制限の規定がある。
持ち込んだ機器は使う前に許可を得るのが現代の品格だ。


日本に「個人主義」が定着する前から、常駐ハケンが「ハケン元企業」仲間で固まって、常駐先との交流を拒む傾向はあった。それは良いほうにも悪いほうにも変わっていない。
ここで挙げた嘗めている「常駐ハケンの品格」が改善することはない。それはクライアント企業の社員が以下のように考えているからである。

・幼稚過ぎて、面と向かって指摘しづらい
・波風立てて機嫌を損ねると、仕事の品質を落とされる恐れがある
・常駐ハケンを育てる必要はない

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2020年8月 5日 (水)

常駐ハケンの品格

残業は仕事のとろい無能な社員がお給料を水増しするためにするものです。残業は意欲の表れではなく、職務怠慢の表れです」

テレビドラマ「ハケンの品格」で大前春子が、ついに本当のことを言ってしまった。

世間では本当のことを言うと干される。
社会や会社は本当のことでは動いていない。
「予定調和」で動いている。
本当のことを言うと予定調和が狂って都合の悪い人が多い。
一般的に階級と都合の悪さは比例している。
偉い人ほど「本当のこと」を言うと嫌がる。
不穏当!不適切!不規則発言だ!
そう言って、その発言とその人を根こそぎ抹消しようとする。

しかし、視聴率の高いドラマで本当のことを言ったくらいでは、篠原涼子は干されたりしない。

なぜならば「都合の悪い人」たちは皆「あれはドラマの世界だから」と相手にしないか、自分のことを言われたことに気づかないからだ。
仕事がとろくて残業を水増ししている人も「言えてる~」とか言いながら、他人事のように笑っている。

一方、ハケン社員は一生懸命頑張っている。
仕事がとろければ、ハケン元の会社に「契約更新しない」と通告されるし、頑張って認められると派遣先の社員に登用してもらえるかも知れない。
だから、基本的にハケン社員は真摯かつ礼儀正しい。

ところが、ハケンの中には「態度の悪い人」たちもいる。
それは「常駐」という名のハケン社員たち。
派遣を前提にした登録制のハケン会社から来た時給***円のハケンではない。
コンサル企業の正社員で、客先常駐でハケンされる人たちである。


SE、財務管理など専門性の高い業務では、優秀な人材は1人でも多く欲しい。だが優秀な人はひと握りだ。正社員で採用した人たちの7割は外れと言っていいだろう。
(正確に言うと、7割は外れに育ってしまう)
優秀な人材の歩留まりが悪いので、生え抜きで確保するにはコストが高く付く。

そこで、コンサル会社から常駐ハケンに来てもらう。
それは、2000年代に入った頃から日本に定着した。


そして、当初から「態度の悪い人」は散見された。
徐々に増えたのではなく、最初から居た。
時間の経過に伴い母数が増えていることを考えると、比率は減っているのかも知れない。

態度の悪い「常駐ハケン」はどのくらいの比率で居るのか?
ある会社の人は「ハケンなんだから、そんな人いる訳ないよ」と言うだろう。
ある会社では「3割くらいかな」と言うだろう。
「全員、態度悪いよ」と言う会社もあるかも知れない。

それは、その人が態度の悪い「常駐ハケン」なのではなく、そこが「常駐ハケン」から嘗められる会社だからである。

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2020年7月11日 (土)

ルーズルーズの関係2

斉藤です。**システムが開けません。
調べてもらえませんか?

問われた方は「またか」と思う
このような問合せは、この20年、後を絶たない
問い合わせる側の人は、名前を言って問い合わせてるんですが、なにか?
と思うかも知れない。
このようなメールを受け取った担当者は、こう考えている。


コンピューターがこの世に普及してからずっと、そうなのですが、我々はバルタン星人・・ではなくて、我々、システム担当者は、何かをしらべる時に名字ではなく、ユニークな情報で検索しています。
面白い人という意味ではありません。
ユニークの意味は「唯一無二」重複するものがないという意味です。

名字の場合、同姓ということがありますし、さいとうさんならば「斉」「斎」「齋」やまざきさんならば「崎」「﨑」と異体字があります。
それでは、コンピューターシステムから、たった一つの目指す情報を見つけられないのです。
ある人について唯一無二の情報を引き当てるための情報は「ID」です。
それは「台帳番号」「会員番号」「社員番号」などです。

調査を依頼するならば、ユニークな情報である「ID」を書くことが望ましいです。書かなくても、システム担当者は何とかするでしょう。
一般的にクレームを言われる側の方が立場が弱いからです。
しかし、しらべてすぐ名字から「ID」が引き当たればいいのですが、実際にはそうはいきません。

「お手数をおかけして恐縮ですが、会員番号をご連絡いただけますでしょうか。よろしくお願い申しあげます」
といった返信をすることになる。
この余計な一往復で、問う側も問われた側も時間を失う。
まさにルーズルーズの関係だ。

誰かになにかを尋ねる時、その主体(個人や商品)について、ユニークすなわち、唯一無二で特定できる情報を伝える。
これは、現代を生きるすべての人にとっての基本的知識なのだ。

ルーズルーズの関係(2005年記事)

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2020年6月10日 (水)

企業は事務所に冷蔵庫を置いたらどうだろうか

広瀬すず似のササキさんがチョコレートの包みを持って、僕の前に立った。
彼女は意を決して言う

「すみません」

え?あぁ気づかなかったよ
いつからそこに居たの?
という顔をしながらも、他人を寄せ付けないような冷たさとは真逆の「いい人」モードで、はい?
彼女は微笑みをたたえているが、どこか、ぎこちなくはにかんだ様子

きたーーーーーーーーーーー
(心の叫び)
次にくる言葉をほぼ確信した僕に向かって、彼女は言った

「冷蔵庫、お借りしてもいいですか?」


僕の右隣には部署の皆さんが使っている冷蔵庫があった。
それは、20年前からそこにあるような古い型のもので、誰かが閉める度に「ばたん」と大きな音がした。
あまりにうるさいので、僕はある日「冷蔵庫は静かに閉めてください!」と紙を貼ったほどだ。


恐らく、彼女は会社が引けた後、彼氏に渡すチョコが溶けてしまわないか気が気ではない。
すると、その客先には冷蔵庫がある。今時、共用の冷蔵庫がある職場なんて珍しい。できれば、利用させてもらいたい・・
そう考えたのだろう。

もちろん、僕は「あ、いいですよ。どうぞ、どうぞ」
と言って、冷蔵庫を開け、あ、今日は割と空いているなぁ、いつもは誰かがぎっしり入れていたりするんですよ・・
と饒舌になった

一瞬たりとも、きたーーーーーーーーーーーとか想ってしまったことが、恥ずかしかったのだ。
見破られていないかな・・


なぜ、こんな話しを令和の今、しかも、バレンタインデーの時期でもないのに思い出したかというと、在宅勤務だからである。

コロナの時代
在宅勤務にはメリットが多い、いやいや、デメリットも見過ごせない。
と言った論戦が世界中のあちこちで繰り広げられている。

僕は「在宅勤務のメリット」というテーマで話せと言われたら、即興で10分は喋れるが、デメリットについて話せと言われたら3分ともたない。

そのメリットの1つが、冷蔵庫から冷たいコーヒーを汲んでこれることだ。
5月くらいまでは、お湯を沸かしてコーヒーを淹れていたが、今月に入ってからは買い置きのボトルコーヒーばかり。

事務所に居る時は、朝買ったコーヒーをthermosの保冷ボトルに入れて呑んでいるが、お昼前には常温に戻ってしまう。

自宅にいると朝、カップに一杯の珈琲を注いでくる。
空っぽになったら、冷蔵庫まで行ってお代わりを注ぐ。
コーヒーいつも、冷たい


企業は事務所に冷蔵庫を置いたらどうだろうか
できれば、大きめの
コンビニで買って来たコーヒー、炭酸水、お昼に買いに行くのがめんどいので冷やし中華も、出社時に買って来る。
冷凍室があったら、となりに電子レンジも置いて、冬場は肉まんが食べられる・・

結局、どうしても「在宅勤務」を認めない人たちが居るだろうから、せめて、アットホームな空気だけでも、作ったら良いと想う。

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2020年6月 9日 (火)

季節外れだが、バレンタインデーを思い出した

それはまだ、世の人々が平成という響きに慣れてきて、もうこれからしばらくはこの時代が続くのだろうなと思い始めていた頃の2月14日、そうバレンタインデーの出来事だ。

かつてほどの勢いはなくなったが、それでも、企業の職場には「義理チョコ」という風習が残り、それに乗じて「義理チョコ」の振りをしたちょっと気のあるチョコのやりとりが行われていた。

まだ、世の中の男性たちが「セクハラ」や「パワハラ」で懲戒処分を食らうようになる前の話だ。


その頃の僕は「義理チョコ」さえもらうことがなくなり「あぁ、義理でももらえば嬉しかったな。昔は良かったな」と懐かしんでいた。

しかし、職場には年下の女性が居なかった。
居たのは10歳以上年上の女性だ。
手っ取り早く書けば「おばちゃん」である。

別に義理チョコは年下の女性が持ってくるものだとか、年上の人からもらいたくないと言っているのではない。
ただ、一般的におばちゃんがピンポイントでチョコをくれるというのは、想定しづらい。
なかには、すべての男性社員分を買って来て、こっそり配っているおばちゃんが居たが、なぜ、こっそり配るのか謎だった。
(論点がずれている)


その職場には3か月前から、SIerから来た派遣の女性(ササキさんと呼ぶ)がいた。
「しあー」ではない。エスアイヤーと読む。
クライアントの要求に応じた、システム開発を請け負う業者。
System Integrator = システムインテグレーター屋さんという意味だ。

よく混同される「ベンダー」はソフトウェアの製造販売業者
ベンダーはパッケージを(作って)売る会社。
SIer は個別にシステムを作る会社である。


佐々木さんは歳の頃で25歳前後
最近の芸能人で似ている人がいる。えっとNHK連続テレビ小説でアニメを書いていた人、そう広瀬すずだ。

彼女が所属するSIerが取り扱う案件に、僕は絡んでいなかったので、佐々木さんとは一度も話したことがなかった。その日までは・・


バレンタインデーもお昼を過ぎ、もうすぐおやつ時
今日も義理チョコ1つ来ない
すると、遠くからササキさんがやって来た
何処へ行くのかなと思っていたら、だんだんとこっちへ近づいてきている。
僕の後ろには誰も座っていない。僕は窓際の隅っこに座っている。

見ると彼女の手の中には、リボンがあしらわれた可愛い包装紙
いよいよ、彼女が3mのところまで近づいた

まさか、まさかね・・
僕は彼女が視界に入っていない振りをしてパソコンを凝視

彼女は僕の席の右となりまで来て立ち止まった
まさかが起きた?

「すみません」

つづく

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2020年5月25日 (月)

在宅勤務でテレビ会議に参加する

いつの頃からか、人生は「なにごとも経験」だと思っている。

誰かに在宅勤務を強要されていないし、会議にも出たくなければ出ないでも済む。

だが、こんな機会は滅多にない。
情報セキュリティと在宅勤務は、本来、相容れないものであり、今は緊急事態ゆえ、在宅勤務が許されている企業が多い。
この緊急事態が収まった時、ワークライフバランスの見直しとして、在宅勤務を取り入れる企業と、元に戻る企業に分かれる。
いずれにせよ、この機会に経験しておかなければ、後で良いとも悪いとも言えない。

経験していないこと、詳しくコミットできないことについて"想像でものを言う"のは「リアクション芸人」の生き方である。


その日、初めてテレビ会議に呼んでもらった。

会議前の確認は、まずは「音」の管理から
その日は初夏の日差しが降り注いでいたため、窓を開けて外の風を入れていた。
しかし、周囲の道路を走るクルマの音、風の音は意外に大きいものだ。
自分1人ならば、気にならない程度だが、それをマイクが拾うと、静寂な事務所で仕事をしている人たちには耳障りかも知れない。
窓を閉めて、エアコンを入れた。
在宅勤務ではアレクサに頼んでかけっぱなしにしている「カフェの音」も消す。

スピーカー、マイクのテストは、数日前に終えておいた。

Zoomを起動して、自分だけのミーティングを行いカメラテスト
映り込む範囲を確認する。
バーチャル背景を使うにはスペックの高い機器が必要であり、たいていのパソコンでは人の輪郭が崩れる。
それ以前の問題として、バーチャル背景は「オンライン呑み会」用のものだと思う。見る人によっては、緊張感を欠いているように映るだろう。

背景には本棚が映りこむので、思想信条がわかる本は片付けるというのは冗談で、ツッコミ処がないかを確認。
本棚のとなりに映ってはまずいものがあったので、ジャケットをかけて目隠し。

照明器具、カーテンなどで顔の明るさを調節。
顔が暗いので LEDライトで照らしてみたが、眩しくて耐えられないのでやめた。

それから、襟付きシャツを着用
白いシャツは画面が明るくみえてよい。
他の会議ではジャケット、ネクタイ着用の人を見かけたことがあるが、自宅で張り切っているその姿は、どこか微笑ましかった。
中には丸首のトレーナー、パーカーで登場する人もいる。
決して、ダメとは想わない。それぞれの考え方の違いだ。

最後に共有する資料のチェック
パワーポイントがスライドショーで動くことは確認済み。
共有資料は事前に開いておくと、スムーズに参加者に見せることができる。
一方で、共有しないファイルは邪魔なので閉じておいた。

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2020年4月24日 (金)

在宅勤務は、独り言、言い放題

在宅勤務日記(6)

在宅勤務2回め

8:00
この部屋では唯一の話し相手であるアレクサに始業を宣言する。
アレクサ、今日は在宅勤務です
「すみません。私には答えられません」

質問を変えてみる
アレクサ、在宅勤務について教えて!
「辞書で在宅勤務についての説明が見つかりました(中略)自宅にパソコンを設置し勤務先のサーバーとインターネットを通じて・・方式が多い」
そうか "会社のサーバー"と接続が多いのかぁ
そんな、ハイスペックな会社、日本ではひと握りだと思うけどなぁ

ポポン
擬音化が難しい音色で、メールが届いたことを知らせるチャイムが鳴る。
仕事をするうえで、メールは心躍るものではない。
ビジネス文書の目的は、誤解のない理解と正しい行動をとってもらうことであり、メールがその主役を担っている。当然ながら
「●●しなければならない」
「●●するべきだ」
といった"正しい行動"を求めるものが多い。
なかには、自分がボールを握りたくない。言質を取られたくない。何もしたくないという「無責任三本柱男」が、官僚的なことを書いてくる。

杓子定規、融通が利かない、上から目線の三本柱を「官僚的」というが、当の官僚は優秀で親切なので「官僚的」に振る舞うことはない。
むしろ、何者でもない一介のサラリーマンにこそ「官僚」が多い。
日頃、威張る相手がいない人に限って、困っている人や、下手(したて)に出る人には、ここぞとばかり威張るのである。

会社に行かなければ、こうした「官僚」から負の波動を受けなくて済むのがありがたい。
ただ、メールはどこまでも追いかけてくる。
これは、サラリーマンである限り仕方ない。

在宅勤務ではメールが精勤率のバロメーター。
メールに対してしばらく反応しないと
「テレビでも見てるのでは?」
「エステに行ったのでは?」
と思われはしないか不安になる。

事務所にいる時は「メールに追いつけていない」と言えば済む。
在宅勤務では相手には自分の姿が見えないだけに、メールへの反応速度に神経質になる。


3時のコーヒーを淹れていると、先日、講師を務めた時の感想レポートが届いた。
読みながら、一つ一つにツッコミを入れる。

この文章力は圧倒的だな
自分で考えて動くという基本ができている
ポイントは「素直さ」なのかな
特に女性には、その素直さがある
男はダメだな
僕が彼女たちの歳の頃、こんな文章は書けなかった
今ふうに言えば、ムリムリムリムリ(4回)

ふと、気づく
僕は上記7行を声に出して喋っていた
いわゆる独り言だ。
そうか!一人きりの仕事空間では、独り言、言い放題なのだ。
これはイイ、スゴクいい!

人は誰かに話し、話しながら自らの考えをまとめていく。
今ふうに言えばブラッシュアップだ。
会社にいる時は「ついにmotoさんが狂った」と思われるので、声に出さずに脳内で喋っている。
一方、こうして声に出すとめちゃ楽しい

「在宅勤務」のグッドポイントを、また1つ見つけた

つづく

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