ど素人タイヤ交換記録 たどり着いたフジタイヤ
調査開始から4年。
いよいよ前輪の減り具合が進んできた。
定期点検では「まだ車検が通らないレベルではないですが、そろそろですね」と指摘を受けるようになった。
5%→8%の増税前。
ディーラー、ショップを廻ってしらべる。
久留米で生まれたBRIDGESTONEが、今や世界一のタイヤメーカーであることはビジネス番組や新聞で知っている。
できれば石橋タイヤを買いたい。
1度入ってみたかった「タイヤ館」に足を運び、見積もりをとる。
だが、頭に描いている予算とはかけ離れていた。
いいモノは高いのである。
国産タイヤならば、あらゆる選択肢は排していなかったのだが、結果的にかつて仲間が教えてくれた「DIREZZA」「Sドライブ」が"唯二"の候補だった。
ここで、頭をよぎったのはエコポイントが終わる時の考察だ。
エコポイントが終了する時、家電品の駆け込み需要が起きた。
国からお金が戻ってくるならば、いつか買い換えるモノならば、今買った方が得。
買い換えの出費は一時的にみれば「損」だが、いずれ買い換えるならば目の前の「得」を見逃す手はない。
「損して得取れ」という心理が働いたのである。
だが、まだ使えるモノには残価値がある。
わかりやすい数字で例えよう。
12万円で買った冷蔵庫が12年使えるとする。
まだ9年しか使っていないが、エコポイントが終わる前に買い換えると1万円が戻ってくるとしよう。
この時、この冷蔵庫にはまだ3万円の価値が残っている。
3万円を捨てて、1万円を取る。
これでは「得して損取れ」である。
増税前の3月中に6万円出してタイヤ交換すれば、増税後の4月以降に換えるのと比べて3%分、1,800円の得になる。
いや違うな。
今のタイヤはまだ使える。
それも、新車時に着いていた高品質タイヤである。
今度換えるタイヤのグレードはそれよりは落ちる。
増税後の価格についてはどうか。
確かに税金は3%上がる。
だが、本体価格は下がるかも知れない。
増税後は消費が冷え込み、その打開策が必要になる。
ボーナス商戦、決算時期にはもっと売りたい。
いろいろな思惑で価格は常に動いているのだ。
そうして見送った3月。
その判断は誤っていなかった。
その後も続けていた調査により、タイヤ業者は2社(以下A社、B社)に絞られた。
いつもお世話になっているディーラーさんに儲けさせてあげたい気持ちはやまやまだが、価格差が大きすぎた。
まずはA社に見積もりをとる。
仲間から、ここはヨコハマタイヤが安いという評判を聞いていたからだ。
確かに安い。
ここまでしらべてきたなかで最安値だ。
ただし、クジレットカードが使えない。
ウェブページの内容、メールのやりとりを見ていると、大変売れていて大忙しなのがうかがえる。
特段、非礼なわけではない。丁寧さが過剰ではないというだけだ。
消費者としては、安くてよいサービスを受けられれば、こんなにありがたいことはない。
これ以上安いことはないだろうと思いながら、念のためにB社のウェブサイトも覗いてみる。
近藤真彦をCMに起用している有名なチェーン店だ。
すると、Sドライブのセール中^^;)
A社よりもさらに安かった。
クレジットカードも使えるし。
以下はタイヤ交換までの記録。
B社ことフジタイヤ(フジコーポレーション)のウェブサイトからSドライブ(前輪用2本、後輪用2本)を注文する。
通販サイトだが、取り付けも希望できるので、最寄りの店を指定。
工賃、廃タイヤ処理料は概算が書かれている。
支払い方法はクレジットカードを指定。
ここでは商品の注文を確定させるのみ。
工賃などは確定していない。
数時間後、取り付けを希望した店舗から確認メールが届く。
そこには、在庫状況、その後の流れが記されている。
翌日、フジタイヤから確認の電話がかかってきた。
ここでわかるのは
1,いつ頃タイヤが店に届き、いつから作業が可能か
2,工賃、廃タイヤ処理料を含めた総額
工賃、廃タイヤ処理料もクレジット決済に含めることができる。
取り付け作業は日時予約制ではなく、納期以降の都合のよい日を目安で伝える。
平日は行けないので、次の週末を希望日として伝えた。
電話を切った後、とても楽しい気分になっていた。
それはメールを読んだ時から感じ始めていたことだ。
フジタイヤは値段が安く懐が温かいうえ、接客態度も温かいのである。
これまで、カー用品店の印象は「素人を小馬鹿にした人たちが待っている店」だった。
店内には十分な店員が配置されておらず、彼らはいつも忙しそう。
クルマに詳しくないど素人は下に出なければ、詳細な情報は教えてもらえない。
どうやら、フジタイヤは違うようだ。
一週間後に控えた、交換の日を楽しみに待った。
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