2025年6月13日 (金)

長崎平和マラソン 出走権を留保された人が優先枠に入らないとしたらおかしい

長崎平和マラソンからの連絡を待っている。

長崎平和マラソンは42.195kmではなくハーフマラソンとして開催されるということは、Googleのキーワード登録で情報収集した。
ちなみに、以前あった長崎平和マラソンの公式サイトは既に閉鎖されている(リンク切れ)


「そのうち優先エントリーについて、大会事務局から連絡があるのだろう」
そう想ったのが2025年1月のこと。

5月が終わる頃になっても連絡がないので「長崎平和マラソン」で検索
長崎平和マラソン(ウェブページ)

そこには「令和7年5月23日にアンケートを送った」とあった。
「やばっ、見落としていた」
すぐにメールを検索してみたが、長崎平和マラソンからのメールは何処にもない。

もう1度ウェブページをよく見ると「一部の方に」という文言があった。
僕は「一部の方」じゃなかったのか・・
2015年に長崎市が検討に入った時から10年にわたり、誰よりもこの大会を待ち焦がれ、追っかけていた僕が「一部の方」じゃなかったのは、ちょっとさみしかた。
まぁ、僕は遠方に住んでいるわけだし、参加の意向情報を探るサンプルにならないと想うのが自然だ。

アンケートは「42.195kmではなく21.0975kmだけど参加しますか」というもので、その結果によって優先枠数が決まるとのこと。
僕はちょっとそこがわからない。
一般的にランニング大会で中止・延期に遭ったランナーの「優先枠」は無条件で優先されるものだ。
これは「**市民枠」「**会員枠」といった通常の「優先枠」とは違う。
2020年に(全額返金されたとはいえ)参加費を払ってエントリー。1度は出走権を確保した人が、延期後の大会では希望しても優先枠に入らない可能性があるというのは解せない。

■長崎平和マラソン 延期の経緯
2020年5月
コロナ禍により「2020年11月開催予定大会」を「1年程度延期」エントリー者には優先エントリー枠を設けるとした

2021年1月
2021年も開催せず。被爆80年事業として4年延期、2025年開催とした

2024年10月
42.195kmではなく21.0975km(ハーフマラソン)とすることを公表

2025年5月23日
2020年大会エントリー者の一部にアンケート送付

2025年11月16日
長崎平和ハーフマラソン開催(予定)


恐らく、大会事務局から事前に「2020大会」のエントリー者=優先枠保有者に対して「いついつからエントリーが始まりますよ。優先枠がありますのでお早めに」といった連絡がもらえるだろう。

この件のつづきはいずれご紹介したい。

長崎平和マラソン講座

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2025年4月18日 (金)

2024年10月、長崎平和マラソン2025 「幻の42.195km」を試走した

稲佐山スロープカー乗り場には、待ち合わせの椅子に子ども連れのお父さん
僕の姿をみつけると子どもに「詰めて」と言って一人分のスペースを空けてくれた。
優しい人に溢れている長崎
「昨日の試合(VELCAのこけら落とし渋谷戦)も観たかったです」
V・ファーレンのユニフォームを着ている僕に、そう話してくれた。


稲佐山を下りて長崎スタジアムシティを左折すると「松山町のスタート地点」へ向かう。
松山の陸上競技場は、来年僕が走る(予定だった)「長崎平和マラソン」のスタート/ゴール地点。


2020年に募集が行われた「長崎平和マラソン」はコロナ禍により1年延期、その後、2025年に延期されたが、2024年10月2日に「42.195kmではなくハーフマラソンで開催する」と遷移した。

長崎平和マラソンはフル断念→ハーフ開催 冠スポンサーがいれば・・


僕は2020年大会にエントリーして出走権を保有している(参加費は返金された)

この時点(10月5日)では既に「42.195km断念」が公表されていたのだが、それを知らなかった僕は、1年後の出走に備えレンタカーを借りて「42.195km試走」に臨んでいた。

[0km] 松山町をスタート
浦上川沿いを河口に向かい自動車専用道路「長崎式見港線」を進む
2020年大会前にウェブページに掲載されたコースマップには、詳細な道路は記載されていないので、使用道路は推測していく

長崎スタジアムシティ手前は少し道路が高くなっており、いきなり上り坂
左手に長崎スタジアムシティを見て直進
道路脇の防音壁が高く、見えるのはPeace Stadium のネームが埋まった外壁のみ

「ピースタ スタート/ゴールだったら、よかったのにな」
でも、天然芝だからムリか。長野マラソンがゴールする野球場は人工芝だし。

このまま長崎県庁を右に見て道なりに進む
右手に夢彩都 その先に三菱長崎造船所のジャイアント・カンチレバークレーンが見えている
コース上名物の1つだが、今回の試走ではコース上から全容を捉えるのはここだけだった

前半の平地エリアで海辺を並走するのは、下関海響マラソンに似ている。
そして、ここまでが天国という点もよく似ている^^)

突き当たりを左折 すぐ「税関前」交差点を右折して「出島海岸通」へ
ここからは野母崎方面へひたすら道なり
水辺の森公園を過ぎるところで、初めて遠くに女神大橋が見える

自分の足で走ったら「ちょっと長いな」と感じるであろうトンネルをくぐると、大きく「女神大橋」が見えてくる

女神大橋道路をくぐり直進
「小が倉」交差点あたりで折り返した先が[10km地点]
今きた国道499号を戻り、今度は女神大橋方面へ右折

これはムリ!
車のハンドルを握っているのに、僕は坂道にツッコむ
橋に向かう勾配がキツくて長すぎる。右左へとカーブしながら。

ここだけはクルマで走りたい^^;)
本番では意地を張らず、ここだけは歩こう。そうしないと足が終わってしまう。

きっと、ここまでとここから先は「全く別のレース」になるだろう。下関海響マラソン後半のように。


休憩所に入りカーナビ目的地に「神の島公園」をセット

看板によると「高架下(階段)歩行者通行できます。」とあった

「女神大橋折り返し」「新戸町折り返し」により、女神大橋の上は合計3回走る
風が強い日だと、ちょっと大変かも


橋上の1.5往復が終わると左に折れて、海抜0mまで一気に下る

「こんなに下らなくていいのに」と想っていたら、その後に恐怖の上りが待つ

「神の島折り返し」
神の島公園への上りは勾配が最もきつく狭い。まさに山岳レース。この道幅で(下りの人と)折り返せるのか? ここは気持ちが折れそう
ここは、今からでもなんとかした方がいいと想う
(この時は42.195km断念を知らない)

この後「新西工場折り返し」「金水トンネル口折り返し」と折り返しが続く

マラソンの定義は「公道を42.195km走る競技」
河川敷や競技場内を周回するコースはマラソンには当たらない。
公道は地域住民の生活道路であり、救急・消化などのルート。従って、封鎖できる道路は限られるし、封鎖できたとしても時間帯が限られる。

各地のマラソン大会は「限られた封鎖できるエリア」内で、いかに42.195kmを削り出すかに四苦八苦する。

ご案内の通り「長崎は坂の町、平地が少ない」ため、ご多分に漏れず折り返しが多くなる。


「木鉢トンネル」を抜けると、さらに小刻みなアップダウン

「ドック上」バス停の辺りでは右手にたくさんのクレーンが見える
ここで「旅マラソンランナー」の多くが写真を撮るだろう
クレーンが見えるのは一瞬。「ここが絶好の撮影スポット」と呼べる所はなかった


三菱重工を過ぎると道が下り始めて、あとはゴールまで平地エリア

三菱重工がラストスパートの目印
大会当日はスリーダイヤモンドが女神に見えるに違いない^^)

Mhi

「餡の浦」右折後、右手に見えるのがジャイアント・カンチレバークレーンか

ここからは長崎港に沿った平地コース
風の強さは不明だが、沿道の応援があれば楽しいエリアとなるはず

やがて、右手の川向こうに長崎スタジアムシティが見えてくる。
V・ファーレン長崎サポーター・ランナーは勇気が沸くだろう
できれば、このあたりで「V-ROAD」が鳴るようセトリを組んでこよう


「稲佐橋」を渡り左折、右手にPeace Stadiumを見ながら、あとは元来た道を松山まで戻りゴール


「記録より記憶に残る海響のドラマ」は下関海響マラソンのキャッチコピー。
実際に走った人じゃないと、その本当の意味はわからないだろう。
沿道応援の暖かさがあれば「長崎平和マラソン」も記憶に残る大会になる・・・
この時はそう想っていた。

この原稿を書いている2025年4月中旬時点では被爆80周年事業「長崎平和マラソン2025(ハーフマラソン)」の概要は発表されていない。

ど素人!マラソン講座

ハピアリ・ピースタこけら落としに参戦するピース旅日記(もくじ)

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2025年2月28日 (金)

東京マラソン2025EXPO お目当ての品がお安くてラッキーした

今年も開催日初日に東京マラソンEXPOに行ってきました。
スポーツボランティアのユニフォーム一式を受け取るためです。

僕がスポーツボランティア・デビューしたのは2007年の「第1回東京マラソン」
その時のボランティア受付会場は東京ドームでした。
第2回以降は東京ビッグサイトに場所を移し現在に至っています。

2023年のEXPOは外国人で溢れていました。
会場からあふれ出てくる外国人
椅子じゃないところで座っている外国人
EXPO会場の中も外国人・・・

その理由はコロナ。
2020、2021年大会が開催されなかったこと、2022年は外国からの渡航制限があったこと。都合3大会が開催されなかったため、2020年の出走権を留保していた方が大挙して訪れた。
アボット・ワールドマラソンメジャーズ~東京・ボストン・ロンドン・ベルリン・シカゴ・NYCの6大マラソンを制限時間内に完走するともらえる Six Starメダルを求めて・・・

と想っていたら、つづく2024年大会のEXPOも外国人一色でした。
「2020年出走権の持ち越しが2024大会で終わり、2025年大会では外国人は減るのだろうか」

と想っていたら、2025年EXPOも外国人一色で溢れていました。
初日は平日の木曜日。日本人は働いている。
従って、日中は外国人比率が上がる?のかも知れません。
大会後に公表される外国人参加者数に注目したいと想います。

2023年 11,730人(30.7%)
2024年 13,535人(36.9%)←増えてる

去年からそうでしたが、地べたに座り込んでいる人はいませんでした。
ただ、帰り際タリーズの横を通った時、テラス席を占拠する外国人のテーブルにタリーズのコーヒーは見かけませんでした。


これまで、ボランティア受付はEXPO会場「南展示棟」の1Fでした。
今年から向かって左側の会議棟(1F)に移りました。
まず初めにボランティア受付。僕が担当するエリアユニフォームは黄色ですが、今年は淡い黄色でステキ。思わず普段使いしそう(しないけど)


ウエアをリュックに詰め込むと、南展示棟のEXPO会場へ。
これほどまでに、マラソングッズが集結する場所は他にないので、ランナーにはたまらない催し。
いつもは当てもなく見て回って何も買わずに帰るのですが、今年はお目当てがありました。

南展示棟にはいると最初に4階まで上がり、そのフロアは公式スポンサーのブースが並び、最も広いのはアシックス。
僕は毎年アシックスブースが楽しみなのですが、ここ数年入れた試しがありません。最後に入れたのは2017年。
2023年は1時間待ち、2024年は45分待ちでした。
さて今年はどうかというと、巨大スクリーンに「120分待ち」の文字。すぐに諦めて一般出展社ブースがある1階へ。

お目当てはVENEX
VENEXのEXPO出展は今年が2度めらしいが、去年の今頃はまだVENEXを知らなかった。
去年4月、ヨドバシ店員さんに「VENEXは他とは全然違いますよ」と言われて買って以来ファンになり、今ではほぼ全身VENEXで暮らしている。


入口でもらった地図を頼りに G-34 ベネクス を探すと 奥のほうにあったブースは小ぶりな造り。日頃からこまめにウェブサイトをチェックしているので、特に目新しい製品はなかったのですが、なにせVENEXスタッフと話せる貴重な機会。
そこで、数ヶ月前から「お気に入り」に入れているレッグコンフォートについて(あまり知らない振りをして)聴いてみました^^)
スタッフの方は、僕が買うとも言っていないのに、梱包を開封して中身を触らせてくれました。
(足に履くわけにいかないので)「試しに手に通してみて」と言われて通そうと袖をまくったらVENEXの手首リカバリーサポーターが「こんにちは」と顔を出して2人で笑いました。
せっかくの機会なので、今日ここで買おうと決めてお会計へ。
なんと、公式サイトやヨドバシ.comで売っている通常価格よりお安く買えました。
これまでEXPOでは大会公式グッズしか買ったことがなかったので、ここでは出展社の製品がお買い得ということを知らなかったのです。

幸せな気分でVENEXブースを後にすると、これも目を付けていたadidasブース(G-02)
箱根駅伝で青山学院の選手が履いていた"8万円の厚底"アディゼロ アディオス Pro EVO1を履いてみたかったのですが、10人ほど並んでいたので諦めました (僕の行列閾値は2人まで^^)

さらに歩いて行くと「厚底専用靴下」というコピーが目に入りました。これを考えた人はエライ。ナイス・コピーです。
メーカーは磁気ネックレスで定評があるコラントッテ(G-08)
社名は肩が"凝らんとって"に因んでいるそうです(2016年に調べました)
結論からいうと「黒」と「黄色」2足買いました(笑)
どっちにしよう?いきなり2足買いはちょっとな・・と迷っていたら「2足買うと500円引きです」と言われたのです。もともとお安くなっていて、2足買ってもほどほど価格でした。


この日は大会当日と同じ服装を試したのですが、かなり暑かったです。
本番では1stレイヤーを"暖かくない"ものに替えようと想いました。
東京マラソン2025は 3月2日(日) 9:10号砲
ランナーの皆さんにとって、あまり暑過ぎない好天のレースになることをお祈りしています。
今年もゴール地点でお待ちしています。

東京マラソン講座

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2025年2月24日 (月)

ちょっと詳しすぎる東京マラソンの歴史 2020年~2026年

■2020年3月1日
第14回
参加費を初めて大幅値上げ 10,000円→16,200円
都民エントリー枠(1,000人)創設 MGCファイナルチャレンジ開催 フジテレビがFODで無料配信
初めて(一般の部)大会中止 参加費返金なし 出場者に2021年大会出走権付与
MGCファイナルのみ開催 大迫傑が日本記録更新(2時間5分29秒)
沿道の観衆は前回の69万人から72,000人に減った
新型コロナウイルス感染症の影響により全国のマラソン大会で初めて中止を発表。これ以降、各地のマラソンはすべて中止または延期された

2020年9月1日
TOKYO MARATHON MUSEUMオープン
住所:東京都江東区有明 アリakeフロンティアビルB1


■2021年
第15回
都民枠創設
コロナ禍が続いており、初めて募集開始が遅延した
3月開催→10月に7ヶ月延期
10月開催→さらに5ヶ月延期
2020年につづいて2021年も開催なし
東京マラソン2020出場予定者には第15回大会の出走権付与


■2022年3月
第15回
3年ぶり、コロナ禍で初開催
2度延期されていた東京マラソン2021(第15回)を2022年3月に開催
マラソンの回数の数え方

・コロナ対策
定員38,000人→25,000人に絞る
65歳以上の参加自粛を求め参加費返金、翌年以降出走権付与
2020年大会出場予定者に出走権付与(エントリーと参加費は必要)
参加者には「72時間前までにPCR検査で陰性証明」「体調管理アプリでの報告」が義務づけられた
ナンバーカード末尾1桁で給水テーブルを分けた

・2度めのコース変更
都庁をスタートして右折が左折となり、上野広小路折り返し新設。その分、品川折り返しが手前になった。折り返しが1つ増えたことでタイム的には後退
レースでは上野広小路折り返しに向かって左折する交差点で(折り返しには入らず右折する)先導車につられて先頭集団がコースを間違えた
エリウド・キプチョゲが初参加して優勝


■2023年
第16回
定員37,500人
参加費23,300円
海外からの渡航緩和により、出走権留保していた外国人11,730人が参加(全体の30.7%)
アボット・ワールドマラソンメジャーズ(世界6大マラソン)でラスト1大会に東京を残していたランナーが Six star メダルを求めて詰めかけた

2023年5月8日
新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行


■2024年
第17回
定員37,500人
参加費は旧水準の16,500円に戻った
荷物預かりが有料化(1,000円)
コロナ禍による権利移行の最終回。前回につづき多くの外国人13,535人が参加(36.9% 過去最多)


■2025年3月2日
第18回
概要は前回どおり


■2026年
第19回
2025年1月22日
参加費値上げを発表 16,500円→19,800円
2025年8月15日
一般応募開始


僕は東京マラソンが始まることを報道で知ってマラソンを始め、第1回の出走権抽選に外れたことでスポーツボランティアを知ることができた^^)
この2つのライフワークを手に入れたのは、この大会を育ててくださったすべての皆さま。そして生みの親として実現にこぎつけた、2022年2月 浄土に還られた石原慎太郎さんのお陰だ。その感謝の気持ちは2003年からずっと薄れることはない。


東京マラソン2025に出場するランナーのご家族、知人友人の皆さん、ぜひ沿道の応援に行かれてください。
ランナーはとても喜びます。
ただ、応援に行くことは事前に本人に伝えてください。
「どうせ誰も応援に来ないから」と 突拍子もない仮装をして走っていたら、お互い、とても気まずいです^^;)

*後日「東京マラソンスポーツボランティアの歴史」を掲載します。またのお越しをお待ちしています!

東京マラソン講座

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2025年2月23日 (日)

ちょっと詳しすぎる東京マラソンの歴史 2011年~2019年

2010年4月に設立された日本発のマラソン運営法人「東京マラソン財団」は 2011年以降の東京マラソンを主催している。

直近のニュースでは2024年末、東京マラソン財団が「長崎ミュージックマラソン(仮称)」をプロデュースすることが公表されている。
同財団が新規大会事業に携わる最初のケースであり、今後、注目したい。


■2011年2月27日(2月第4日曜)
第5回より東京マラソン財団が主催
初めてチャリティ出場枠を設けた(2009年3月石原慎太郎都知事が言及していた)
10万円以上の寄付をすると出場権が付与される
1,000人の募集枠に対して(10kmの部を含む)707人が出走
当時市民ランナーだった川内優輝(埼玉陸協)が2時間8分37秒で日本人最高の3位。世界選手権代表に内定

※2011年秋に大阪マラソン、神戸マラソン 2012年春に名古屋ウィメンズマラソンが始まり東京に追随した

2012年1月24日
ドーピングのため2011年(第5回)大会の女子優勝記録を取り消した
タチアナ・アリャソワ(1位取消)樋口紀子(2位→1位)


■2012年2月26日
第6回開催 ONE TOKYO創設1年め
ONE TOKYOプレミアムメンバー枠3,000人、エリート枠100人を設け、チャリティ出場枠は1,000人→3,000人に増員。定員は32,000人→35,500人に増えた

*この頃、東京スカイツリーが(2011年12月に)落成した墨田区が、東京マラソン・コース変更の誘致をしていた


■2013年2月24日
第7回開催 チャリティ・サポートシステム導入
アボット・ワールドマラソンメジャーズに参加 世界6大マラソンとなる
チャリティ枠3,000人
併催競技を含めた総出場枠35,500人
定員35,500人に対して303,450人が応募。初めて倍率が10倍を超えた
スターターは猪瀬直樹 都知事が初めて務めた


■2014年2月23日
第8回
毎回何らかの変更があったが、初めて大会概要に変更がなかった

■2015年2月22日
第9回
警備強化の一環としてスタート会場へのスプレー缶、ペットボトルの持ち込みが制限された
チャリティ・サポートシステムがチャリティランナー(ファンドレイザー)という名前に変わった

■2016年2月28日
第10回
初期コースで10回めの開催
第1回から使われていた大会ロゴを変更

アボット・ワールドマラソンメジャーズ6大会完走者にSix Star メダル付与が始まる
1回限りの定員1,000人増員(36,500人)
チャリティランナーが初めて定員に達した


■2017年2月26日
第11回 初めてのコース変更 ゴールが皇居前/東京駅となった
東京スカイツリーが竣工してコース誘致していた墨田区が組み入れられた
これで「東京タワー」と「東京スカイツリー」という東京の二大電波塔を背景にしたランナー写真が撮れるようになった。all sportsの皆さんは喜んだことだろう
旧コース終盤の臨海エリアにあった大きなアップダウンがなくなり「高速コース」を謳い始めた
東京マラソン2017大会記念テディベアを予約販売した
仮装して走る2度目の東京マラソン(ブログ目次)


■2018年2月25日
第12回
設楽悠太が日本記録更新(2時間6分11秒)
2017年7月発売 「ナイキの厚底」時代となってからの初回大会


■2019年3月3日(3月第1日曜)
第13回
従前の2月第4日曜(2月24日)に今上天皇「在位30年記念式典」が国立劇場で開催されること。2020年から2月23日が天皇誕生日となることから3月第1日曜に移動
定員35,500人→37,500人
参加費10,000円→10,800円
東京ビッグサイトが東京2020前の閉鎖により、受付はお台場青海地区NOP区画で行われた
冷たい雨のレースとなり、出場した大迫傑が途中棄権した

つづく

東京マラソン講座

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2025年2月22日 (土)

ちょっと詳しすぎる東京マラソンの歴史 2003年~2010年

今年もやってきました 東京マラソン2025

参加するランナーの皆さん、おめでとうございます。
好天と好レースを祈ります。
ご家族、知人友人の皆さん、ぜひ沿道の応援に行ってください。
地下鉄を乗り継いでランナーを追いかけて、滅多に行かないお店で買い物をしたり、人気のスイーツを食べるのは楽しいですよ。

そんな、皆さんに今日は「東京マラソンの歴史」をお送りします。
これは、第1回からボランティア、ランナー、一般人として東京マラソンに関心を持ち続けた僕のメモなので、ちょっと詳しすぎるかも知れませんが、ご笑覧いただければ幸いです。


【東京マラソンの歴史】

2003年11月14日
石原慎太郎都知事が東京マラソン構想を記者会見で発表
*第1回大会の3年3ヶ月前

2004年4月
東京都と日本陸連が協議を始めた
東京マラソン事務局事業部長の早崎道晴氏が自転車で都内の道路を走り、コースを煮詰めていった。
当時 レインボウブリッジもコースに入れることが検討されたが、高低差が大きくなること、横風が強いことにより外された。

*参考文献「東京マラソンの舞台裏」枻出版社

2005年12月12日
第一回開催日を正式決定「制限時間7時間」「定員3万人」「コース」を公表
*当時、河川敷の大会「荒川市民マラソン(現 板橋Cityマラソン)」が7時間制限だったが、公道で7時間制限は日本初

2006年4月10日
開催要項発表


■2007年2月18日(2月第3日曜)
第一回開催 日本のマラソンブームはここから始まった
開催日程は人気大会「青梅マラソン(30kmレース)」に重ならぬよう配慮された
ランナーの事前受付会場は東京ドーム(この1度きり)
第1回から25,000人が走った大会は世界初
日本初1万円の参加費に驚いたが、それでも定員の3倍を超える77,000人が応募
スタート前に強い雨が降り、ボランティアはびしょ濡れ。ランナーは急遽配布されたポンチョ(東京メトロ提供)を付けてスタート。ただ、このポンチョはロゴとかぶってゼッケンが見えなかった。この大会はall sportsの写真が売れなかったと推察する
スターターは石原慎太郎都知事が努めた

Tokyo2007s
東京マラソンは「東京国際マラソン」と「東京シティロードレース」を収斂した大会であり、それぞれの放映権を持っていたニッテレ・フジテレビが、大会毎交互放映権を持つ。初回はフジテレビが生中継した

東京マラソンに1万人を超えるスポーツボランティアが参加したことから、2007年は「スポーツボランティア元年」と呼ばれている。
*「東京マラソンスポーツボランティアの歴史」を後日別に掲載します!


■2008年2月17日(2月第3日曜)
第二回開催 130,062人が応募 定員より多い27,500人に当選を出した
出走は26,672人
ランナー受付会場は東京ビッグサイト
東京都がおこなう「緑の東京募金」に協賛して「東京マラソングリーンプロジェクト」を初めて行った。完走者には緑のシューレース(靴紐)が配られた
初めてスタートからよく晴れた大会となった

2009年3月19日
石原都知事が定例会見で「多額の参加費を支払う人の別参加枠を 1,000人ほど設けて、参加費を超える部分をチャリティに使いたい」と発言
この構想は2011年大会でチャリティ枠として実施された


■2009年3月22日(3月第4日曜)
第三回開催 開催時期が3月終盤だったのは、この1回きり
募集定員が増えて30,000人となり、226,378人が応募した
応募者には状況報告メールが届いた
「東京マラソングリーンプロジェクト」にちなみ、参加者に届いた大会案内には大会スポンサーアシックス製緑の靴紐が同梱されていた
ランナー位置情報サービスを開始。応援者がランナーを追尾できる時代が始まった。
14時頃からは小雨模様 臨海エリアは沿道の応援も少なく走っていて寂しかった^^)
ブログ「東京マラソンを完走したい」


■2010年2月28日(2月第4日曜)
第四回開催 2度めの開催時期変更
募集定員が増えて32,000人となり、272,134人が応募
市民ランナーに対しても無作為でドーピング検査を実施

2010年4月23日
日本初のマラソン運営法人「東京マラソン財団」設立

つづく

東京マラソン講座

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2025年1月28日 (火)

「諫早・雲仙マラソン」が「長崎ミュージックマラソン」になった

2024年12月25日
トランスコスモススタジアム長崎において諫早市が「(仮称)長崎ミュージックマラソン」の記者発表を行った。
 
開催時期:2027年1月目標(あと2年)
コース:諫早市、雲仙市にまたがる42.195kmのコース
 
東京マラソン財団プロデュースの下、諫早市、雲仙市、長崎県陸上競技協会が準備を進める。
 
東京マラソン財団は、2007年に第1回を開催した東京マラソンを母体とする。
2010年4月23日に日本初のマラソン財団として設立された。
 
同財団は東京マラソンを運営している他、9月のTOKYO ROKUTAI(6耐) FES、10月の東京レガシーハーフマラソンなどを開催。
ただし、東京マラソン以外の42.195km大会を手がけるのは初めて、地方大会のプロデュースも初めて。
 
東京マラソン財団がその最初のマラソン展開に諫早・雲仙を選んだのか興味深いが、プレスリリースから読み解くことはできない。
 
 
■長崎県のマラソン(42.195km)
 
長崎県初めてのマラソン:長崎国際マラソンinハウステンボス佐世保(2011年 1回限りで終了)
長崎県本土初めてのマラソン:同上
 
2025年現在開催されているマラソン:五島つばきマラソン(2015年より)
 
長崎県初めての日本陸連公認マラソン:なし
 
 
■諫早・雲仙のマラソン(42.195km)時系列の記録
 
2018年1月29日
「諫早・雲仙マラソンを成功させる会」発起人会開催
諫早市高来町側から諫早湾干拓堤防道路を経て、雲仙市吾妻町などを走る大会として日本陸連公認取得をめざす
 
2020年1月
開催見通しとされていたが実現せず
 
2024年2月28日
定例市議会答弁で大久保潔重諫早市長が「大会開催を目指して取り組みを進める」考えを示した
諫早マラソン(仮称)
スタート・ゴール:トランスコスモススタジアム長崎
「諫早・雲仙マラソン」の概要を踏襲
 
2024年12月25日
大久保潔重諫早市長が「(仮称)長崎ミュージックマラソン」の記者発表
 
 
■「(仮称)長崎ミュージックマラソン」リリース概要
「音楽とランニングが紡ぐ、平和でかけがえのない一日…」
沿道での音楽による応援だけでなく、プロ演奏家の音楽フェスやアマチュア演奏者のオーディションなどを組み合わせた新しいスタイルの大会
国内外から約1万人の参加者を見込み、経済波及効果を約5億3000万円と試算
 
 
2025年秋に「被爆80年事業」として計画されていた長崎平和マラソンが頓挫(ハーフマラソン計画に縮小)したことで、これまで大会(仮称)に冠してきた「諫早」を「長崎」に格上げしたものと推察する。
 
特徴的なのは「直線約7.5キロの堤防道路」
往復で15kmが応援の少ない区間になる。
同様の前例には高速道路が16kmを占める横浜マラソンがあり、その区間は(人が住んでいないし立ち入り禁止なので)専らボランティアが応援を務める。
横浜マラソンの場合、残る26km区間に横浜繁華街・みなとみらいエリアという魅力的なコースがある。
 
 
この情報は「ランナーズonline」で1ヶ月遅れで知った。
リリースの限りで率直な感想を言うと「絶景の堤防を走ります、あまり応援はいません、沿道で音楽やっています」というのでは国内外から「旅マラソン」を誘致するのは厳しい。
まず1度実現にこぎつけて、クチコミとリピーターで育てていくというならば、よほどの手厚い支援体制(宿泊施設、沿道の応援、暖かいボランティア)を用意しなければならない。
 
「東京マラソン財団の関与」「音楽とランニングの融合」その目新しさに興味を惹かれる。
長崎県(特に本土)の大会は、ここまでいい話しがなかっただけに、やるからには今度こそ成功を祈る。
 
これからの2年間、特別な関心をもって追いかけていきたい。

ど素人!マラソン講座

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2025年1月17日 (金)

未就学児の親子が新春の国立競技場 42.195mを駆け抜ける! 新宿シティハーフマラソンのひよこ

これは過酷なレースと言うのだろうか
500人の子ども達の年齢は0歳から6歳までばらけているので、その体力にも拠るだろう。
 
1月の最終日曜日、国立競技場のトラック 42.195mを未就学児とその保護者 500組が駆け抜ける。
 
制限時間はない。タイム計測もない
僕はこの大会を知って以来、1度その競技を見てみたいと想っていた。
 
その競技名は「ひよこ」
新宿区が主催して例年1月最終日曜に開催している「新宿シティハーフマラソン」の1競技として行われている。
 
コースは国立競技場の陸上トトラック 42.195m
陸上アスリートのみならず、ランナーならば誰もが1度は走ってみたい国立のトラック。
この大会はかつて神宮球場で行われており、2023年の第20回大会から会場を国立競技場に移した。
従ってハーフマラソンに出場するランナーや未就学児たちが国立のトラックを走れるようになって今年で3回目となる。
 
そこを未就学児と保護者が駆け抜ける
レギュレーションでは、参加資格は「未就学児と18歳以上のその保護者」が2人1組で走る。
未就学児といえば 0歳から6歳だが、実際にこの距離を走れるのは2歳くらいからだろうか。
「Google先生」によると、ひよこを「2歳児と走ってきた」というブログがみつかった。
 
定員:500組
参加費:1,000円
 
人気競技であり、去年より定員が100組増えた
出走するランナーは「当日変更」できる(箱根駅伝かっ)
このあたりの駆け引きも見どころのひとつか
 
【シーン1】
タロウ君「やっぱ、走るのやだ」
ケイコちゃん「じゃ私が走る」
父さん「しかたないな、じゃ当日変更だ!」
 
【シーン2】
父さん「明日なんだけど、急に仕事が入っちゃった」
母さん「あなたっていつもそうよね」
ケイコちゃん「え゛~走れないのぉ やだ~(泣)」
母さん「仕方ないわね、運動靴あったかな」
父さん「今度、なんでも好きなもの買ってあげるよ」
母さん ニッコリ(*^_^*)
 
【シーン3】
タロウ君「やっぱり、僕が走りたい」
ケイコちゃん「やだもん」
父さん「じゃ、2人で千駄ヶ谷から国立のDゲートまで競走だ」
(その方が遠い)
 
壮絶な駆け引きが予想される・・(妄想です)
 
 
■第22回大会 時系列の記録
 
2024年9月2日~10月18日
エントリー期間 先着順
 
2025年1月26日(日)12:50-13:20
ひよこ競技開催
 
僕がたまたまそうなのかも知れないが、過去この大会では雨に遭ったことがない。
今年も500組のご家族と大会運営者のために、ほどよく暖かい日差しをお願いしたい。

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2024年12月27日 (金)

長崎平和マラソンはフル断念→ハーフ開催 冠スポンサーがいれば・・

故郷の「長崎平和マラソン」をマラソン引退レースにする
ここ数年「最近走ってますか」の問いに対して言い続けていた目標が消えた。
 
2024年12月2日
鈴木史朗 長崎市長が定例市議会で「長崎平和マラソン」をハーフマラソンで開催する見通しを表明した。

■ハーフマラソンで開催する理由
・来年(2025年)度は「ながさきピース文化祭」など市内行事が多い
・他県のフルマラソン大会との兼ね合いもあり日程調整が難しい
・物価高騰の影響で開催費用が膨らむ
同日、長崎市はホームページで以下のように記している。
 
■フル→ハーフにする理由
(長崎市HPから抜粋)
 フルマラソンとしない理由
・近年、出島メッセ長崎や長崎スタジアムシティの開業など、施設面での環境が整ってきた(平和の発信機会が増えた)
・物価高騰などによる開催経費の増が避けられない
 
ハーフマラソンにする理由
・開催日程の設定に制限を受けにくい
・経費もフルマラソンの場合に比べ大幅に抑制できる
 
 
発表内容を何度か読み返したが、字面だけでは意図を汲むのは難しい。
僕の推測で率直に言い表すと、以下のようになる。
 
・コロナ禍以降、ランナー人口が減りマラソン(42.195km)参加者が減っている
 スポーツボランティア人口も減っており、有償で人員を雇う比率が増している
・2020年の試算に対して、物価高・人手不足により経費が上振れした
・11月に"人気大会"はないが、すべての週に他県のマラソン大会がある
  ↓↓
かかる費用に見合う参加者が見込めない(大会の黒字化は難しい)
 
 
長崎平和マラソンは当初の2020年大会時、参加料 10,000円を集めた。
これは、延期により参加者に全額返金された。
コロナ禍により当年2月に東京マラソンが中止して以降、全国すべての大会が開催を取りやめたが「延期」という言葉を使ったのと、参加料を全額返金したのは「長崎平和マラソン」が先駆けとなった。
 
2020年大会時の定員は「ファンランと合わせて10,000人」
恐らく、2025年開催で42.195km種目を募集しても定員到達がやっとだと想う。
先日、試走した実感として走路幅の兼ね合いから、これ以上の定員増は難しい。
人数が増やせないなら単価を上げてとなるが(2020年に発表された)現状コースで 10,000円からの値上げは難しい。
 
*参考
2024年3月初開催「ふくい桜マラソン大迫傑プロデュース)」は定員13,000人 参加料14,000円
 
先日「ピース旅」で長崎市へ旅した際、2020年に公表されていた「長崎平和マラソン」のコース42.195kmを走って来た。後日、コース・レビューをお届けしたい。
ピース旅もくじ
 
 
経費が増える&収入が減る
ならば、大都市の人気大会のように冠スポンサーがお金を補填してくれるといいのだが、地方大会に大きい冠スポンサーが付くことは考えづらい。
 
一方、長崎市にはハーフマラソンの「長崎ベイサイドマラソン」があり、1995年以降 実績を積んでいる。
公道を封鎖するランニング大会の場合に不可欠となる 住民・警察・消防の協力も得やすいところだ。
 
 
■2025年の開催について
(長崎市の公表から抜粋)
・平和をテーマとするハーフマラソンを被爆80周年記念事業として位置付けて、平和に関する内容をより充実させて開催したい
・開催日程やコース設定等の具体的な実施計画につきましては、現在、関係機関と調整している
 
 
今後「42.195km開催」があるとすれば、大きな冠スポンサーがつき、長崎にランニング機運が高まること。
 
夢はまだ諦めない
ピースタでスタート・ゴール、着替えはスタンド。帰りに美々すしを食べて帰るというイメージはできている^^)

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2024年11月23日 (土)

今年もTHE NORTH FACEのウエアが着られる 湘南国際マラソン

2024年12月1日(日)
第19回湘南国際マラソン(以下「湘南」)が開催される。
 
コロナ禍による中止(2020年、2021年)が明けて3度目。
世界初「マイボトル給水システム」を導入して3度めとなる。
 
 
■マイボトルのルール
2022年
400ml容量のマイボトルを満水にしてスタート
 
2023年
必ず水分200ml以上が入ったマイボトルを携帯してスタート
 
2024年
必ず水分 200ml 以上が入ったマイボトルを携帯してスタート
 
 
選手村仲間チームでは2022年よりチーム参加しており、今回は3度め。
前回の2023年大会では、このマイボトル給水ポイントにアサインされた。
 
給水ポイントは200mおき200か所(蛇口3,500)
給水・給食(以下、エイド)が比較的多い「横浜マラソン」で18か所だから、いかにその数が多いかわかる。
 
 
一般的なマラソンでは、エイドにはテーブルの上に水が入った紙コップが並べられていて、ランナーはそれをかっさらって取り、飲み終えるとマナーのいい人は設置されたゴミ箱へ、そうでない人はそのあたりに紙コップを投げ捨てていく。
何処にどう捨てようが捨てることには変わりなく、それらはゴミになる。
 
「マイボトル給水システム」を導入した初年度は8,000kgのゴミ削減に成功した。
*第18回湘南国際マラソンボランティア案内ハガキより
 
200か所設置される給水ポイントには、水が入ったタンクが並んでおり、ランナーはタンクの蛇口を捻ってマイボトルに自分で注ぐ。
 
一般のマラソン・ボランティアは、紙コップに水を入れて並べ、ゴミを集め・・という仕事をするが、湘南ではそういった仕事はない。
時折、ランナーが落としたゴミを拾う程度。あとは空になりそうなボトルの交換。
あまりすることがないので、専ら応援と「このエイドには何があるか」の案内をしていた。
 
ランナーの進行方向からみて手前に(透明の)リターナブルボトルに入った水
その先にTHE NORTH FACEロゴ入りのステンレスジャグ。そこにはスペシャルドリンク。
スペシャルドリンクはエイドによって種類が異なり、行ってみてのお楽しみ。
去年の活動では「カルピス**味ありますよ~」と呼び込みをした。
 
 
【第19回湘南国際マラソンの基本情報】
開催日:2024年12月1日(日)
制限時間:6時間30分
スタート:9時0分
定員:19,500人
参加費:15,000円
スペシャルスポンサー:THE NORTH FACE
 
かつては猫の目のように開催時期、コース、要項が変わっていた湘南だが、今回の要項は前回とまったく同じ。
 
今年もTHE NORTH FACEのジャケットを着られるのは嬉しい。
できれば「今年は持ち帰っていいですよ」と言ってくれればなお嬉しいが、そうはいかないだろう^^)
 
20度を超えるとランナーには厳しい。10度に近いと沿道の応援者に厳しい。
スタート時11度、最高気温16度あたりが、マラソンのベスト気温だと想う。
当日は好天、ほどよく低い気温(15度程度)となることを祈りたい。

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